亡き岸井理事長の願いを胸に、宮脇先生と300名の“森とも”と一緒に、山と心に木を植えました
5月19日、栃木県日光市足尾町松木沢は雨が心配されましたが、参加される“森とも”の皆さんの未来のいのちを育む木々を植えたい情熱を受けて、快晴に恵まれました。
今回の植樹祭は、➀植樹祭はしばらく休養していく、②“森とも”の皆さんと、希望の松明を掲げて天空の森へと旅立つ岸井理事長を見送る③最高顧問である宮脇昭先生にいのちを育む森が成長している姿を見ていただく④地球温暖化にブレーキをかけるために、昼食は地産地消の食材で食器などはレンタルにして、大量生産大量消費型の暮らしを見直すきっかけとしてもらいたいというコンセプトのもと、開催をしました。
8時に集合した森びと関係者と森びとインストラクターは、北は北海道・南は沖縄から集まる300名以上の皆さんを万全の体制で受け入れるために打ち合わせをしました。
9時過ぎから参加者の受付を開始し、参加者の皆さんは植樹会場の「民集の杜」へと向かっていただきました。2つのブロックに分かれた皆さんは、森びとインストラクターから植樹のアドバイスを受けて、20種類3,550本の苗木にいのちを吹き込んでくれました。
穴を掘り、ビニールポットから苗木を丁寧に外し、「大きく成長してほしい」と願いを込めて、丁寧に植えていただき、笹竹を支柱にして根が動かないように紐で結びました。乾燥防止・下草の成長抑制・苗木の栄養等になるマルチングは杉の樹皮と籾殻をバケツリレーして行いました。
植樹後は、若葉の輝きやウグイスなどの鳥の囀りなどを五感で2014年~16年に植樹をした苗木の生長を感じていただきました。
昼食は、済賀東京事務所事務長を中心としたチームが心を込めて作ってくれた地元のタケノコを使った汁と、白玉ぜんざいを食べて、「森ともの集い」がスタートしました。今回の「トーク&トーク」では、少子高齢化社会と地球温暖化対策、若者たちと地球温暖化、そして市民の暮らしと地球温暖化についてをテーマとして話をしました。
宮脇先生からは力強いメッセージをいただき、未来のいのちを育む木々を育てる歩みを止めてはいけないと、強く感じました。
最後に、全員で記念撮影を撮り、帰路につきました。事故や怪我もなく「第37回「足尾・ふるさとの森づくり」を森びと関係者と参加者の皆さんで大成功させていただきました。参加者の皆さん、本当にありがとうございました。また、1月よりこの日のために準備をして下さったスタッフの皆さん、お疲れ様でした。(報告:事務局・小林敬)
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