“森とも”の「恩送り」に加勢してくれる草木たちに感謝です
2017年も残すところ後4日となった。一般的には本日が仕事納めとなるが、該当者は限られている。今日、加賀スタッフと柳澤スタッフ、橋倉スタッフは足尾に籾殻を運び入れている。来年の植樹祭に使うマルチング用である。お疲れ様です。
ペラペラと手帳をめくってみると、一年間に足尾の森づくりには森びとスタッフと森とも500名程が集ってくれている。600段もの階段を登り、標高約1千㍍の急斜地での補植、岩や石ころだらけの荒れ地を耕した地での植林、さらに、今年最後の植林は30~40㌢もある石ころだらけの荒れ地を耕して幼木を植えることができた。未来を考えることなく人間の欲を追い求めてきた結果、足尾の森をはげ山にしてしまった荒れ地に植えた幼木には植林ボランティアの様々な願いと想いが宿っている。
足尾の森びとスタッフはその願いと想いを裏切らないために今年は105日間もの育樹育苗作業を楽しんだ。言葉には出ないが、どういうわけか足尾の現場に立つとスタッフと小生は身体と心が安定する。
植えたばかりの幼木が生き生きしている姿を見ていると、植えたばかりの幼木が食害に遭ってその対策をした幼木を見ていると、ポットの幼木が草に負けている状態から解放し、たっぷりの水を撒いてやると、そしてこのような森作業に集う森びとスタッフや森ともたちとの会話が弾むと、何故か安定感が身に沁みる。何故だろう!人間の努力に樹木たちは加勢してくれるからなのか。
コメント