心をウキウキさせる足尾・松木沢の小さな森の秋の装い
昨日の足尾・松木沢は久しぶりの透きとおった青空が清々しい気持ちにしてくれました。
森びと広場に8時着くと、ツクツクボウシが鳴きはじめ、遠くでは雄鹿が雌を呼ぶ遠吠えしていました。秋がかけやしで向かってきている松木村跡地でした。
この時季の木々は冬眠に入る前の生長期、クヌギやコナラ等は一気に梢を伸ばしています。それを見ていると草と競争している今年植えた幼木たちにも元気を与えなければならないと、昨日は、昼食までに「臼沢の森」の今年最後の草刈りをしました。
思っていた通り、現場の苗木たちは見えなくなるほど草が伸びていました。早速、蜂に注意して作業開始。先月から森作業を手伝ってくれている福田修一さんは初めの現場でしたが、爽やかな風を身体に浸みこませながら慎重に草刈りをしてくれました。
午前中の作業を終えて下山してくると、2歳の子ギツネが虫たちを捕まえて、ランチしていました。私たちも昼食をとった後、午後は「松木の杜」の柵がめくれていたので獣が侵入していないかと追出しをかけましたが、獣はいませんでしたのでホッとしました。
その後は、南相馬市の森の防潮堤用の苗木を運び出す種と本数をチェックし、ポットの草を抜きました。
昨日の天気で臼沢の森の気の早い木々は葉に紅をつけていくことでしょう。栗の毬栗も日に日に大きくなり、色も変わり始めました。小さな森が“秋”に近づくと、何故か、心がウキウキしてきます。そんな秋晴れの森作業でした。ボランティアは松村宗、橋倉、小川、仁平、福原、福田修一、高橋でした。(報告 高橋佳夫)
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