自然と向き合う心構えを学んだ南相馬市の育苗作業
足尾の森作業の様子をブログで見ていると春が待ち遠しい“森とも”の気持ちが伝わってきます。南相馬市の桜の花は散り、間もなく葉サクラが満開になるようです。
全国から届けられた苗木を管理している雫浄化センター育苗場ではタンポポの花が足元で咲いていました。21日、「鎮魂復興市民植樹祭応援隊」3名は、11時から撒水作業と肥料散布、草ポットの草取りを行いました。
作業をしているとシャリンバイの細い幹や枝がナイフで切ったような鋭い跡を発見、その苗木には葉がありませんでした。多分、野ウサギの仕業ではないか、と私たちは感じました。
早速、獣害防止のために厳重にネットを張り、対策をしましたが、足尾の皆さんが獣害と向き合っていることの大切さを学ぶことができました。
全国の皆さんから届けられた願いを断ち切らないように、私たちは自然と向き合いたいと思います。10月には第5回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されます。この苗木がこの大地で大きく育ち、“新しいふるさと”の生活の基盤につながるように願った育苗作業でした。植樹祭でお会いできることを楽しみにしています。(報告 東城敏男)
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