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2016年10月の35件の記事

2016年10月12日 (水)

秋の夜は旬を味わい、自然の恵みに感謝する季節です

秋が訪れると、自然からの恵みへ感謝の気持ちが深くなる私です。 私は趣味で小さな農園で農作物を作っています。住まいが群馬県なので、周囲の農家は稲刈りが終わり、間もなく美味しい新米が食べられそうです。

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 私が育てているサトイモが大きく育ち、イモと茎も間もなく食べられます。家の周りにはゆずやザクロが実をつけ、この果物も間もなく食べられます。美味しい自然の恵みが家族で毎年食べられる秋ですから、この恵みに感謝する気持ちがいつもの通り、心から湧きあがります。

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 高い所のゆずは取れないので、それは鳥たちの餌になっているようです。田んぼに落ちた稲の籾も鳥や虫たちの餌になっています。サトイモの茎は「ズイキ」(茎の皮をむいて自然乾燥させたもの)にし保存します。捨てるところはありません。これからがとても楽しみです。

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 食べるということは人間以外の生きもの命を自分の命に代えることだと思っています。だから食べるときに「いただきます」と言うのではないでしょうか。新米や柿を食べていると、必ずと言ってよいほど“今年は日照時間が少なくて大変だったなあー”と、農作業を振り返る話になります。これらの話しは、人間労働に加勢してくれた草木への感謝ではないかと、この頃感じています。

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 食物自給率の低い日本では地産地消が叫ばれています。私もそのように思います。いくらでも地元で食料は作れるのに、わざわざ遠くから食料を運ぶには多くの化石燃料を燃やします。今年も世界各国で気候変動によって異常気象が暴れています。この原因のひとつは海水温度の上昇ですが、上昇は地球が温められているから起こるそうです。ですから、これ以上海水温度を暖めないようするためには、二酸化炭素排出の減少にかかっています。

 私たちは生きていくためには食べなければなりません。私も農家が作ってくれた新米を、両親と一緒に美味しく味わいたいと思っています。(事務局 岡部浩之)

初冬の駆け足を想いうかべて森作業

 昨日の朝(11日)、足尾・松木沢に向かうカーラジオから、「この秋一番の冷え込みです」と、気象予報士が伝えていました。足尾に着いて、山並みを見ると濃い霧が立ちこめていました。

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 9時の気温は12℃、中倉山の8合目上は雲に覆われていました。小川スタッフは、「清滝は6℃だったよ」、と話され、冬がすぐそばまで来ている様でした。

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  昨日の森作業は、越冬のためにビニールハウス内に移動した、「タブノキ」、「ヤブツバキ」等のポット苗に撒水を行いました。鎌田スタッフからは、「週2日は撒水が必要だ」と、自宅での経験が言われました。その後は、一昨日に続き、「民集の杜」の草抜きを行いました。  

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 昼食休憩では、12月に土留柵材の竹を採取する話題で話が盛り上がり、松村スタッフからは「伐採は12月の新月前に行うことが大切だ」と語られました。

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 松村さんが自宅付近で採取してくれた「シロダモ」の実生を持ってきてくれましたので、早速、トロ箱に植えました。皆さん、お疲れ様でした。本日のボランテイアは、鎌田、松村、橋倉、福原、小川、福田でした。(報告 福田哲男)

 

2016年10月11日 (火)

連休最後の訪問者は、10人+ワンちゃんでした。

 森びと広場に移植された柿の木に、色づいた実が数個なっています。栗や柿の実を見ると、だれしもが秋を感じてセンチメンタルな気分になってしまいます。

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 秋深まる松木沢「みちくさ」の最初の来訪者は、足利から来られた赤坂さんと、愛犬「楽」(らく)です。凛とした柴犬の「楽」は唐澤舎人にジャレまくったあと、赤坂さんと共に、松木渓谷を目指して行きました。
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 入れ違いに到着したのは、ブログ「山猿日記」でおなじみの、荒木さん(栃木市)です。愛車の自転車で「孤高のブナ」を下から眺めて来たそうです。中倉山にも数度登頂していて、森びとが進めている「孤高のブナの保護活動」に賛意を示し、アドバイスもいただき、話に熱が入りました。

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 次にみえたのは、千葉県から来られた加藤さん。、教師をされていたそうです。生徒に環境教育をすることになり、20数年前に足尾を訪れ、自分の目で現実を見つめたとの事でした。今の私たちにとっての課題を、問われた思いがしました。

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 お昼を一緒に食べたのは、群馬大学留学生(中国・湖北省出身)の崔さんと理事の石島さんです。日本語での弁論大会に“環境問題”をテーマに参加する為、足尾に下調べで来たという事でした。4月に来たときはたどたどしい日本語でしたが、半年経ってかなり流暢になって来ました。「何を訴えるのか!をハッキリさせないと、聴衆に届かないぞ」とのアドヴァイスを受け熱心に質問をしていました。
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 最後のお客様は、桐生の同級生5人の皆さんです。「何ちゃって登山部」を名乗り50歳を過ぎてから山歩きを始めたそうです。「季節を変えて、また来ます。」と約束して、戻って行きました。

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今日は、大勢の皆さんに寄っていただきました。11月一杯で「みちくさ」は閉舎します。松木に復活した紅葉の森を是非見て頂ければと思いながら、お待ちしています。Photo_3

本日の放射線量0、151μ? (舎人・唐澤、橋倉)

 

 

 

 

2016年10月 9日 (日)

南相馬市・いのちを守る森の防潮堤の草刈りボランティア

「広報みなみそうま10月号」に掲載された草刈りボランティアには、60名(10月8日実施)が集ってくれました。場所は2013年10月6日に行われた第1回植樹祭会場の鹿島区の南右田で、植樹後3年経過した森です。会場付近の海沿いは、大型クレーンによって復興工事が加速されています。その付近に集ってくれたのは、南相馬市、原町地区連合、NPOあさがお、そして私たち応援隊でした。

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 森作業開始前、応援隊菅野副代表からの感謝の挨拶があり、草刈りは9時からスタートしました。

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 今にも雨が降りそうなどんよりした天気でしたが、伸びきった草と格闘しつつ、草を刈った後にはタブノキ180本を補植しました。

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 参加者からは、「苗木もよく活着しており、さくらの木やタブノキ等も背丈ほどあり元気で頼もしい」、との意見をいただきました。

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 植樹祭が毎年重ねられることによって、草刈りや草抜きそして補植などの育樹活動が増えてきます。育樹活動のすそ野を広げ、楽しく元気に、“いのちを守る森の防潮堤づくり”を頑張っていくことを参加者で誓い合い、散会しました。全国の皆さん、23日に開催される「第4回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」でお会いしましょう。(応援隊事務局・東城敏男)

 

日毎に秋化粧を濃くしている足尾松木沢の草木たち

 今日の足尾松木沢の午前中は西からの強風が吹き荒れました。草木は日ごとに秋色に化粧しているようです。チカラシバの穂も濃い紫色からこげ茶色に変化してきました。

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 今日の作業は、更衣室にカーテンを取り付けてくれた仁平さん。

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 筆者は「森びと看板」伝言板にアクリル板を取り付けました。

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 昼過ぎは、今年植えた民集の杜Aブロックの草抜きをしました。筆者の身長程の草を抜き、抜いた草を地表に置いていると、その様子は厳冬を迎える苗木の地表に布団を被せている様です。ラジオを聴きながら頑張りました。

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 少し腰をのばして周囲を見ると、草の化粧が昨日よりも濃くなっている様でした。

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 ラジオから流れたニュースでは、ハイチと米・フロリダを襲ったハリケーン「マシュー」による犠牲者と被害状況が流れていました。この自然の猛威は他人ごとではない、と思っています。犠牲となった多くの皆さんに心からお悔やみ申し上げます。また、被災した方々にお見舞い申し上げます。本日のボランティアは仁平(午前中)と筆者でした。(報告 高橋佳夫)

天候不順の中・嬉しい訪問者です

昨日同様、足尾松木沢渓谷の天気は変化にとんだ終日でした。雨が止んだ後は沢風が吹き荒れました。

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  そうした中、嬉しい訪問者が立ち寄ってくれました。「登山が好きで、実家(下野市)に帰った時は良く登ります。最近は白根山登頂しました」と仙台市からYさんです。 Yさんは初めての足尾松木沢渓谷入りで、今後の下見?を兼ねての様子でしたが「高い木がほとんどなく衝撃を受けました。植林事業は大変だと思いますので私も応援したい」と森ともノートに記して下さいました。足尾に登山に来た際は、是非またお立ち寄り下さい。お待ちしております。

1097 森びと広場のサクラの木が少しずつ紅葉をはじめました。

1096 猿の集団が縄張り争いか?「みちくさ」の周辺を飛び廻り一時、賑やかになりました。昼近くに伊勢崎市(中島さん)とさいたま市(井崎さん)の元気な青年が訪れてくれました。「廃墟や懐かしい村や建築物をカメラに収めたく松木村を目指して歩いて来ました。残念ながら見ることが出来ませんでしたが、植林活動がされている方々がいることを知りました」。中島さんからは「奈良俣ダムで植樹をしたことがあります」とのお話を伺うことが出来ました。これからも共に気候変動に気を留めながら「山と心に木を植えて」行きましょう。

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2016年10月 8日 (土)

足尾の星空に輝く星の素晴しさを余韻に森作業!

 森びと広場は夜になると真っ暗です。明かりは月と星の輝きだけです。昨夜は、その星を観察して行こう、というプランを実現させるために星空を見ました。星が見えたのはほんのわずかな時間でした。

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 そこで、ロウソクの明かりも見てみることになり、簡単な紙袋にロウソクを入れてみました。その明かりが写真下です。静かな夜の草原に輝くロウソクの炎はいかがでしょうか。

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 今日は中倉山のブナ調査でしたが、天気が小雨と曇り、山頂は濃いガスがかかっていたので調査は中止しました。

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 作業は常緑樹の越冬準備(ビニールハウスへ移動)、今年植えた「民集の杜」の草取りをしました。民集の杜は写真(上)の通りで、腰まで伸びている草に覆われている苗木に越冬前の元気を与えました。

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 常緑樹は、南相馬市の植樹祭に提供する苗を分別し、他はハウスに移動しました。昨日の気温が3度でしたので、霜が降る前にハウスに苗を移動しました。本日のボランティアは、松村宗、仁平、小川、加賀、小黒、宮原でした。(報告 高橋佳夫)

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 ところでチカラシバが見せてくれている秋の装いは上の写真の通りです。

 

めまぐるしく変化する松木沢!

 10月の3連休初日の足尾・松木沢は目まぐるしく変化する天気でした。早朝の雨が止むと、その後は激しく降り昼過ぎには青空と太陽が出ると言う具合でした。

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朝9時の気温は16℃、ストーブに火を点けました。薪ストーブのやわらかな暖かさが小屋中に広がります。

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  雨に濡れたチカラシバが紫色に輝き出し、これからもっと美しい姿を見せてくれるでしょう。

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雨の為、スタッフの皆さんが予定していた中倉山「孤高のブナ」保護の調査活動は中止となりました。みちくさの最初の訪問者は、そのスタッフの皆さんでした。昼食は高橋さんの腕によりをかけた「キノコ混ぜご飯」は絶品で私たちも含めて9人で美味しく頂きました。

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Imgp1096_3 Imgp1098_2 午後「この天気では訪問者は無理か?」と。予想に反して、嬉しい訪問者です。現在東京世田谷在住で最近まで桐生市に勤めていました、動物写真を趣味でサッカーが大好きな森ともの塚原さん。「みちくさ」開設当時から立ち寄って戴いています。11月末の「閉舎」までには、もう一度寄りたいと言って戻って行きました。

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 今日は「タブノキ」の引っ越しが行われ、野外からビニールハウスに移されました。野外で冬を越す落葉樹も色ずき出しました。もうすぐ松木沢にも厳しい冬が駆け足でやってくる季節となりました。 

 本日の線量:0,138μsv/h        舎人:橋倉・松井

2016年10月 7日 (金)

天高い秋の青空、清々しい沢風、モズやカケスの囀りに“幸せ”です!

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 松木の杜の桜の葉も紫色に薄化粧、臼沢の森を望遠で見ると木々の葉が薄化粧始めました。楽しみな秋の秋祭りの準備でしょうか。心が躍ります。

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 天気が良いので今日は乾燥が早いと思い、「みちくさ」、「舎務室」、「うんしゅう亭」の木部の防腐剤を塗りました。うんしゅう亭の塗装前と塗装後は分かりますか。

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 相棒の仁平スタッフは北海道に初雪が降ったニュースを見て、足尾の気温も3度になったので常緑樹の苗木をビニールハウスに移動しなければならないと、ハウス内の整備をしました。

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 作業小屋でコーヒーを飲んでいると、テーブルの上に沢山の雑巾が置いてありました。なんと日光市に住む正会員・鈴木さんのお母様が作ってくれた雑巾が届けられていました。男衆が多い作業場を気遣って届けてくれたようです。鈴木さん、ありがとうございました。

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 みつくさで防腐剤を塗っていると男性のハイカーが声をかけてくれました。男性は、「中倉山を目指していたら“スズメバチに注意”という看板があったので、登頂を断念して松木渓谷を散策します」、と上流に進んでいきました。

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 周囲のではモズが囀り、花が終わったススキが逆光に輝いていました。心を休めながら、夕方からは、臼沢の森の石碑に心を込めて入魂、来年春に建立しようと考えている碑を刻みました。

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 今宵は、とてもきれいな星空を写真に収めようと、森びと広場でスタンバイしています。(報告 高橋佳夫)

2016年10月 6日 (木)

気候変動にブレーキをかけられないのか

 新米が美味しい季節。いつも友人が届けてくれる新米をさんま焼きと美味しくご馳走になった。新米を送ってくれた千葉県の友人にお礼の電話をすると、ことしは量も味もよろしくない、と言った。9月の「日照時間が短いからだ」、と残念がっていた。

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 新米が美味しいと言えば思い出すのが、白神山地から流れ出る水で作っている新米の美味しさだ。白神山地から湧き出るミネラル豊富な水が赤石川に流れ、海岸付近の田んぼで作った米は光り輝き、塩だけで食べても美味しかった。20数年も前の話しだが、宿泊した民宿の女将さんが自慢していたことを思い出す。

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 この白神山地は世界自然遺産に登録されているが、ここに至るまでにはマタギをはじめ地元民とその応援者の青秋林道工事ストップの闘いがあったことを忘れてはならない。

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 先月(9月)、沖縄県北部のやんばるの森に入った。案内してくれたNPO法人奥間川流域保護基金代表・伊波さん、伊禮さんには大変お世話になった。

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 この森は沖縄県民60%のいのちの水を溜めている。世界自然遺産の候補にもなっている。しかし、この森は米軍のヘリポート基地工事、米軍海兵隊の実習訓練地で荒らされている。

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 当然、この高江地域では地元民や応援者によって「オスプレイ・ヘリパッド建設阻止」の闘いを継続している。現地を訪れた私たち19名は、激励の言葉と共に僅かなカンパをしてきた。先日、「県民会議 オスプレイ・ヘリパッド建設阻止」高江現地実行委員会から、そのお礼のハガキが届いた。

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 水がなければ生きていけない私たち、そして主食の美味しい米づくり欠かせない水を育んでいるのは森だ。現在、「白神山地は気候変動によってブナの森が危ない」、という地元民の声がある。  

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 今年、世界各地で気候変動による異常気象が大暴れしている。気候変動にブレーキをかける運動が世界各国から何故起きないかと、怒りに似た感情が湧く中、自分は何が出来るのかと考えながら、足尾の森作業をしている。高江現地闘争に支援してほしい。カンパの振込先は上の写真口座へ。(理事 髙橋佳夫)

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