現代人の心に植えたい啄木の理想郷
先月26日、TBSTV「サンデーモーニング」で大人の絵本・『サルと人と森』(当委員会発行)が紹介されました。その直後から全国から東京事務所に絵本の問い合わせがあり、絵本を読んでくださった多くの皆さんから感想とお礼が寄せられました。
Hさんからは、「まさしく自然との繋がりを経たれた現代社会に必要な、素晴らしい作品だと感じました。啄木の言うように、私たち人類は技術の進歩により便利で快適な暮らしを実現しましたが、その一方で自らの力を過信し心は貧しくなり、生物としては退化しました。自らも自然の一部であることを忘れた種は滅びます。
今ほど、自然の恵みに感謝し、めぐる四季に地の胎動を感じ、あらゆるいのちを慈しみ様々な種と共生する日本古来の生き方、自然に同調し地球と調和した豊かな生き方が求められる時代ではないかと思います。混迷を極めるこの時世に、人類の心に慈雨のごとく染み込む「サルと人と森」を送り出してくださいましたことを心より厚く御礼申し上げます。
末筆ながら、この本を通じて、また皆様の植林活動を通じて、より多くの方の心に地球を、そして人類を守るいのちの木が芽生えますようお祈り申し上げます」。
大人の絵本を読んで下った全国の森ともの皆さん、多くのコメントを届けていただきありがとうございました。声援に励まされてこれからも“山と心に木を植えて”いきます。(理事 高橋佳夫)
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