足尾アルプスに凛として生きるブナに会ってきました
天気予報が当たって本日は最高の秋晴れを楽しみました。
朝、5時に目が覚めてみると昨日からの胸騒ぎが止まっていませんでした。“何としても黄金色したブナ”に会いたい、と思っていましたので、早速、登山の準備をしました。
登山口には7時30分着、準備体操をして40分には出発しました。ぶどう棚を横目に見ながら、シデの大木、リョウブ林をゆっくり上るとミズナラの大木が待ち構える西側の稜線にでました。1時間程で、中倉山前の前倉山とでも言っておきますか、その頂にでました。
1分も進むと、そこからはシロブナが小さく見えました。
手前から沢入岳方面の秋は御覧の通りです。
周囲の紅葉は写真の通りです。
ゆっくり進むと岩場に到着。そこからは森びと広場と臼沢の森が眼下に見えました。いつもここから見る臼沢の森は小さいなあー、と思ってしまいます。
はやる気持ちを抑えながら、中倉山頂上に向かう。すでに男性が写真を撮っていました。佐野市から来た紳士は手術した後の右足を鍛えるために、新聞報道で知って一度は行きたいから登ってきた、と言っていました。
シロブナは御覧の通りでした。
台風19号で色づいた葉が北側だけ飛ばされていました。
弟ブナの様子です。兄よりも元気そうでした。稜線の孤高のブナを支えている根周辺は台風で土砂が流れていないか心配でしたが、それほどでもありませんでした。
今日の足尾アルプスは20数人の皆さんと会いましたので、会う人に「アルプス銀座」の様な感じですね、と挨拶しました。皆さん、素晴らしい、と言って中倉山を満喫していたようです。
足元にひっそりと咲いていたリンドウの仲間から心を和ませていただき、素晴らしい秋を楽しみました。(理事 高橋佳夫)
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