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2014年4月の28件の記事

2014年4月12日 (土)

足尾・松木沢渓谷も人を呼び出しはじめました

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 午後の気温が16度になった松木沢でした。昨日に続き春日和のみちくさでしたので、出会いを楽しくするために絆の森のコブシをみちくさの入り口に植えました。少し鹿に幹をかじられていますが、みちくさのシンボルツリーになってほしいものです。

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 午前中は釣り人達の皆さんと帰りに立ち話をしました。釣果はゼロということでした。水が冷たすぎるという話でした。また、今年は鹿が死んでいる目立つと言っていました。2月に二週間続けて降った雪のせいではないかということでした。

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 昼食後の13時過ぎ、大平山登山の下見に来たという男性二人が寄ってくれました。群馬県内の会社に単身赴任で勤めているので、リフレッシュを兼ねて来月に登山する計画を立てたそうです。話をしているうちに舎人・小井土さん宅と近くに住んでいる方がその一人で、鉄ちゃんのマナーの悪さ、松木村廃村等の足尾銅山の歴史の話をしました。中倉山にも登って、シロブナに会ってみたいと言っていましたので、7月20日に計画している中倉山登山に誘いました。

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 ジョウビラキも春を満喫しているようでした。

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 キツネも元気に春の陽を浴びていました。(舎人:小井土、高橋・本日の放射線量:0.30μSv)

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足尾の春の変化はスピードが早い?

P4112037_2 春の訪れが身体に感じた一日でした。松木の杜の水仙が黄色い花びらが開きました。

P4112030_2 桜の冬芽が蕾になりました。

P4116383_2 柳の新芽がパステル色になりましたら、いつもの木の枝で猿が美味しそうにその新芽を食べていました。

P4122052_2 現場に来てみると、昨日、沢の水を流していましたら、それが凍っていました。驚きです。

P4122057_2 一日過ぎるとこんなにも早く春の変化があるものかと、実感した一日でした。今日は臼沢の森の案内柱を作成しました。小井土スタッフに手伝ってもらいました。その後は、絆の森からコブシを一本掘って、みちくさの入り口に植えました。

P4122066_2 ここにも雄の鹿が死んでいました。例年に比べて今年は鹿が死んでいるのが多いと感じました。生物社会ではこの鹿の死は無駄になっていません。キツネや熊、猛禽類そして分解動物たちの餌となって、それが土や木々の栄養になっていきます。やがてそれは私たちのためになっているのでしょうか。(スタッフ・仁平範義)

 

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2014年4月11日 (金)

空腹を満たしてくれる春が待ち遠しい?

P4112018 春日和の足尾でしたが、北風が冷たい空気を運んできた瞬間には肌寒さを感じました。午前中は、仁平スタッフが粉炭詰めをしました。筆者は松木の杜、新松木の杜、東松木の杜そして苗床をチェックしました。

P4112035 この時季は新芽が顔を出すまでの間、鹿、猿、ウサギたちにとって最悪の時です。私たちにとっても最悪になりがちです。木々をチェックしていると最悪な事態になっていました。

P4112040 桜の樹皮が食べられていました。それも幹をぐるっとひと回りかじられました。これでは桜は生きていけません。

P4112023 それでも餌が足りなかったのか松木の杜に雄の鹿が死んでいました。

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P4116426 ヤシャブシの新芽が膨らんでいる様子やコブシの白い花びらが弾けそうになっている様子を見ていると、動物たちの空腹を満たしてくれそうなのですが。

P4112048 冷たい風が吹くたびに苗床のポットが乾燥している様子なので、夕方、苗床のポットに散水をしました。(理事・高橋佳夫)

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2014年4月 7日 (月)

今年もみちくさ、気軽に利用ください!

都内ではサクラが見ごろですが、ここ足尾ではまだ山に雪を頂いた姿が見えます。気温は10時で8℃ですから、春を実感できるのはもう少し先になりそうです。

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天気は良いものの、風花が舞うほどに風が強く、今日はどなたもいらっしゃらないかな~と諦めていたところ、午前中にお一人、午後にお二人の方に来社頂きました。みちくさオープンからの初来舎、ありがとうございます!!!

昨年のブログを見ていたらちょうど二週目に初めて来客があり、その時もわたしが担当していたようです。去年よりもちょっと春の訪れが遅いようですね。

本年度第一号で立ち寄ってくださったのが熊谷からの細野さん。松木沢での釣りの帰りで、残念ながら釣果はなかったようですが、久しぶりに解禁となった松木沢を楽しんでこられたとのこと(放射能の影響でここしばらく禁漁になっていました)。20年以上前から通っているそうで、当時のお話などをいろいろと楽しく伺うことができました。

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お二人目がたそがれオヤジさん。朝6時に駐車場を出て、太平山の途中まで登ってきたそうで、このあたりの山をよく識り、たびたび登っているとのこと。度々いらしているそうなので、次はまたゆっくりお話を伺いたいですね。

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三人目は、足尾の山のマスターUさん。中倉山に残ったおおきなブナの木を私達に教えてくれた方です。足尾の山話でとても盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただいたのですが、最近の中倉山の荒れ具合がちょっと気になると苦言を呈してくださいました。

ブナや山が有名になり、人が入るのはいいのですが、荒れてしまっては本末転倒。観光資源と自然保護、うまく両立する方法を真剣に考える必要があるようです。

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先日も調査で臼沢を登りましたが、たくさんの鹿が入っていて、必死に生きているのだと改めて感じさせられます。みちくさの目の前にあるアキグミの木もこの通り。樹皮が食べつくされた枝にはもう、実ができることもないでしょう。

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シカの食害が大きな問題になってすでにかなり時間が経っていますが、なかなか良い解決策がないようです。害とはいえ、もとはといえばオオカミを滅ぼした人間さまのせいなんですけどね。そういえばオオカミを輸入してきて放つという壮大な構想がありましたが、どうなっているんでしょう。足尾なんて良い実験地になりそうなのですが。(舎人 小黒伸也  0.197μSv )

稲葉卓夫理事が日光市議選へ立候補しました

P4061982 日光市では昨日から市議会選挙が始まりました。日光市に住む当会の理事・稲葉卓夫さんが立候補しましたので、森びと栃木県ファンクラブの皆さんは応援に駆けつけました。

 稲葉さんは、少子高齢化社会にふさわしい暮らしを支える市政にしなければ、とマイクを握っていました。稲葉さんは、“原発に頼らない森と生きる暮らし”を地元から創りだそうと奮闘しています。森ともの皆さん、稲葉さんへの熱いメッセージと応援をお願いします。

P4061984 ところで今年の足尾の春は少し遅いようです。昨年の今頃は森びと広場の桜が蕾を膨らましていましたが、今年はその蕾が寒そうにしていました。しかし、先月末に東松木の杜に植えてくれたレンギョウの黄色い花が春を呼んでいます。

P4062003 周囲を見ていると中倉山北斜面(松木川沿い)の一部が写真のように崩れました。崩れた幅は10m程ですが、土砂が流れて岩肌がむき出しになっていくことが心配です。50年以上の時間をかけて岩に土がへばり付いてきたというのに、残念なことです。カモシカや鹿たちの獣道が寸断されてしまいました。(理事・高橋佳夫)

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2014年4月 6日 (日)

2014 みちくさ オープン

4月5日小雪降る中みちくさをオープンしました。

オープンをすると雪もやみ早春の晴間が広がり心地よい

風がとおりすぎる中、みちくさ内を清掃し、森ともを迎える

準備が整いました。

Dsc00304_4 朝の天候の為か、みちくさに立ちようる森ともいませんで

した。

みちくさ脇にあるビオトープ見ると、今年もヤマアカガエル

の卵が3ヶ所に増えオタマジャクシが元気に泳いでいます。

森ともの協力で足尾の森が少しずつ回復しているのを実感

しました。

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Dsc00318_4 (本日の舎人 鎌田、小川  線量 0.211ミリシーベルト)

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2014年4月 5日 (土)

新潟米の籾が炭となり、木々を元気に育てます

Photo 今日は、松木渓谷入口の憩いの場所である「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)が今年度オープンの日です。舎人の鎌田さん、小川さんがオープンさせています。報告が楽しみです。(スズメの写真は森ともの大橋さん)

P4051975 去る3日、柳澤スタッフと小井土スタッフは大型トラックを運転し、新潟県まで向かってくれました。積み荷は燻炭です。私たちが植樹している場所は足尾銅山跡地ですので、土壌には多種の金属粉が含まれています。燻炭はこのような金属粉を抱き込んでくれますので、土壌改良には大切なものです。

P4051978 新松木の杜では燻炭を撒いたところとそうでないところを比較するとその効果が歴然としています。この燻炭を提供してくれたのが全農バイオエタノール製造所です。当日は、武田耕太郎さんと須田稔春さんが迎えてくれました。お二人には足尾での森づくり状況を説明し、燻炭の効果を報告しました。

P4051977 荷台にはフレコン8袋と新しい商品である粉炭1袋を積み、足尾へ帰ってきました。足尾は雨でしたが、無事に荷を降ろしました。全農バイオエタノール製造所の武田さん、須田さんありがとうございました。9日にも伺いますのでよろしくお願いします。(理事・高橋佳夫)

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2014年4月 1日 (火)

生存の危機?!100年後はアッという間ですよ!

20140401103415623_0001 「明治の時代にこんな文を書いていたという石川啄木さんはまるで予言者のようだ。できることならこんな予言は当たってほしくないと思うが、現状は予言通りに進んでいると思う。何とか自然を守るために、私は自分にできることを取り組む。地球に住む人間皆がそういう気持ちになれば、地球はきっと守れると思う」。

P4011951 これは北海道旭川市立第3小学校6年生の感想文の一部です。当会発行の絵本・『サルと人と森』を読んだ感想文の一部です。

Photo  IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は昨日、横浜市で開いていた第2部総会の報告書を発表しました。それを読むと、このままの経済成長優先の暮らしを追い求めていくと地球温暖化は21世紀末の人類の生存を脅かす、と読み取れます。感想文を寄せてくれた児童たちはそんなことを敏感に感じていますが、大人たちは目先の享楽と経済成長神話に惑わされているのではないでしょうか。

Photo_2 一昨日、東京事務所に旭川市立小学校児童の感想文がたくさん届きました(写真)。これは1年前、旭川市「MS会」が旭川市へプレゼントした『サルと人と森』を読んでくれた児童たちの感想文です。感想文を書いてくれた児童たちは、日章小学校4年生、第3小学校4年生と6年生、北海道教育大学付属旭川小学校1年生と2年生でした。感想文を書いてくれた皆さん、ありがとうございました。

20140401103545255_0001 一部学校ではMS会メンバーの本田さん(元教諭)が絵本の話をしてくれました(写真)。

P1303662  自然(森)と共にこれからも生きていけるのかを問う、まったなしの時代を迎えている私たちですが、この感想文を森づくりの大切な糧にしていきたいと思います。(理事・高橋佳夫)

 

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