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2014年4月の28件の記事

2014年4月23日 (水)

本物の味を知ることは生きるために大切なことだ

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 昨夜は森びと西東京の皆さんに美味しい手料理をご馳走になりました。元気の素をいただきましたので今日の森作業もはかどりました。

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 春もかけやしで過ぎ去ろうとしていますが、谷風がその風を落ち着かせている足尾・松木沢です。

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 森作業は昨日に続き、絆の森のコブシとアセビを移植しました。午後になると雨雲が出てきましたので、スタッフの皆さんは夕方には自然の恵みがあるといいなあー、と言っていました。

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 昼食時には、昨年美味しいかぼちゃを仁平スタッフからご馳走になったので、その味をもう一度と種を蒔いた小井土スタッフから、「芽が出たよ」、と話がありました。小屋にはその種があったので、それでは再びその美味しいかぼちゃをいただこうとなって、美味しいかぼちゃを作るための話が盛り上がりました。生きる源のひとつである食を考えたひと時でした。(理事・高橋佳夫)

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2014年4月22日 (火)

さすが、シニアの森作業は手際が良い!

P4222268 足尾の春はスピードをあげて春本番を迎えている気がします。桜の蕾が膨らんできたとおもったら、今日は開き始めました。

P4222264 旭川市のMS会から数年前に送られてきたフジザクラも可憐な花びらを見せてくれました。実から苗木を育てて送ってくれた故・山崎さん! 先輩の想いは足尾でも輝いていますよ。

P4222291 春の森作業の二日目は、JREU東京のOBの皆さんと八王子の皆さんが手伝いに来てくれました。

P4222286 作業は、松木川沿いにある絆の森に植えてあるコブシとアセビを移植しました。

P4222281 毎年の豪雨で森が崩れて木々が流されてしまいますので、豪雨の被害から木々を守るために移植しました。

P4222278 植樹会場では重機による耕作を続けました。今日は小川スタッフが重機の操縦にチャレンジしていました。

P4222294 昼食後は、八王子の皆さんとスタッフが作業の続きをしました。作業はのんびりと草を食べている雄鹿たちと同じゾーンで行いました。

P4222261 夕方、八王子の皆さんの手料理をごちそうになりながら、未来を生きる若者たちに何を残していくか等の話で盛り上がっています。OBの皆さん、インストラクター・大塚さん、お疲れ様でした。(理事・高橋佳夫)

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2014年4月21日 (月)

小雨の中で春の森作業がはじまりました!

P4212184 今日の足尾は恵みの雨に感謝した日でした。咲き始めた山桜の花も雨に嬉しそうでした。

P4212251 松木の杜に植えたシダレザクラも雨に感謝している様でした。

P4212190 カラマツの若葉たちも本当にうれしそうで、黄緑色のパステルカラーが絵を描きたいという気持ちにさせるのでしょう。

P4212194 春を迎える植物たちがこんなにも春雨に輝いて見える花や若葉を見ていると心が和みます。

P4212202 そんな有難い自然の贈り物の中で春の森作業が始まりました。初日の作業には東京から尾下さん(女性)、群馬県から星野さん(男性)が手伝いに来てくれました。二人とも足尾が初めての方ですが、事務局とスタッフの皆さんと森作業をしてくれました。

P4212233 今日は、5月24日に開催する第9回足尾・ふるさとの森づくり会場の準備をしてくれました。

P4212243 また、小井土スタッフを中心にてビニールハウスの設置作業をしました。南相馬市の森の防潮堤用の苗木・タブノキ等が越冬するのに欠かせないハウスの土台を造りました。

P4212206 春雨が降る植樹会場の隅には先月末に植えたシラカンバが若葉を濡らしていました。その色と様子はその苗木を植えたスタッフたちの想いが詰まっている様でした。鎌田スタッフが「月末植えたシラカンバが芽をだしてくれたよ!」という言葉を聞いてそのように思いました。(理事・高橋佳夫)

 

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2014年4月20日 (日)

いのちの躍動!松木の杜は芽吹き・開花の季節です。

本日は4月20日(日)です。松木村は雲に覆われ、とても寒い天候でした。午前9時15分、遊働楽舎「みちくさ」の温度計は4.5℃です。ストーブに火を入れ「みちくさ」をオープンしました。

 

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橋倉さんに「みちくさ」の番をお願いし、松木の杜の柵の点検をしました。

杜の中に新しい鹿の糞が落ちており、幼木が食害にあっているので慎重に見回ると、杜の西側の金網が体当たりをしたのか、鉄線が外れるほど壊されていました。上部に鹿の毛が付着していることから苦労して飛び越えていった様子が想像できます。鹿も、木々も命がけです。鹿は自由に動き回れますが、木々は動くことができません。生長を助けるために新しい金網と交換しました。

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11時15分頃、森びと那須クラブの星野さんが、友人の野崎木材工業の森島さんとトラックいっぱいの「木の皮」を運んでくれました。「東松木の杜」で開催される「ふるさとの森づくり」で表土が乾かぬようマルチングに使用します。手作業で降ろすため橋倉さんも応援に向かいました。多くの“森とも”のみなさんの協力で森づくりの準備が進められています。

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曇天と寒さの影響か、松木を訪れる人も見受けられず「みちくさ」を訪問する方もいませんでした。間伐材の整理をしていると「みちくさ」の常連になりつつあるキツネがやってきて現場監督のように作業を眺めていました。その姿に笑みがこぼれます。

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松木は芽吹き・開花の季節です。いのちの躍動を見ることができます。多くの森ともの訪問をお待ちしています。

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(舎人:橋倉、清水  本日の放射線量 0.242μsv/h)

 

芽吹きの春、色とりどりの花たちが森ともを待ってまいます

本日は4月19日(土)、松木村は快晴です。気温は19℃と過ごしやすい一日となりました。

松木村の木々はまだ硬い蕾ですが、よく見るとサクラやコブシが花開き始めました。松木の杜の水仙は満開です。

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午前11時30分頃、埼玉からハイキングに訪れたご夫婦が遊働学舎に立ち寄ってくれました。足尾の景色がとても気に入った様子で、山菜のことで話が弾みました。「はじめて足尾の山に来ました。クマの足跡にビビりました。また来ます」とノートに書き記してくれました。5月24日開催の「足尾・ふるさとの森づくり」への参加をお待ちしています。

 

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久しぶりの舎人に緊張しました。やっぱり足尾はいいね!多くの森ともの訪問をお待ちしています。

 

(舎人:鎌田、松村宗 本日の放射線量 0.219μsv/h)

 

桐生アースデイ・苗木の里親になっていただきました

Dscf0002 今日は東京代々木公園でもアースデイが実施されていましたが、群馬大学理工学部キャンパスでは「桐生アースデイ」が開催されました。あいにくの曇り空でしたが、多くの皆さんが森びとブースを訪ねてくれました。

Dscf0009 私たちのブースでは南相馬市の森の防潮堤づくり応援として、訪れた方々に苗木の里親になっていただき、一年間育てた苗木を来年のアースデイに持参してもらうことにしました。そのためにスタッフは、森の防潮堤の説明やポット苗の育て方を披露してきました。苗木は50本が里親の家に持っていかれました。

Dscf0004 ブースの準備をしている時から興味を持っていただいた家族連れ、足尾の植樹に参加したことのある方など、様々な方がブースを訪れていただきました。環境問題には問題意識をもっている方々が多いように感じました。

Dscf0001 スタッフは来年はどのくらいの苗木が戻ってくるのか、楽しみだね、と期待しました。(事務局・岡部浩之)

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原発事故と向き合う元気を里山で育む

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 南相馬市の苗木(コナラ)たちは顔(芽)を出しました。昨日(19日)の南相馬市は時々晴れ間がありましたが、肌寒くどんよりした日でした。

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 苗床に行ってみると、畦にはツクシ、ギシギシ、エゾノギシギシの若葉が美味しそうでした。首都圏では多くの木々が芽を出していますが、ここでは写真の様にやっと芽をだしたところでした。

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 昨日は岩橋事務局員と南相馬市市民が設立した「NPO法人太陽の郷」の皆さんと交流してきました。皆さんの拠点はフクシマ原発事故現場から20㎞付近でした。

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 交流目的はNPOの斎藤盛男さんから、地域の高齢者のコミュニティーを図るための場として里山を作りたいからアドバイスをしてほしい、ということで皆さんたちと現場を見ることでした。

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 86歳の元気な鈴木さん達と現場を観察し、土砂が流出しない程度に木を伐採してふるさとの木を植えていくことにしました。しかし、斎藤さん達は里山の自然の姿を把握しきっていませんでしたので、里山の四季の様子を調べてみることにしました。

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 原発事故で仮設生活を強いられている皆さんの多くは毎年、歳をとっていくので健康管理が課題といいます。狭い部屋に閉じこもりがちなので外に出て、土に触って、お茶を飲みながら話し合うことができる里山を作る手伝いができることに、私たちは感謝しました。

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 南相馬市が進める森の防潮堤づくりは写真の様に桜井市長が福島県に要望書を提出しました。盛土の高さは県の計画よりも高くしてほしい、という事です。私たちは22日、今年度の森の防潮堤づくり応援活動に向けた話し合いを、22日、市役所と行います。(理事・高橋佳夫)

2014年4月16日 (水)

いのちの源(森)を広く元気に!

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 西東京地区もすっかり桜が散り、新緑が眩しく感じる季節になりました。

 先月移動した相原高校の「いのちを守る森の防潮堤づくり」用苗木たちも春陽に照らされながら、元気になろうと水を求めていますので、西東京地区の私たちは日々の散水をかかせません。

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 コナラの苗木は元気に若葉を芽吹かせていました、これからは日差しが強くなりますので乾燥防止の寒冷紗を設置しました。

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  また、森の防潮堤づくりの応援を相原高校生と地域の皆さんに訴える主旨の看板も設置しました。(事務局・水落一郎)

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 一方、復興事業を推進している南相馬市長・桜井勝延氏は昨日、福島県知事を訪問して県の計画よりも盛土を高く設置するように、と申し入れをしました(『福島民報』より)。現地で苗床を管理している南相馬市の苗床スタッフは、今月22日、春以降の作業計画を練り上げる予定です。木々の芽吹きと共に私たちも活動的になりました。

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 原発に頼らない市民や原発事故に遭った方の思いとは裏腹に、政府のエネルギー計画では再生可能エネルギーの目標を決めませんでした。新聞などによるとその要因は”いのちが第一でなく、日本経済が第一”なようです。困ったものです。

足尾では、昨日、植樹祭のマルチング用の杉皮を現場に運び入れ、今日はヤシャブシの枝を片付けていました。スタッフの皆さん、ありがとうございました。(理事・高橋佳夫)

桜の誘いは健康の糧にしてください

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 日光市足尾町旧松木村周辺の桜開花は来週中と思います。今、桜は毎日の春陽に暖められて蕾が膨らんできています。今月27日に実施する「春の感謝デー」には森作業と花見が楽しめる気がします。

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 ところで花見を楽しんだ後の桜の楽しみがあることを知っていますか。そのひとつに散った花弁の塩漬けを茶にして味わうひと時です。私もこの香りと塩味が心を和ましてくれるので気が向いた時に、桜茶を飲みます。先月末、近くの谷中銀座で買った桜茶を本日の朝飲んで、この原稿を書きました。

 もうひとつは、桜の葉に包んだ餡が入ったもちです。これは花の香りでなく、桜の葉の香りが心を和ましてくれますし、餡入りの餅が疲れを忘れさせてくれます。

 桜の気持ちを考えてみれば、花の色と香りで蜂やメジロ、ヒヨドリ、シメ等の鳥たちに蜜を恵み、そのお返しに子孫を繋ぐために受粉の手伝いをしてもらっています。花が散った後は、実を育てるために栄養(光合成)を作る葉を守ります。虫たちが葉を食べると、葉は虫たちが嫌う臭いを出します(田中修著『植物はすごい』中公新書より)。

 桜餅は葉で餅を包んでありますが、その葉は枯れています。田中修さんの本によると、香りが良いと感じる時は葉が枯れている時、葉が虫にかじられている時、写真のように手で葉をちぎった時のように葉に傷をつけた時に心なごむ香りを出すということです。この香りは虫にとっては嫌がられるそうです。

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 本日、筆者も桜の葉に傷をつけて30分程した葉の香りを嗅いでみました。田中修さんが言うとおり、傷をつけない葉は香りを発していませんでした。虫たちにはこの匂いが嫌いなので、桜はこれで葉を守り、受粉した後にさくらんぼへ育て、夏になるとその実を鳥たちに食べてもらったり、落としたりして子孫をつないでいるようです。やがて葉は枯れて土壌分解動物たちの餌となり、その糞を桜や他の植物の栄養にしています。

 こころ和む香りはクマリンという物質ですが、この物質が香りを出すためには葉に含まれているもうひとつの物資が、傷ついたりかじられたりして、この物質とクマリンが反応して香りを出します。

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 桜のきれいな花で人は酔い、散った花弁で桜茶を飲んで心が休まり、花見会や茶会で私たちは友達の絆が強まり、友達の輪を広げています。桜の恵みに感謝ですね。是非、葉桜も楽しんで下さい。

 足尾での「春の感謝デー」は、そんな気持ちをもちながら花見と森作業を楽しみたいと思います。(理事・高橋佳夫)

 

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2014年4月13日 (日)

“冬の厳しさ”があっても、自然はいのちを繋ぐ!

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 青空の下で訪問者を待ちました。一番先に訪問してくれたのは若い鹿たちでした。

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 午前中は松木川上流を歩きました。仁平舎人は室内用の生態系アルバム台の製作をしました。

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 昼食を食べているとイヌワシを探しに来た、と男性二人が立ち寄りました。

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  その後、「みちくさ」柱のペンキを塗っていると、女子大生二人が寄ってくれました。初めての松木沢渓谷散策ということでした。栃木県に住む女子大生からは散策で拾った植物の化石を見せていただき、そのひとつをみちくさに置いてくれました。登山と生物に興味がある女子大生でした。美味しいチョコレートありがとうございました。

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 昼過ぎの気温は19.5度に上がりました。沢では釣り人がのんびりとひと休み、残雪が融けて沢に流れている音は心を和らげてくれました。

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 それにしても鹿や猿の食害はあちこちに見られました。それを見ていると、動物たちの越冬は相当厳しかったと思いました。

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  しかし、ミツマタ、アセビはいつもの花を咲かせ、その花の蜜を蜂が舐め、虫たちをホオジロやシジューカラが追っていました。

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 (舎人:高橋、仁平・本日の線量は0.23μSv)

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