多くの森ともに育てられた足尾・臼沢の森の生長を調査
一週間後は春彼岸入りです。今日は4月上旬の暖かさになると天気予報で言っていました。ところが足尾・森びと広場の9日は写真の通り、残雪が暦の上の春彼岸入りを感じさせません。
9日、昨年の通常総会で理事会内に設置した「森びと設立10年森づくり報告チーム」は、臼沢に植林した木々の生長を調査しました。この調査は5月23日に実施する「観察会」へ向けた事前作業です。
臼沢の木々は南側斜面に2005年に植林され、9年後の現在は小さな森に育っているようです。県指定の土砂流出防止保安林地域であるので、その機能が発揮されれば幸いです。
観察会は、林野庁、国交省、環境省、栃木県、日光市、足尾で植樹活動をしている県連合をはじめとした団体等に観察を呼びかけ、皆さんからは若木の森から成木の森へ育てていくアドバイスを頂戴していきます。
調査では写真の通り、9年前の幼木は大人の腕程の幹に育ち、樹高は5㍍の測量ポールを超えています。
また、地震によって転げ落ちた大きな岩を木々がしっかりガードしていました。
今後は、樹種、活着性等を調べ、二酸化炭素吸収率、森の機能効果、生態系などの視点から調査を深めていきます。調査結果とアドバイスは年内までに冊子にまとめていきます。(高橋佳夫 発)
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