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2013年9月の25件の記事

2013年9月 8日 (日)

天気のようにすっきりしない気分

 本日の午前9時の足尾は21℃で雨が降っており、時折晴れ間は見えましたが肌寒い1日でした。

Imgp0175  朝からラジオではIOC総会にて2020年夏季五輪の開催都市が東京に決定したというニュースが取り上げられていました。しかし、2011年3月11日に東日本大震災及び福島第一原子力発電所で事故が起きました。特に福島原発事故の汚染水が海に漏れていますが、どこからどれだけ漏れて、どう止めていいのかは誰も分からない状態です。そもそも、事故の当事者である東京電力の責任が全く問われてないにもかかわらず、政府は500億円もの国費を注ぎ込むと発表しました。さらに先日、東京招致委員会の竹田恒和理事長が「(本当に福島は問題はないのかとの問いに)福島とは離れている。東京は安全だ」と発言していました。東京だけ良ければ福島は良いのかと。現在も福島県民は14万人以上の方が避難を余儀なくされていますし、県内に住んでいらっしゃっても不自由で不安な生活を送られています。日本中が「復興」や「絆」と言っていたあの思いどこへ行ってしまったのかと寂しく思いました。

 今日は残念ながら、来訪者はおろか通り過ぎる人もいませんでしたので、森びとの桃太郎旗を収納するフックをつくったり、森びとのブログを閲覧できるようファイルに挟んでいました。

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Imgp0176 唯一、子ギツネが来てくれましたが、声をかけたら逃げていってしまいました・・・。

Imgp0174 (本日の舎人は仁平・小林 線量0.274μsv/h )

渡良瀬遊水地から50年先の暮らしを考える

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 昨日、渡良瀬遊水地のほんの一部を探索し、田中正造さんの人生を垣間見てきました。「心の森探訪」には21名が参加してくれました。JR東日本宇都宮線古河駅に集合した皆さんは二台の車で渡良瀬遊水地へ移動。遊水地では私たちの到着を待っていてくれた、わたらせ未来寄金の皆さんから、田中正造さんと農民が闘ってきた歴史から昨年ラムサール条約に登録された遊水地の概要、その未来について話を伺いました。午後は、宇都宮PMC(ピース・メッセンジー・サークル)の大塚啓佑さんの案内で田中正造さんの所縁の地を訪ねてきました。

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 未来寄金代表・青木章彦さんの講義

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 谷中村跡と乾燥化による生態異変の話し

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 田中霊祀j前にて

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 田中正造記念館にて

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 雲竜寺前で逮捕された農民の志を聞く

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 惣宗寺内の啄木の詩

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  郷土博物館の田中正造銅像前にて。わたらせ未来基金の皆さん、大塚さん、星野さん案内していただきありがとうございました。

2013年9月 3日 (火)

自然の脅威からいのちを守る奇策は先人の知恵から?

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 昨日は埼玉県内と千葉県内で竜巻が発生しました。被害に遭った皆さんにお見舞い申し上げます。これで竜巻被害は三年連続となりました。日本をはじめ世界の人類は自然の脅威からいのちを守ることが急務となってきたようです。

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 明日は田中正造さんの100回目の命日です。一部の人たちの欲を実現するために自然環境や人命を奪ってきた人間の愚かな行為と戦ってきた正造さんと農民。その気持ちに近づくべく「心の森探訪」が7日開催されます。今から楽しみです。

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 ところで明治の先人たちは、「森林の民」であった日本人の文化を壊す輩に、社会に訴えてきたことがあります。例えば、南方熊楠さんは神社合祀反対運動時に、「さしも名高りし紀の国も木の国ならず、土崩れ山崩れ、洪水風害をもって常時となすに至り、少人数の懐が肥やすために村落は日を逐いて凋落し行けり」と訴えました。

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 寺田寅彦さんは、「自然の神秘とその威力を知ることが深ければ深いほど人間は自然に対して従順になり、自然に逆らう代わりに自然を師として学び、自然自身の太古以来の経験をわが物として自然の環境に適応するように努めるであろう。」「自然の充分な恩恵を甘受すると同時に自然に対する反逆を断念し、自然に順応するための経験的知識を収集し蓄積することをつとめてきた」(「日本の自然」より)、と述べています。

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 当会編集・発行の『サルと人と森』(大人の絵本)でも石川啄木は、人間本位の生き方に警鐘を鳴らしていました。先人の訴えにどう応えるのか、未来を生きる私たちは・・。

昨日、東京事務所に栗を届けてくれた千葉県森ともの皆さん、ありがとうございました。

さわやかな涼風を感じに、松木川を散策しませんか・・

 

   今日から9月に入りました。夏を乗り切った苗木たちの成長を見ながら「頑張ろう!」という気持ちは、どんよりとした曇り空のなかかき消されてしまいました。天候不順のため松木渓谷を訪れる         

Imgp0168_3 ハイ カーたちは「少ないな~」と日々思っています。そんな中、「今日は~」と、ご夫婦が“みちくさ”に立ち寄ってくれました。ご主人は「中倉山からオロ山(1821m)を登ったことがある。などと健脚を披露してくれました。ノート(みちくさに立ち寄ってくれた方の感想を書いてもらう)には「コーヒーごちそうさま・・」と書いてありました。

 自然が怒っている? 

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突然、午後は真っ暗になりゴロゴロと鳴りだしました。作業を中断しましたが作業の汗か雨に濡れたのか全身びっしょりです。山の天気は一瞬で変わると来ていましたが始めての経験です。今、日本の海の海水温度が2度ほど上昇していると言われ、この時期採れる、「サンマが近海に寄ってこない」と言われています。足尾から自宅に帰る空模様は、経験したことが無い不気味な空模様でした。昨日(2日)は、埼玉県越谷市~千葉県野田市では竜巻が発生して甚大な被害と、多くの負傷者が病院に運ばれたと、テレビのニュースで報じられていました。「スーパーセル」と呼ばれる巨大積乱雲が発生した可能性が高いとも言われています。子供のころの私たちは、自然の中で魚を捕ったり、蛍を追いかけたりして遊んだことは今でもいい思い出として残っています。自然のなかで生活を営むことの意味を考えさせられました。被害に遭った方々にお見舞い申し上げます。

                            (舎人:済賀・仁平  線量は0.243μSV/h)

 

 

2013年9月 2日 (月)

夏・8月の最終日を楽しむ

 8月31日の足尾・松木は29,3℃と残暑が厳しい日でした。

 午前中の来舎はありませんでしたが、昼頃に地元足尾町間藤に移住の60才代の男性が「ジャンダルムを初めて見に来ました」と帰りに来舎されました。

 次も足尾漁業組合の町田さんが巡回と試し釣りの帰りに寄ってくれました。今日は、魚の食いが悪くイワナが二匹(20センチ級)とのことでした。松木川は現在禁漁になっていますが、定期的に試し釣りをしているとのことでした。また、「(足尾における植樹について)ヘリコプターを使ってコンクリートの乳液場の袋をヘリコプターに釣って岩面にぶっけていた」と貴重な当時の植樹の苦労話を聞くことができました。貴重なお話をありがとうございました。

Imgp0164  14時ころには、宇都宮市在住の土屋さんご夫妻が「写真で見る日本のグランドキャニオン」を見てきましたと寄ってくれました。

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(舎人:仁平・済賀  線量は0.246μSV/h)

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