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2013年4月の29件の記事

2013年4月30日 (火)

哲学者・石川啄木の心が旭川市の児童へ届く

Photo  今日も『サルと人と森』の事務所に注文がありました。哲学者・石川啄木が自然をないがしろにした人間の傲慢な欲の追求に対して警鐘しているこの絵本。この絵本を読んで自然を大切にしてほしいと願って、北海道旭川市・「旭川MS会」にお願いして市の全小学校と図書館へ『サルと人と森』を寄贈することができました。

Photo_2  今月17日、MS会・松尾会長とそのメンバーは西川市長を訪問して、絵本100冊の目録を手渡しました。

Photo_3  啄木は1908年、釧路へ向かう途中、旭川駅前の旅館に一泊し、市内を見物しました。昨年は啄木没後100年、これを記念してJR旭川駅構内に石川啄木像が建立されました。

Photo_4  今年1月下旬、MS会の皆さんから『サルと人と森』を寄付してくれないかと提案され、当会はそれに応えることにしました。贈呈式は17日午後、市長室で行われ、翌日の『北海道新聞』ではその様子が報道されました。

 森と生きる暮らしの有り難さを、この絵本で感じていただければ幸いです。

2013年4月29日 (月)

シニアは元気、今やれることをやろう!

P4294097  今日のみちくさの朝は陽の光りが若葉を照らし、黄緑色の輝きを増していました。

P4294104 P4294116 人間は勿論、メジロ、コゲラ、カケスが新緑に満足し、求愛の囀りが一日中止むことがありませんでした。

P4294503 午前中はみちくさ訪問者が無いようでしたので、鎌田舎人とビニールハウス内のタブノキとスダジイを苗床へ移動しました。

P4294505 今日の気温が23度もありましたので、ハウス内は30度を超してしまいます。新芽や葉が焼けてしまうために移動しました。

P4294128 午後からは4組・9名の皆さんとの出会いがありました。一人で松木渓谷を散策する方が目立ちました。

P4294151 最後に寄ってくれたのが「埼玉県ひこばえハイキングの会」4名の皆さんでした。備前楯山に登った後に松木渓谷を訪れてくれました。皆さんは、「雄大な松木渓谷を見て感激しました」と言っていました。

P4294510  皆さんとは「今やれることを今やることに意味がある」、ということで心がひとつになった気がします。(舎人:鎌田、高橋・本日の線量は037μSv/h)

2013年4月28日 (日)

出会った“森とも”と一緒に心に木を植えました

P4284049  臼沢のヤマザクラが満開でした。カラマツの新緑も清々しく輝いていました。

P4284041  みちくさ近くの杭にノビタキが止まって囀りつづけました。今日のみちくさ訪問者は5組・29名でした。

P4284461  昼頃には、埼玉県からハイキングに来たTさんご夫妻。知人から松木沢を薦められて初めて松木を訪れたと言っていました。奥様は、「荒れた山の凄まじさ、と緑を植える方々に感動しました」と「森ともの声」に記してくれました。

P4284466  お二人が帰った後には早稲田大学生11名が訪れ、私たちの活動の話を聞いてくれました。

P4284472  その後、社会学を学んでいる学生は岡安スタッフの案内で、苗づくりの話と臼沢の森を見学してくれました。

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 その後、埼玉県の上里町ハイキングクラブの皆さん7名が寄ってくれました。クラブのリーダーは10年前に比べて松木の緑が増えたと言っていました。また、みちくさに寄って、田中正造の生き様を学んで後の役に立てたい、と「森ともの声」に記してくれました。

P4284477  今日はこの他に、JREU大宮の皆さん9名、第一期森びとインストラクター・谷さんがみちくさに寄ってくれました。

P4284064  皆さんが帰った後には、猿たちが夕食の若葉を食べていました。間もなく新緑が眩しくなる松木沢で、私たちは多くの皆さんと心に木を植えました。(舎人:岡安、高橋、実習・加賀、本日の線量は0.29μSv/h)

2013年4月27日 (土)

偶然の出会いを演出できました

 

 本日朝8時30分の気温は9度、小雨が降り時折雪が舞う、非常に風の強い1日でした。

 今日の来舎は2名でした。1人目は千葉から来られたしまくらまさしさんです。25年以上も足尾に入られているジャーナリストの方です。「フォトコン」に足尾の写真を掲載されているそうです。しまくらさんは「足尾の“光と陰の部分を伝えていくことが大切」だと一昨年の福島第一原発事故と足尾鉱毒事件は国策による被害ということでは一緒であることを仰っていました。また、「20数年前は、5月中旬にフジやミツバツツジが、6月上旬にはヤマザクラが残っていた。今ではGWに来ると、ミツバツツジやヤマザクラがすでに終わっていることも」と季節が変わってきていると長年足尾を見てきて実感できると仰っていました。
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 2人目は、松木会の星野忠司さんです。「昨年11月に立教大学のゼミの学生が私の家に来て、松木村について話をしてさせてもらった」「学生のレポートに(足尾の負の歴史の)一角は残しておいて欲しいとあったが、同じ思いだ」「公害のない社会を目指して(昭和47年9月に)松木会を発足した。1番の被害者は、松木村の人間なんだ。松木村を抜かして、公害云々を言われるのはおかしい。世の中に知ってもらいたく、住んでいだ人間の子孫としてその考えに同調して松木会を作った。資本家に公害の出ないことを意識したやり方を求めていく」と力強く話をされていました。星野さんとは昼食を挟んで、4時間ほど貴重な資料を拝見しながら、貴重な一時を過ごすことができました。

 しまくらさんと星野さんは偶然に一緒になりました。短い時間ではありましたが、お互いの情報を交換しあい、意気投合をされていました。

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(舎人:武田、小林。本日の線量は0.264μSv/hでした)

2013年4月26日 (金)

約2万5千本の苗木を育てる育苗活動が始まりました

 

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本日(4月26日)、足尾から南相馬市へ運ばれてきたコナラを南相馬市の苗床に並び替えました。育苗作業は9時から始め、11時半には終了しました。

 

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作業には市民の皆さん、JREU水戸の皆さん達16名が手伝ってくれました。このコナラは昨日、スタッフの柳澤、鎌田、小井戸さん三人が2台のトラックを5時間以上の運転をして現地に届けました。

 

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作業後には、昼食を食べながら今後のことを話し合い、これから夏を迎えての育苗を丁寧に進めていくことにしました。協力してくれました皆さん、ありがとうございました。(事務局:岩橋発)

 

 

 

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同日の足尾では春の森作業の最終日でした。残された黒土揚げを臼沢の森で行いました。天気の急変を心配しましたが、雨が降る前に100袋の黒土を揚げることができました。

 

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作業を終えて、ボランティアからは「こういった段取りがあって森づくりがあることを知ってもらいたい」、「成長をした木を見て思うのは、いろんな人の力があってこそだと思う」という感想が述べられました。昼食・交流時には雷が鳴りだし、強い雨が降り出しました。JREU高崎・新潟・長野の皆さん、スタッフの星野、白井さんご協力ありがとうございました。(事務局:小林発)

 

 

 

2013年4月25日 (木)

11.120本のコナラが南相馬市へ嫁ぎました

 

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 春の森作業5日目。今日は春爛漫の陽の下で作業ができました。朝8時頃、松木沢に向かう途中の桜の木にヒヨドリとまって花の蜜を吸っていました。

 

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 今日は3年間育てたコナラが南相馬市へ嫁ぐ日です。昨日に続き、コナラを午前中にフレコンや網に入れてトラックに積み込みました。

 

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 一袋の網には細い枝を折らない様にして20本のコナラを入れました。明日以降は潮風に慣れて防潮堤の主役になってほしいものです。

 

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 フレコンには800本~1000本のコナラを入れ、一台の大型トラックの荷台に10コを載せました。

 

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 作業は10半頃から13時頃までに終了しました。全員が春の陽差しを受けて達成感を味わいました。

 

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 作業の最後はトラック荷台にシートを張って、苗木が走風に負けない様にしました。遅い昼食を摂って、柳澤スタッフ、小井戸スタッフが運転するトラックを見送りました。18時半過ぎ、柳澤スタッフから電話があり、南相馬市に無事到着しました。5日目の作業を手伝ってくれたJREU大宮、横浜、八王子の皆さん、本日はありがとうございました。(事務局:済賀、水落発)

 

2013年4月24日 (水)

屋久島・鎮守の森植樹祭に参加して来ました

鹿児島県は屋久島、平内地区で行われた鎮守の森の植樹祭に参加して来ました。植樹祭当日(4/21)は、前日の雨が嘘のように晴れ渡り、気持ちのいい天気となりました。

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鎮守の森を作る会(代表 坂東五郎さん)の皆さんが、ゼロから4年がかりで準備をした今回の植樹祭は、地元の方、移住した皆さん、島外からの参加者を含めて200名を優に超えるひとびとを集めて行われました。植樹した木は17種類3056本。タブノキ、スダジイ、アラカシ、ウラジロガシなど、関東でもお馴染みの木の中に、バリバリノキ、リンゴツバキ、ホルトノキ、イスノキといった樹種が特色をだしていました。

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拍子木と地元の太鼓の音が響く中で開会式が行われ、ユンボによる大きな垂れ幕が上がるとひときわ大きな拍手が。宮脇昭先生による植樹指導があったのち、18班に分かれての植樹です。

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わたしは6班リーダー役を仰せつかり、奥にある若干傾斜した場所の担当となりました。傾斜地は森びとの宿命(笑)でしょうか。簡単な説明の後いよいよ植樹開始。林縁を含めると1平米4本ほどでみっちりと混植します。マルチングをして鹿よけネットをかけて終了。丁寧に1時間半近くかけての作業はとても充実したものでした。若干赤土が多く水はけが心配されるところもあったのですが、開会式が始まる前から参加者の皆さんと一緒に一生懸命土起こしをしため、きっと無事に育ってくれるものと思います(宮脇先生もじ~っくりと見ていかれましたし!)

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閉会式もつつがなく終わり、ふと気づくと始まる前は雲に隠れていた破沙岳がくっきりと顔を出しました。きっと主催された皆さんの思いが通じたのでしょう。屋久島は少し移動すると全く違う風景があって、そのどれもがとても魅力的です(天気も実際に全然違っていたり)。ここ南側方面からは破沙岳やモッチョム岳?がとても印象的でした。

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坂東五郎さんの思いで始まったこの植樹祭、今後は町に引き継がれていくそうです。一見、豊かな森が多く見えるこの島も、さまざまな要因で原生の森が失われつつあるようです。そのことについてはまた次の機会に書こうと思いますが、そういう事実も含めて植樹祭がいつまでも継続してくれるといいですね。植樹祭自体は、いろいろと手作りの趣向が凝っていて、また子供さんも含め若い方々が沢山参加されていて活気のある楽しい会でした。

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屋久島で植樹をするということで伺うきっかけを作ってくださいました坂東さんはじめたくさんの皆様に感謝したいと思います。また現地で出会った方々、植樹でお世話になった皆さんにも。有難うございました。屋久島最高~(小黒)

南相馬市へ嫁ぐコナラを積み込む

P4244425  春の森作業4日目の天気は天気予報通りに雨でした。ニホンジカ等の生きものたちは森で雨宿りをして、小雨になった夕方にニホンジカたちが動き出してきました。

P4244421  今日は雨が降っていたので作業を変更して、南相馬市へ嫁ぐコナラをトラックへ積み込みました。雨や雪が降ると臼沢の階段が濡れて滑りやすくなり、安全を第一にしました。

P4244428  1トン入る土のう袋を大きくしたフレコンに苗木を入れて、それをトラックに積み込みました。雨が降って苗木には有り難いのですが、その分水分が含んで重たくなります。それをひとつ一つフレコン内に並べて、1袋のフレコンに約800本のコナラを入れました。

P4244434  午後1時半には5600本のコナラをフレコンに入れ終わり、遅い昼食になりました。今日はJREU東京、千葉の皆さんと事務局、スタッフの皆さんが手伝ってくれました。冷たい雨の中の作業を手伝ってくれた皆さん、有り難うございました。(事務局:済賀発)

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2013年4月23日 (火)

意識と身体が一体になると凄いパワーがでる

P4234392  春の森作業3日目の天気は晴れ時々曇り、無風状態でした。8時頃、みちくさから見上げた中倉山は美しい姿でした。

P4233998  ニホンジカたちも朝陽を浴びて朝食を食べていました。この頃は生まれて2年~3年の子ジカが目立ちます。

P4234408  作業現場に向かう臼沢の森入り口には木々の土に混じってきた花が顔を見せてくれていました。コナラの葉も開きはじめていました。

P4234397  約500段の階段を登った所が作業現場。今日も100段の階段を10往復して、土のう袋に入った黒土を100袋揚げました。

P4234015  最初の一歩から3回位の登りがとてもきつく、それぞれがそれを乗り越えていました。

P4234007  今日はJREU長野、高崎、新潟の皆さんが最後の100袋まで黙々と運んでくれました。

P4234008  長野の方は本日が55歳の誕生日で、「とても良い記念となりました」と言っていました。森びとからピンク色の森びと缶バッヂを誕生記念に差し上げました。

P4234405  普段身体を動かす機会が少ない中で、目標を定め、やる気をもって動き出すと身体の潜在力が発揮されることを実感しました。JREUの皆さん、有り難うございました。(事務局:水落発)

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2013年4月22日 (月)

黒土103袋を荷揚げしました

P4223989 P4223978  春の森作業の2日目。松木沢のから臼沢の森を見るとトビが群がるように舞っていました。

暫くするとトビは枝にとまり、何かを狙っているようでした。

P4224387  作業前にその近くを探っていると鹿が死んでいました。美味しい餌がそこにはありました。

P4224338  今日は天気も良いので100段の階段を往復して土のう袋に入った黒土を運び揚げました。

P4224343 P4224347  現場までの途中、「若葉寒」で積もった真っ白い雪を被った中倉山を背景にして、カツラ等とブナが元気な息吹を見せてくれました。

P4224358  重さ約25㎏の黒土の荷揚げ目標はこの階段を10回往復することにしました。なんとその後の作業では、100袋を荷揚げようとなり、13時には103袋の黒土を揚げることができました。目標達成を噛みしめた顔をして写真を撮りました。

P4224365 P4224378  下山して臼沢の入り口には9年前に植えたヤマザクラが淡いピンクの花を見せくれていました。可憐な花に感謝でした。

P4224385  目標を達成してくれたJREU八王子、横浜、大宮の皆さん、ありがとうございました。(スタッフ:仁平発)

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