「自然と共存できる道すじ」を立てる政治へ
10月下旬、知床半島散策帰りに釧路湿原に寄った時、西田敏行さんのメッセージが書いてある冊子を手にすることができました。その一部に、西田さんは「あの日から、ボクの故郷福島は激変した。なにもかもが変わってしまった福島。農業や漁業といった、福島を支える第一次産業にたずさわっていた人たちが、いま、絶望のふちにいる。大地、海、風、雨・・・いちばん自然に近いところで生活を営んできた人たちが気の毒でならない。ボクたちは、これまで目先の利益を求め、利便性のよい環境をつくり、開発を進めてきた。でも、快適な生活と引き換えに、たいせつなものを失ってしまったのではないだろうか。もうそろそろそんなことはやめて、立ち止まって考える時期にきていると思う。人が暮らすということはどんなことなのか。自然をコントロールできるというのは人間のおごりだ。自然に礼を尽くし、自然と共存できる道すじを立てていかなければ。ボクたちは謙虚な姿勢で向き合わなくてはならないと思う」。(『釧路湿原』財法・自然公園財団より)
この「自然と共存する道すじ」は政治がつくらなければならないと思っています。私たちは森と旅(暮らし)をしているようなものではないでしょうか。この旅の道すじの未来をタンチョウたちは歓迎しているようです。このような政治を衆院選挙でつくりたいものです。アパアート近くのイチョウの葉が朝陽に輝いていました。
コメント