生物社会の掟に学ぶ森づくり
京都市で開催したフォーラムから10日間が経ちました。夏休みもあと1日を残すまでになり、間もなく9月を迎えます。国会では新しい総理大臣が本日決まる見通しです。どんな再生可能な自然エネルギー政策が打ち出されるのか楽しみです。
森を散策してみると、アオハダ、エゴノキ、ハクウンボク等の実が枝から垂れ、オオカメノキ、ナナカマド、コシアブラ等の実は初秋の光り受けて熟するのを待っています。これらは鹿や熊、鳥や虫の餌として、昔は私たち人間の食量となっていました。昨年豊作であったミズナラのドングリは、今年、見あたりません。
生物社会の掟は自然環境の変化によって個体は減少しますが、子孫は絶やしません。森に入って観察するとこのような事が実感できます。人間社会に取り入れるべきことが生物社会には沢山あるようです。まもなく9月、足尾と八幡平そして会津の森で“森とも”の皆さんと次世代に豊かないのち森を引き継げるように、楽しい汗を流していきましょう。
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