大人は未来を生きる子供たちに責任を持つべきだ
足尾のどくだみ荘の近くではドクダミの花が咲きました。「遊働楽舎・みちくさ」畑の畦には野イチゴの花が咲きました。多くの子供たちはミルクをたっぷりかけた甘いイチゴは知っていますが、その原種たる野イチゴの味は、と聞かれても「甘酸っぱい」と答えられる子は少ないでしょう。“みちくさ”ではこんな体験ができれば子度たちの心に自然の恵みは有難い、という心が育まれるのではないかと思うと嬉しくなります。
先月29日に開催された「アースデー2011in桐生」では、私たちが上映したアニメDVDと環境ドキュメンタリーに大人が子供連れで参加してくれました。今年で6回目のアースデーですが、取材した地元新聞記者の感想は子供連れの参加者が非常に目立ったということでした。孫二人を連れてきたお祖父さんはDVDを観て「アニメは子供に何かを考えるきっかけを与えてくれました。ドキュメンタリー(字幕スーパーであったために)は家に帰ってから子供に話してあげる」と言ってくれました。また、若いお父さんからは「NPOがこのような取り組みをして頂けることは素晴らしいことで、感謝します。これからもがんばってください」と励ましの言葉がありました。
東日本大震災に遭遇した私たち大人は、未来を生きる若者や子供たちに日本人の素晴らしい文化を引き継ぐことではないでしょうか。それは“森に生きる・自然の恵みに感謝する”という文化です。今日、内閣不信任案は否決されましたが、今、大人が示すべきは水で冷やしても10万年以上も消えない放射能に頼らないエネルギー政策を打ち出す内閣を求めるべきではないでしょうか。
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