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2011年6月の24件の記事

2011年6月17日 (金)

森は新たないのちを育む

P6171864  宮脇昭先生は政府の「復興構想会議」に「津波からいのちを護る森の長城プロジェクト」を提言しています。当会もこの提言を実現させようと、昨日は「日本の森を元気にする議員連盟」に要請しました。議連会長の参議院議員・今野東さんと事務局長・松浦大悟参議院議員との話では議連会員の勉強会を開催し、被災地でのいのちを護る森づくりを実現していこうとなりました。

P6171865  今日は足尾・松木の杜で草刈りをしました。この地は植樹する前までは木すら生えなかった所でしたが、ここを開墾して木を植えてみると新たな生きものの命が誕生してきます。新たな草が花を咲かせ、虫が集まり、鳥が巣を作り雛を育てます。冬に誕生したバンビは母親に励まされて自然と共に生きていくことを学んでいます。

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P6172815  9日の『農業新聞』論説では、「今こそ生物多様性を復興のキーワードにするべきだ。人間の暮らしを支える多くの生き物が豊かであるためには危機に直面した里地・里山を再生することが先決だ」と書いてありました。時代は“森と生きる”ことがキーワードですね。

舍人紹介(作成中)

みちくさって何?(作成中)

みちくさオープン!

このたび、私たちは、栃木県・足尾の松木沢に遊動楽舎(愛称みちくさ)を開舎いたしましたhappy01。どなたでも立ち寄れる休憩所のような場所です。トイレ施設やお茶のサービスもあります。足尾の松木沢にいらっしゃるハイカーのみなさん、釣りを楽しむ皆さん、たまたま通りかかったみなさんも、ぜひぜひお立ち寄りくださいshine。開舍時間は土曜日、日曜日、祝祭日の10:00~16:00です。多くの方々がいらっしゃることを心待ちにしております~。

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●「遊働楽舎・みちくさ」とは

 私たちは自然環境に働きかけ、自然から学び、協働で得た知恵と収穫を共有し、共に汗を流した人たちと楽しんで生きています。このような生活を現代社会で体験することは極めて難しくなっています。文明の岐路に立たされている私たちが未来を切り拓くためには原点から創造することが大切なのではないでしょうか。この原点を表現したのが「遊働楽舎」です。私たちが自然(森)とともに生きていくために、この「遊働楽舎」で“みちくさ”をしていただきたいと願っています。

●みちくさ”は「舎人」が皆さんをお待ちしています

 5千万人を超す60歳以上の皆さんは、成長過程の様々な場所で“みちくさ”をしてきました。この過程では自然から学び、地域の方々から様々なことが教えられてきました。振り返ると“みちくさ”は人が生きていくうえで大切な基礎が培われてきました。 “みちくさ”の運営は「舎人」が行います。舎人は足尾の森づくりを推進してきた皆さんです。

●“みちくさ”は、土曜、日曜、祝祭日にオープンしています

 “みちくさ”は基本的に土曜日、日曜日、祝祭日にオープンします。舎人は、施設の管理、情報の収集、森づくりの案内、足尾の歴史や生態の紹介など、松木沢を訪れた皆さんとの出会いを大切にします。2011年度中に、太陽光で電気をつくり、松木沢の自然をカメラで撮影し、この映像をインターネットで配信できるようにします。

※12月・1月・2月はクローズです。

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2011年6月15日 (水)

故郷を奪われる村人の気持ちを歴史に刻む

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 13日の夕方、臼沢の階段作りを終えて帰り支度をしていると「遊働楽舎・みちくさ」に車が止まりました。車から降りた皆さんはみちくさを見ていましたので事務局は近くに行ったところ、その方は古河機械金属㈱本社・相馬代表取締役社長ということでした。早速、みちくさの入口を開けて室内を見てもらいました。相馬社長には改めて足尾町旧松木村跡地での森づくりによって生態系が豊かになっていることを実感していただきましした。

P6142806  当日の作業は25日から始まる臼沢の森づくりに欠かせない階段作りを行いました。スタッフの森戸さんと鎌田さんは間伐材での階段を、済賀、小川両事務局は金属製の管によって階段を完成させました。2011年植樹会場はこれまでと違ってさらに高い場所になります。その場に行くには3メートル程のコンクリート製土留めを越えなければなりません。事務局は、事故や怪我が発生しないように金属製の階段を頑丈に作りました。

P6141863  この臼沢の森の斜面をもつ山には名前が付いていません。もしかして12日にみちくさを訪れた星野さんが知っているかもしれません。約1千㍍地点から見下ろすと、松木沢渓谷入口には松木村の墓が見えます。12日、遠い故郷を想いだして涙した星野さんたちの松木村を奪われた気持ち、お祖父さんから聞いた故郷の話しを、私たちはきちんとみちくさの歴史に刻んでいきたいと思っています。

現代では、原発事故被災で故郷を奪われようとしている方々の気持ちも歴史に刻まなければと思います。ところで20日0時50分から日本テレビで「ドキュメント日本」という番組が放送されます。番組は私の友人が原発事故被災を取材してきた番組です。深夜放送ですが是非、ご覧になってください。

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2011年6月13日 (月)

心に焼き付く遠い故郷の人と森との生活

Photo 12日の「遊働楽舎・みちくさ」には4名の訪問者がありました。午後に訪れてくれた日光市細尾町在住の星野さん夫妻は、「下野新聞を見て、ご先祖が住んでいたこの旧松木村に来た」と言っていました。話によると、星野さんの父親は生後1週間後に松木村が廃村になり、村を追われたと言います。親から伝え聞いていることは、「この辺りは養蚕が盛んだったが、亜硫酸の被害を受け木がなくなり、燃料となる燃やす物もなくなり根をむしりとって煮炊きをしていた」と話してくれました。また、お祖父さんは村人の仲間たち数人と国会議員だった田中正造に会いに行ったそうで、その際につけていた日記が現存し、一部が足尾の資料館に保存されている、と言う話も聞かせてくれました。

P6131868 星野さんは、「何年前になるだろう。私の祖先がこの場所に住んでいたと云う。この場所に来たことがあるが、それから40年近く経つのか?本日で2回目の訪問である。案内板(森びと制作の松木村の歴史の看板)を読み、その絵を拝見したら涙が流れた。何故か胸が一杯になってしまい、何も書けなくなってしまった。当所に立ち寄って当地の住んでいた大体の場所も分かった。」(抜粋)と、『森ともノート』(訪問者ノート)に書いてくれました。

P6131856 岡安さんとともにご夫妻の話をうかがい、こんなに感激していただけて本当に私たちの活動がほんの少しお役に立てて嬉しく思いました。小さな森ではエゾハルゼミが大合唱です。当時の村人は、ツツジやミヤマサクラ等の花に心を和ませ、自然(森)に感謝していたのだろう、と想い描きました。星野さんご夫妻の話を胸の奥にしまい込みました。(報告:舎人・小林、岡安)
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2011年6月12日 (日)

森から元気をもらって気持ちよい汗をかきました

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 その一人の横山さんは、「桐生に生まれて65年、初めて渡良瀬渓谷鉄道に乗り、足尾での植樹にも初めて参加させていただきました。昔の禿げ山がこのように緑に覆われている姿を見て、改めて長い間皆さんが地道に活動されてこられた事に感動しています。まだまだ長い道のりでしょうが、私も小さな協力ができたことを嬉しく思いながら、これからの活動を応援させて頂きたいと思います。」と『森ともノート』に書いてくれました。また、太陽光でお湯を沸かしたり、目玉焼きを作るクッカーを提供してくれました昭和理化学器械㈱・周藤さんありがとうございました。

P6112057  その日の午後2時から3時までの1時間は栃木放送(ラジオ)「土曜・ちゃっかり亭」に、高橋副理事長と舎人・清水卓さんの2人が生出演しました。「ちゃっかり亭」のちゃっかり女将・臼井佳子さんと森づくりのトークをさせていただきました。臼井女将さん、報道制作部の中山さん御世話になりました。

そして本日は早朝から車を運転し、ピザ釜用の大谷石を運びました。高橋副理事長実家は東日本大震災で塀の大谷石が崩れました。その大谷石を無償で提供してもらい、柳澤事務局員が運転する大型トラックで運搬しました。柳澤さん、長時間の運転お疲れ様でした。

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2011年6月10日 (金)

苗木も人も風がここちよい?環境づくり

P6102718  「ここちよい風」が気持ちよい、ということを感じられるのは汗した人だけであることが分かりました。今日は標高900㍍以上の臼沢の森で草刈りと階段作りを行いました。標高750㍍の森びと広場の気温は28度を超していましたので臼沢の森も夏日でした。しかし、作業の合間に休憩すると松木沢から吹き上げる風が何とも言えない“ここちよさ”が気持ちを和らげてくれました。腰を下ろすと「ああー、気持ちいいなあー」という声が聞こえてきました。

P6102728  P6102038 昨年植えた苗木は写真のように草に覆われています。この時季は苗木が生長するのに一番大切な時です。この苗木の周りの草を刈ってやらないと草に負けて生長が鈍ってしまいます。今日は、苗木の環境改善と今月下旬から始まる森づくりに参加してくれた皆さんが安全で怪我の無いように植樹会場の環境整備を進めました。

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2011年6月 9日 (木)

未来を生きる若者へ“森と生きる”心を伝えたい

P6092022  この時季、足尾「どくだみ荘」周辺は甘い香りが漂い、密を求めて蜂やヒヨドリ等の生きものたちが香りに引き寄せられています。そんなニセアカシヤの白い花と香りは足尾の山々に初夏を届けているようです。

 今日は、栃木県北高根沢中学校の生徒達が松木沢を訪れてくれました。引率の斉藤先生によると今年で3年目の環境学習ということでしたが、松木沢まで来たのは初めてだそうです。この学習は足尾町で二代にわたって治山・緑化事業をしている山田さんがガイドをしていますが、今日は山田さんの紹介で森びとが森の話をさせてくれました。

 P6092030 ニセアカシヤの白い花とその香りに出会うたびに想い出すことは、秋田県大館市の花岡鉱山、足尾銅山等で強制的に働かされた中国、朝鮮人が生きるために食べなければならなかったのがニセアカシヤだった、という話です。1930年代、日本人男子の多くが中国侵略で大量動員されましたが、後方の国内での軍備増産要員として中国、朝鮮人が連行されました。全国的に食べ物が少ない中で連行された中国、朝鮮人の食べ物は酷いときにはマントウ1個だったと言われています。この空腹を満たすためにニセアカシヤが食べられていた、という話を聞いたことが忘れられません。

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2011年6月 8日 (水)

辛かった土揚げが若木を一気に大きくする

P6072635  宮脇先生がよく言っていた「木は根、根は土がいのち」ということが実感できた今日の草刈りでした。05年から始めた臼沢の森づくりでは人海戦術で土や腐葉土を植樹会場に上げました。3年後には植樹参加者が背負子を背負って黒土、腐葉土等を上げました。一昨年の早春には索道を使って黒土や腐葉土を荷揚げしました。すべての苗木の根が大地にしっかり張るように土をあげてきました。その甲斐あって臼沢の苗木たちは3年を過ぎると一気に生長します。今日はその勢いを実感しました。下から吹き上げる風に若葉が揺れている様子を見ていると少しばかりの辛い作業はすべての生きもの達を元気にさせていることを感じます。

P6072624  今日も昨日に引き続いて草刈りをしました。草刈りをしていると昆虫たちの生活が目につくようになり、観察をしていると改めて木はすべての生きも達の生活基盤であることが分かります。今日は作業の合間にサンショウを5本植えました。苗木を持ってきてくれた鎌田さん、柴田さんありがとうございました。

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