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2010年10月26日 (火)

生態系の源は森ではなく土の中の生物でした?

Kitsune

 キツネは翌日の24日にも私たちを歓迎してくれました。24日は「秋の会」が開かれ、25名が五感を養いました。秋のゲストは金子信博先生(横国大教授・通称:ミミズの先生)でした。

Pa241626 足尾でも標高1200㍍付近では色がかすんだ紅葉が観られます。多くの山肌はヤシャブシ、ヤマハンノキ、ニセアカシヤが緑化事業で植えられましたので紅葉はかすんでいますが、亜硫酸ガスに負けずに生き抜いたミズナラ、ダケカンバなどの葉、私たちの仲間が植えた木の葉は鮮やかな色を見せてくれます。「秋の会」では鉱毒の亜硫酸ガスに耐え抜いたミズナラを観てきました。このミズナラは標高・1270㍍付近で生き、幹の周りが2㍍半程ですが樹高は20㍍もありません。一行は100年以上は生きているミズナラの幹に触れ、土にも触れてその逞しさを感じとっていたようです。

Pa241639 昼食時には、アケビ料理、松木で育った芋がら料理、栗とマメのおこわ、メインの芋煮を食べて秋の味覚を味わいました。ゲストの金子先生からは土の中の世界を紹介して頂き、土の中の生物に活かされている木、その木に生かされている私たちという現実を実感しました。金子信博教授ありがとうございました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。(キツネの写真は田岡インストラクター撮影)

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