松木沢の憩いの場を目指して
私たちが森づくりを行っている日光市足尾町の松木沢渓谷には毎年訪れる方が増えている気がします。3月中旬以降は渓流釣りを楽しむ皆さん、春休みには中型バスや大型バスで訪れる生徒や学生の皆さん、4月中旬以降は植樹を行う団体の皆さん、梅雨が明ける頃から秋にかけてはハイキングを楽しむ方々、また、ロッククライミングや皇海山(すかいざん)を目指す登山家の皆さんが訪れます。
昨年、当委員会はここを訪れる皆さんに知っていただこうと松木村の様子とその歴史描いた看板を設置しました。今年は作業小屋を設置し、松木沢に生息する生物や足尾や松木村の歴史を通じて人は森に生かされていることの大切さを感じていただこうと準備をしています。この小屋は現地を訪れる皆さんが気軽に自然と触れ合う場として、また、訪れた皆さんからの情報を集約してその情報を発信していきたと願っています。小屋では美味しいコーヒーやお茶等を飲めるスペースも確保し、現地を訪れる皆さんと楽しいひと時をつくりだしたいと願っています。
昨日はその小屋を設置する場所の整地に入りました。梅雨が明けた頃(今月末)には小屋を設置します。年内に小屋の改修、生物調査と情報収集・整理を行う予定です。皆さんの情報をお待ちしています。この事業は三井物産環境基金の助成金で支えられています。
昨日の午後は集中豪雨的な雨に遭いましたが、小屋を設置する場所への土砂運搬を決めてきました。「絆の森」では4年前に植えたヤマザクラが実を付けていました。美味しそうな色をした実ですので鳥や蜂の餌になるでしょう。
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