森の叫びに応えていきたい
今月29日に開催する第2回「森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」で講演してくれる浦川治造さんに会ってきました。14日は風が強い日でJR東京駅八重洲側から出発するバスが運行するか心配でしたが、安全運行によって待ち合わせ場所の木更津金田バスターミナルに到着しました。そこから浦川治造さんが運転する車で事務所へ向かい、フォーラムの打ち合わせをしました。 話の中で浦川さんは、“アイヌは森を畏敬の念をもって大切にして森と一緒に生活してきたが、昭和30年以降、木が金になるからと言って、入ることがなかった山(アイヌは始めて入る山は「新山」という)に入って巨木を伐ってきた。その後の森は湿地帯が無くなり、ワサビ等が消えてしまった。今、考えると取り返しのつかないことをしてしまった。森は生活に欠かせない大切な自然だ”、というような話をしてくれました。
京都議定書での日本の目標は温室効果ガス90年度比6%削減でした。その方法は「二酸化炭素を吸収する植林など森林整備で3、8%、他国への技術や資金提供によるを削減分を国内目標に組み込む1、6%、省エネなど国内対策で0、6%」でした。結果は削減どころか増加傾向にあります。
浦川さんの話を聞いて、現代においても人は森に生かされていることに気付かなければならないことを改めて感じました。フォーラムではその森が悲鳴をあげていることに気が付き、森が人類に呼びかけている声を具現化できればと願っています。
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