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2009年10月19日 (月)

本物の森を守り抜くために、課題は何か

Pa182686

 昨日は第3回目の「森びと塾」(東京事務所)が開催されました。天気は曇りでしたが、ブナの葉が黄金色に輝いている新潟県南魚沼郡湯沢町の天然ブナ林を散策し、40年以上も国有林を守ってきた関根依智朗さんの講演を拝聴しました。
 塾の前半は、苗場山国有林三俣21林班・ブナ天然林更新試験場を関根さんのガイドで散策し、天然林の林相、木々の香り、落ち葉の臭いそして貯水力の凄さを体験しました。後半は、湯沢町の公民館で関根さんの講演を拝聴し、質疑・討論をしてきました。
 関根さんからは、樹木の役割りと国有林の問題とその原因、そして日本の森林をこのまま放置しておくと大変なことになってしまう私たちの課題が話されました。特に、「森は何百年も何千年も生きつづけていくが、この森を見守る人の育成が大事だ。森林が大事なことは誰も知っているが、しかし、それがどうしてなのか、ということを知らない日本人。その意味でこのような塾で森を学んでいることは凄い。山で働く者を確保してほしい。山はダムなのだ、ということをピーアールしてほしい」、という事等が話されました。
 関根さん、そして休日のところボランティアでバスの運転をしてくれましたJRバス関東の遠山さんありがとうございました。

Pa182678

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