小さな虫たちのパワーに感謝します
今日も朝5時に起床しました。気温は10度を下回りました。スタッフが炭を熾してダッチオーブンでご飯を準備していましたが、起きてきた子どもたちは火の周りに集まってきました。それほどキャンプ場の朝は涼しい朝になりました。
昨夜は灯籠流しをしました。森の宝物探しから帰った親子は温泉に入り、親子の会話をしました。その会話を灯籠に描き、星空の下で灯籠を中禅寺湖に流しました。その願いは天の川に届くように祈りました。
今日の授業は森の宝物(友達)探しです。昨日、300年以上も生きつづけているミズナラやトチノキ落ち葉を拾ってきた中に棲む友だちを探し当てました。子どもたちはクモ、ミミズ、ムカデ、アリ等を探し当て、落ち葉を餌にして生きている分解動物の働きを学びました。結局、森の宝物は森(木)を元気にしている何万匹の虫たちでした。参加した斉藤さんは、「宝物は虫の生命(いのち)だ」、と言ってくれました。子どもたちは、何匹もの虫のなかの虫をルーペで拡大してスケッチブックに描きました。虫が大嫌いな女の子は授業が終わって、お父さんから借りた携帯電話でお母さんに虫の話をしていたようです。最後の授業では木は虫の餌と住まいであって、そのお礼に虫が森(木)の元気を与えているように、森の社会はそれぞれが生きていくために支え合う森の掟があることを学んだようです。
閉校式では、「落ち葉は人間たちが踏みつけて細かくなっていた、と思っていましたが、そうではなくて小さな分解動物が食べてくれていることを知りました。」、とお礼を述べてくれました。昼食は、恒例の流しそうめんを頂きました。教室は三日間、怪我もなく終わりました。スタッフの皆さんご協力ありがとうございました。
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