棟梁の技と心は毎日の修行で磨かれる
本日、棟梁の加藤吉男さんに会いました。加藤さんは山形県白鷹町生まれ、16歳から父親の下で宮大工の技術と心を学んできた方です。加藤さんは日本各地で社寺の解体、修理復元、新築、改修工事に携わってきました。1970年からは山形市を拠点にして、山形県と宮城県の社寺や文化財の修復・新築の棟梁として現在も修行を積み重ねています。
加藤さんからは様々な話を聞かせていただきましたが、加藤さんは地震や豪雨で家が流されたり、壊れたりすると、即、現場に立って調査・研究を続けている方です。勿論、木の選定は森に入って土壌、地質、日射条件等の木の生育環境を徹底的に調べています。その上、新築・修復工事着工前にも工事現場の気象条件等を現場に立って徹底的に身体にすり込み、原寸に活かしています。
棟梁の技と心は常に現場に立って磨かれ、そして絶対に手を抜かない、常にチャレンジ精神をもって修行をしている方、という印象をもちました。はじめてお会いしたのですが、加藤さんは快く話してくれました。加藤吉男さん、事務所の皆さんありがとうございました。
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