会社組織を築いているのは株主でなく社員です
先週、東京都内の外資系一流ホテルの副総支配人からの指示による電話が事務所にありました。用件は森づくりの話を聞きたい、ということでした。昨日は、その副支配人とお会いしてきました。待ち合わせ時間前に、都内の公園をぶらっと歩いてきましたら、公園内に春の草花を植えていました。東京は春間近を感じさせていました。
ホテルでの話は、宿泊者が宿泊して排出する二酸化炭素量を、その量を吸収する木を植えていきたい、木を植えるにはどうしたらよいか、ということでした。植樹はホテルの従業員、役員が行いたい、ということでした。
企業の社会貢献が後退する経済状況の中でのこの話は、とても人間的で、企業の暖かさを感じました。森づくりのコスト面までホテル側から質問されましたが、ホテルは二酸化炭素削減策を社会的にまもなく打ち出したい、と述べていました。副総支配人は小さい時から環境教育がなされている国の出身のため、企業としての地球環境保護活動は責務だ、という強い意思をもっているようでした。どんな組織でもトップの意思と実行力が現場を支え、現場(会社)の力になっているのだなあー、と感じました。
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