人と生きる鎌倉の森を歩きました
快晴の昨日、東京事務所のメンバーは神奈川県鎌倉市で雑木林を守っている森びとインストラクターのフィールドを散策してきました。森びとインストラクターは田岡さん、フィールドは鎌倉中央公園、案内人は久保さんでした。田岡さんは「NPO法人 山崎・谷戸の会」の会員となり雑木林管理班で活動し、案内してくれた久保さんは長年、鎌倉の雑木林を調査し、宅地開発等に反対して雑木林を保存している方です。
現場に入ってみると、人間は森(自然)から生かされていることが実感できる大切な三浦丘陵地の一角でした。散策の目的はこの地に100年以上は生きているアカガシを見ることでした。このアカガシは江戸時代からの鎮守の森に生きていました。幹の直径は1㍍を超え、樹高は20㍍もあるようでした。鎮守の森にはカシ類を守っている低木で珍しい、通称・アリトオシが生えていました。
海抜50㍍程の丘陵地帯の森の中では、森が水を蓄え、土壌を守り、田圃では稲作、段々畑では野菜を作り、人間が森と生活している様子が解ります。他に、ミズキ、ヤマグワ、マユミ、ヤマザクラ等の巨木、そして珍しいカゴノキが生えており、4時間ほどの散策では素通りしている感じでした。何度も訪れたい森でした。
帰路の途中、この雑木林を守っている「山崎・谷戸の会」の皆さんの活動に感謝しました。案内をしてくれました久保さん、田岡さんありがとうございました。「森びと神奈川ファンクラブ」の活動に期待します。(写真は、ウンナンオウバイとアカガシです)
コメント