森びとインストラクターの皆さん、本物を見抜け!
第4期「森びと教室」の5回目講義が始まりました。講義内容は、1時間目は宮下正次さん(当委員会理事)の「森も人も病んでいる」と題した講義、2時間目は辻岡幹夫さん(栃木県環境森林部森林整備課長)の「足尾の自然と鹿の特性」と題した講義でした。
宮下さんは、森林の立ち枯れと人間にガンが多発している日本の現状(原因)を、ミネラル不足・微生物が生きられないところから解明されて報告し、この状況を救うのは炭しかない、と炭の効用に関して提起されました。続いて、辻岡さんは、7年間も日光の自然界で調査してきた鹿の特性と、この鹿の自然界への害などを報告してくれました。
鹿が増えた原因(繁殖が旺盛な鹿の特性と温暖化などによって降雪が少ない関連など)は結局、人間がつくりだしていること(辻岡さん)、また、ミネラル不足・微生物が生きていけない原因は、人間の豊かさだけを求めた結果によるもの(宮下さん)、というように、人間の生き方・考え方が原因であることが二人の先生から私たちへ訴えかけかけられました。
自然と人間社会の本物を見抜かねばならない、ということをインストラクタへの皆さんは突きつけられたようです。明日は、100年先の命の森を形成するドングリに命を吹き込むアドバイスをするインストラクターの皆さんです。
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