国境を越えた本物の森づくりをめざした看板づくり
本日は、事務局員の松村さんが2箇所の苗床に撒水しました。群馬県のスタッフ2名(小井土さん、柳沢さん)は、足尾森びと広場に設置する大看板用の間伐材を運搬しました。
足尾ふるさとの森づくり以降、一週間も秋晴れが続いています。その上、乾燥も続いていますのでポットの中は水不足です。苗分けした若木や命を吹き込まれたドングリは、雪が降る前に少しでも毛根に元気を与えようとしていることでしょう。そんなことを考えながら、色づいた葉をつけている若木、そして遮光ネットと藁のマルチングの下で根を出そうとしているドングリに水を与えました。
来年は、足尾で森づくりをはじめて5年目を迎えます。5年前に植えた樹木は3㍍以上の樹高になっています。足尾・旧松木村の跡地には着実に生命(いのち)の森が大地に根を張っています。100年先のこの森は、自然環境と人間の命を大切にする方々の熱意と継続によってつくられています。
5年を記念にして、「森びと広場」入り口に大看板を設置します。古河機械金属㈱足尾事業所の許可を得て設置する看板は、足尾の生態系と松木村の歴史そして私たちの森づくり活動を紹介していこうと考えています。180㌢四方の看板を支える支柱の大きさは、直径40㌢×長さ3㍍もあるアカマツです。このアカマツを足尾まで運搬しました。
この看板は、松木沢を散策するハイカー、春から夏に多い釣りファン、緑化作業をしている皆さんへの案内と訴えです。皆様のアイデアをお待ちしています。
そうか、森づくりは100年先のことまで考える。木の方が人間よりずっと長生き、だけどその森をつくるなんてかっこいいです。
投稿: 海 | 2008年10月22日 (水) 13:11