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2022年2月の5件の記事

2022年2月27日 (日)

春を告げる風が吹くなかで森作業

 本日(27日)南相馬の天気は晴れ、気温12℃でした。昨日に続く暖かい日で春を告げる風が吹き、春がそこまで来ていることを感じる一日でした。1月10日以降、作業や総会を予定していましたが大雪や福島県のまん延防止法により47日ぶりの会員との対面でした。みんな元気そうで安心しました。集った10名は第5回役員会と森作業を行ないました。Photo
 雫育苗場に10時集合し、温かいコーヒーを飲みながら役員会、渡部代表からは、南相馬市長選挙では桜井勝延氏が惜敗となりましたが、桜井さんの選挙協力に労いの感謝の言葉ありました。またロシアによるウクライナの侵攻は、どんな理由があっても許すことはできない。国際社会が協力して早期に和平へと導いていくことを願いたいとのあいさつが述べられました。Photo_2  役員会は、延期していた第8回応援隊総会成功に向けたタイムスケジュールなどを中心に話し合いました。役員会終了後の作業は、越冬対策の屋根部の防風ネットの撤去、育苗場の草刈り、苗木への散水作業、鎮魂植樹の苗木の選定を行いました。Photo_3

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 次回の森作業は3月11日ですが、東日本大震災から11年目の日ですので、当時の気持ちを共有しあいながらの第1回植樹会場での鎮魂植樹を予定しています。また津波により亡くなった菅野副代表の家族のお墓参りを計画しています。Photo_5  本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフと筆者でした。(報告 岩橋事務局)

2022年2月24日 (木)

自然の厳しさと向き合い、氷点下での育樹作業

 昨日(2月23日)、車で森作業に向かう途中、日光連山を見ると男体山が見えません。吹雪いている様子が分かり、足尾も雪かと心配しながら向かいました。日足トンネルを超え足尾町に入ると晴れているので一安心しました。松木川上流の山を見ると、尾根筋だけではなく山の斜面が真っ白です。

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 森びと広場の作業小屋に到着し、寒暖計を見ると-3℃です。作業小屋北側の積雪を測ると33㎝ありました。先に到着した鎌田さんがストーブに火を入れ、大野さんがコーヒーを淹れてくれました。まずは体を温め、作業の打ち合わせを行いました。当初JRFU植樹地の獣害柵の補強を考えていましたが、尾根筋の積雪と寒さから安全を第一に、民集の杜2018年植樹地の枝払いをすることにしました。新型コロナウイルス感染対策でまん延防止等重点措置が3月6日まで延長されたことから、3月の森作業についても打ち合わせを行いました。

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 ホッカイロをポケットに忍ばせ寒さ対策をして民集の杜へ出発しました。民集の杜のゲートを開け、中に入ると雪の上に動物の足跡が付いていました。冬眠もせず走り回る小動物は何だろうと写真に収めました。

 

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 鎌田さんは獣害柵内側のススキ刈りと枝払い。大野さん、加賀さん、筆者は2018年の植樹地の枝払いです。16日に枝払いしたところから作業開始。地面に近いところの横枝を切るために腰をかがめ枝払いをしていきますが、雪が積もっているので長靴が埋まり、つま先が冷たくなってきます。気温も低く、剪定鋏を持つ手も力が入らなくなってきます。右手から左手に持ち替え、手入れを進めていきました。

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 コロナ感染予防のため、会話を控え黙々と枝払いを進めると、あっという間に12時です。「昼飯にしましょう!」と声を掛け、作業を中断し森びと広場に戻りました。小屋の寒暖計は-1℃でした。

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 昼食を済ませ、午後も民集の杜の枝払いです。日本海側の低気圧の影響か中倉山や臼沢の尾根筋に時折強風が吹き、雪が舞い上がっています。杜の中も風が通り抜け、自然の厳しさを体感しました。

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 2018年に桐生ローターアクトの皆さんが植えたエリアに入ると、1㎡あたりの植樹本数が少ないせいか、木々の間隔が若干広く、幹の太さと樹高が高く生長の違いが感じられました。植樹に参加してくれた子供たちよりも小さかった苗木が3年で背丈の倍に生長しています。雨にも負けず、風にも負けず、しっかりと根を張り、幹は太く、源流の杜の一員として生長することを願いました。

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 中倉山に陽が隠れると一段と冷え込みます。3時近くなったので作業に区切りを付け広場に戻り、道具の片付けをして本日の森作業を終了しました。

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本日の森作業は、大野さん、鎌田さん、加賀さん、筆者・清水でした。

(報告・清水卓)

 

2022年2月16日 (水)

木々の豊かな生長を願う森作業

 本日の足尾は、午前中は陽が差していましたが、午後になると雪が降ってきました。

 新型コロナウイルス対策のまん延防止重点措置により、感染を予防するために足尾の森作業も参加するスタッフ・サポーターの人数を制限し行っています。

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Dsc03264(午前10時の臼沢の森)

Dsc03396(午後3時の臼沢の森)

  9時の気温は1℃、スッタフはモーニングコーヒーを飲み、久しぶりに顔を合わせ「心が落ちつく」中でミーティングを行いました。 

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 午前中は、渡良瀬商事様と黒土搬入の現場打合せを行いました。現場を確認すると、10cm以上の積雪のため「不安全」と判断し、今日の搬入はやめました。3月上旬に現場を見て黒土搬入日を決めることにしました。その後、「新植樹地」をどのような森にしていくか夢を膨らませようと見て回りました。

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 昼食までには少し時間があるので、先月できなかった「民集の杜」の2018年に植樹した木々の枝払いを行いました。3年間の下草刈りとカナムグラやクズなどのつる植物の除去に汗を流してきたおかげで樹高は3mを超え、枝が重なり合っています。

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 生長の遅いブナなどに陽が射すように、風通しが良くなるようにと枝払いを行っていると13時を過ぎてしまいました。作業小屋に戻り、昼食を摂りながら暖をとりました。

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 食事後は、みちくさの庭の点検と民集の杜の枝払いを引き続き行いました。枝払いをすることで林床に光が差し込み、地表の土壌分解が促進され、樹木が豊かに成長することを願って森作業を行いました。

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Dsc032961_2(枝払い前)

Dsc03314(枝払い後)

丁寧な枝払いで木と木の間がすっきりし、春を待つ木々たちが嬉しそうに見えました。午後3時頃になると本格的に雪が降ってきたので、本日の森作業を終了しました。

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本日の森作業は、清水、鎌田、柳澤、そして筆者の大野でした。(報告 大野昭彦)

雪景色の松木渓谷にアタックする若者 Let's!クライミング

  新型コロナウイルス感染拡大の影響で森作業は自粛中です。足尾在住の筆者が週に1度森の点検作業に入り、本日(2月15日)は4回目です。

 昨日未明からの雪は松木渓谷を白く染めました。しかし、春の雪は解けるのが早く、臼沢や臼沢西の森など南向き斜面の植樹地には残っていませんでした。

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 森びと広場や新植樹地、臼沢に通じる通路などはまだ10cm位の雪が積もっていました。

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 「みちくさ」の点検に向かったところ、大きなリュックを背負った若者二人と出会いました。一泊してジャンダルムに登るのだそうです。「気を付けて!」と声をかけると「ブログを見たらコメントします!」と元気に向かっていきました。

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 今日の点検では、①ゲートから森びと広場までの道路には雪は全くありませんでした。②森びと広場南側斜面下のテントの屋根の氷は再び出来ていましたが、取り除きました。③森びと広場のビニールハウス前の除雪を行いました

 明日は、新植樹地へ黒土の搬入が予定されています。温室効果ガスを吸収する森を育て、少しでも気候変動に歯止めをかけていきたいと思います

 報告・橋倉喜一    

2022年2月 9日 (水)

足尾の春を待ちわびながら森の点検作業!

 昨日(2月8日)の足尾松木沢の朝9時30分の気温はマイナス1℃、12時には7℃になり風もなく春の様な天気でした。コロナ禍で森作業自粛期間中、週1回の点検作業3回目です。

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 点検には加賀スタッフが参加してくれました。そこで懸案だったテントの屋根に溜まった「氷塊」の処理を行うことにしました。二人で屋根から落とそうとしましたがビクともしません。障害となっていそうな単管を外し、屋根に張ってある板をずらし再アタックしましたが駄目でした。

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 話し合った結果、熱いお湯をかけることでした。気を付けながらヤカン2つ分のお湯をかけ、それから2人が全力を出して垂れ下がったテントの屋根を押し上げると、ドスンと大きな氷の塊が落ちてきました。「ヤッター」と叫び声をあげてしまいました。氷は直径80cm、厚さ40cmのお椀型の塊でした。同じ状態にならない様に、仮の処置をしました。今後とも気を付けて観察をしていきたいと思います。

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 加賀スタッフは点検の間に、凧作りを行なっていました。新型コロナウイルス感染が収まり、子供たちが松木を訪れるようになったら、一緒に凧あげをしたいそうです。竹ヒゴ、凧の型紙、糸、マジック、セロテープを用意し、本体の材料はゴミ袋です。そこに好きな絵を書いて、短い時間で出来上がりました。

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 昨日は、風が吹いてくれず高く揚げることは出来ませんでしたが、森びと広場を駆け回る加賀スタッフの楽しそうな姿がありました。

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 大きな氷の塊が溶けるころには第6波の新型コロナウイルス感染も落ち着き、穏やかな春が来ることを願う2人でした。10日から11日にかけて大雪の予報もあります。雪への備えを怠らないようにしましょう。

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 点検作業は、加賀スタッフと筆者・橋倉でした。(報告 橋倉喜一)

 

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