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2021年10月21日 (木)

渡良瀬川にかかる虹が「里親植樹」を応援!

 昨日10月20日(水)の足尾の朝は、霧が立ち込め森びと広場の9時の気温は11℃でした。徐々に晴れ間が広がり、ゲート担当をしていた橋倉さんから、「足尾ダム周辺に虹が出ていた」と報告があり、林子さんが、撮影した渡良瀬川にかかる虹の写真を見せてくれました。

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 10月が今年最後の「第6回里親植樹」となります。9時10分から済賀スタッフが入れたコーヒーを飲みながらミーティングを行い、本日の作業打ち合わせを行いました。今日は差し入れが多く、橋倉さんから“おかきの詰め合わせ”、柳澤さんから“栄養ドリンク”、唐澤さんからはハートの形のおせんべい「きのどくな」。富山方言で“ありがとう”という意味だそうです。筆者清水からは“牛タンせんべい”です。森作業に力が入ります。

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 66名の皆さまから里親植樹の申し込みをいただき、95本の苗木を臼沢西の森に植樹します。渡良瀬川源流の森が元気になります。

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 外は晴れているのですが、作業小屋の屋根に雨の当たる音が聞こえはじめ「天気雨」での作業スタートとなりました。

 軽トラック2台に道具と苗木を載せ臼沢西の森に出発しました。「臼沢の森第2ゲート」前から背負子に苗木を入れたネットを載せ、植樹地に運びました。久しぶりに唐澤さんが森作業に参加し、苗木の重さを感じながら足取り軽く運び上げてくれました。

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 植樹地に到着し、済賀スタッフの指示で苗木を配り植樹が開始されました。苗木の根が伸びるようにスコップで穴を掘り、黒土と植樹地の砂土を混ぜ土壌をつくります。柔らかくなった土壌にポットを外した苗木を植え優しく押さえ、幹が風で振られないように篠竹に麻ひもで縛りました。

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 時折、松木沢上流から強い風が吹き、小雨が横から降りつけます。天気予報では「木枯らし1号」が吹くと伝えていましたが、普段から風が吹き抜ける足尾にも「冬の足音」が近づいているようです。 

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 無事すべての苗木の植樹を終え、集合写真撮影。食料の少なくなる冬は、動物たちが食べ物を求め植樹地に入り込みますので、点検を怠らず育樹活動を行っていきます。

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  下山後は、森びと広場、みちくさ、松木の杜の桜の樹皮を守るために巻いていた獣害ネットがきつくなっているので、ネットの交換とネット内で幹から伸びた横枝を選定しました。

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 昨年、松木の杜に植えた桜の木には肥料、炭などを根の周りに撒きました。15時を過ぎ作業に区切りを付けて後片付けをしました。 

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 11月から始まる臼沢の森の階段補修についてミーティングを行い本日の森作業を終了しました。久しぶりに森作業に参加した唐澤さんからは「仕事に集中させていただき、2年半ぶりに足尾の森作業に参加しました。離れていても足尾の森はどうしているかなと気にしていました。来年はシーズンに1度は参加したい」と抱負が述べられました。

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  2021年里親植樹に申し込んでくださった皆様に心より感謝申し上げます。冬は足尾の動物たちの食べ物が減り、幼木や樹皮を食べ命をつなぎます。足尾のスタッフ・サポーターが獣害柵や林内の樹木の点検を怠らず育樹活動を行っていきます。2022年の里親植樹への参加をお待ちしています。

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 本日の参加者は、鎌田さん、橋倉さん、松村宗雄さん、大塚さん、山本さん、福原さん、加賀さん、済賀さん、柳澤さん、林子さん、唐沢さん、そして、筆者でした。

(報告:清水卓)

 

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