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2020年5月の23件の記事

2020年5月17日 (日)

緑深まる中で、虫と野鳥に会えた森作業

今日の足尾は緑が一段と深まり、快晴の中での森作業になりました。

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上の写真は、風で舞うさくらです。

 コーヒーを飲みながら今日の作業打ち合わせ、先週に引き続き「民集の杜」の枝伐り終了に向けて作業することを決めて作業開始。

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午前中の作業が終わる頃に野鳥の産卵してある巣を見つけ、巣の周りの枝伐りをやめて野鳥にお返ししました。

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 その後の作業休憩中に、小柴さんが蝶を捕まえてくれました。昨日のブログで紹介したアキグミの花の蜜を美味しく吸っていた蝶(ミヤマシロチョウ?)でした。

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午後の作業前には、キジが迎えてくれ、

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 休憩時間では、白い長い触覚を持った虫を見つけました。(白線の中で、草の種子の所に茶色い胴体。その先は白い触覚。虫の胴体の4倍近くありました。写真見ずらくてすみません。)

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Photo_22  「民集の杜」の枝伐りは若干やり残しましたが、それは次回にお願いし、今日の作業を終えました。鎌田さん、高橋さん、橋倉さん、小柴さん、弘永さん、お疲れ様でした。(報告者・小川)

2020年5月16日 (土)

JR東日本の地球温暖化防止計画は日本の脱炭素社会の勢いになるか

 5月12日JR東日本の深沢社長は「脱炭素社会に向けて貢献したい」として「2050年度までに二酸化炭素排出量をゼロにする」と言う目標を発表しました。コロナ禍で減収減益がある中にあって、未来社会を見据えた企業の社会的責務を果たすこの計画は“さすが”と思いました。“鉄道は地球にやさしい”と言うことにあぐらをかくことなく、未来を生きる人々の命を育む基盤を護りぬく一歩踏み出した計画だと感じました。

Photo_4  反面、二酸化炭素排出を実質ゼロにするにはあと30年もかかるのかと思い、それまで私たちは地球の恵みを受けられるのかとの不安も残りました。

P1176135  とは言え、世界各国から失笑されている日本政府の温暖化対策後ろ向き姿勢に対して、企業側からの脱炭素社会への道を切り開くきっかけになってほしいと願います。

Dscn1135  今年も沖縄、九州地方に大雨が襲い、引き続いて台風1号後の大雨が襲いかかろうとしています。コロナ渦によって生活様式・あり方が見直される中、もう一方では想定外の異常気象の猛威で生活を見直さなければならない時代が到来しているようです。

Photo_5  私は、南相馬で木を植えている全国の植林ボランティアと共に、地球温暖化にブレーキをかけていくことの意味が未来を生きる次世代につなげられれば有難いと願っています。(事務局員・東城敏男)

新緑の葉が揺れる音が聴こえるほどの静かな松木渓谷入口

 今日は休養日。筆者は朝から足尾・松木渓谷入口の「みちくさ」で原稿整理、橋倉さんとは昼頃から「みちくさ」で合流。

202005 「民衆の杜」全景

 穏やかな松木渓谷入口で写真撮影の講習をしました。足尾住民として足尾の自然と歴史の魅力を写真に収めようと目覚めた橋倉さん。

202005_2 「松木の杜」全景

202005_3 「新松木の杜」全景

 細かい字で書かれている説明書を読んでいるだけではうまくならないと、カメラを操作しながら覚えることにした橋倉さん。早速、「みちくさ庭園」内で草花や昆虫を撮影していました。

Photo  昨日はミヤマシロチョウ?を写真に収めることが筆者。アキグミの甘い香りがする花の蜜を舐めている瞬間に出会いましたのでシャッターを押しました。今日はモズが「みちくさ」近くの桜の木に止まり、地面の虫を探しているようでした。

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Photo_2  今日の気温が20度には届きませんでしたのでハルゼミの合唱もなく、とても静かなひと時でした。

Photo_3  14時半頃から小雨が降ってきましたので、帰路につきました。(報告・高橋佳夫)

2020年5月15日 (金)

ウイルスと向き合う心得を育む松木沢の森の中

 今日も足尾の森では朝からエゾハルゼミが合唱の練習をしていました。9時頃から気温が22度もありましたので元気そうな声が森に響き渡っていました。

Photo 「民集の杜」

 「臼沢の森」方面からは竹の筒を手で叩く音に近いツツドリがハルゼミの唄のリズムを合わせている様でした。今日は、朝から自然の音色を楽しみながらコロナ疲れを癒しました。

Photo_2  昼過ぎ、「民集の杜」を観察しているとノビタキがしきりに囀っていました。近くには雌がいましたので、落ち着かない様子でした。

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Photo_4 故・岸井さんの誓いの桜(手前右側)

Photo_5 「新松木の杜」の若葉

 今日は前理事長の岸井さんの命日。「松木の杜」入口には2009年の京都議定書最終年に温暖化防止の誓いを桜に宿した岸井さん。「松木の杜」の木々と一緒に、足尾・松木村跡地にその根を張っています。(報告・髙橋佳夫)

2020年5月14日 (木)

足尾・松木沢の贅沢な新緑の恵みに感謝です

 足尾の早朝は強風が吹き荒れました。天気が心配でしたが、8時頃には強風は止みました。今日の松木沢の昼の平均気温は20度から22度でした。

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Photo_6  森の中ではエゾハルゼミが合唱を始めました。立夏から1週間も過ぎたので恒例の合唱コンクールでしょうか。本日の作業は橋倉さんが苗木に撒水をしました。体感温度は夏日のようでしたのでたっぷりの水をかけていました。

Photo_2  筆者は「みちくさ庭園」の草を刈りました。しかし、小さな蝶が蜜を舐めに集まっていたので、ひと角の草は花が終わった後に刈ることにして、その他の草を刈りました。近くには昨年夏に植えた野イチゴがびっしりと根を広げ白い花を沢山付けていました。今年も甘酸っぱい野イチゴがいただけそうです。

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2 桑の実も楽しみです

 作業小屋の窓ではスズメバチがガラスに張りつき、新居(巣)を作る場所の下見を探しているようでした。昼過ぎは、「民集の杜」の枝払い後の様子を写真に撮ってきました。昨日に続き、爽やかな風が森林内を吹き抜けていました。とても空気が美味しい季節であることを実感し、森の恵みに感謝しました。

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Photo_4  昼食時には、今後の「みちくさ」の楽しい運営案を出し合い、そのひとつとして橋倉さんは一眼レフカメラで四季の松木沢を撮影しようとカメラの説明書とにらめっこしているようです。

1 右側の幹と枝の木はニセアカシヤ

Photo_5  帰宅途中、猿の群団がねぐらに戻っていくようでした。 (報告・高橋佳夫)

2020年5月13日 (水)

足尾・松木沢の新緑の清々しさを黄砂が悪戯

Photo  1カ月振りの足尾・松木沢。楽しみにしていた松木沢の森(杜)の新緑の美しさと清々しい空気。ところが黄砂がその美しさと清々しい空気の美味しさを半減させていました。

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Photo_4  午後3時頃から夕方までの散策でしたが、モズが歓迎してくれました。松木川の南側斜面ではツキノワクマが食事をしていました。大きめの熊で、冬眠明けの空腹を満たしているようでした。黄砂で鮮明に写りませんでした。

Photo_5  3月から始まった枝払いによって森の中は春の風が通り抜け、ウグイスの囀りの声も森を通り過ぎて大きく聴こえていました。

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2  足元ではフデリンドウが遅い花を咲かせようとしていました。

Photo_7  9年前は草地だった地を開墾し、幼木を植えたところが自然の力で本物の森に育っているようです。森の中を歩くと、休眠から目を覚ました木々の若葉が空気を美味しくし、光の射す方へ伸びる枝の葉の陰はとても目に優しく感じました。 

Dscn1947 ウワミズサクラの花

Photo_9  植林ボランティアの皆さん、草地から森へ育てて頂きありがとうございました。(報告・高橋佳夫)

2020年5月11日 (月)

外出自粛疲れを忘れて森の防潮堤づくり作業

Photo  気候変動の影響なのか一気に真夏日になった本日(5/11)。10時に南相馬市育苗場にて作業打ち合わせ後に森作業開始。コロナ渦の中での作業はマスク着用と無用な話を避け、緊張感が張り詰めたような感じで進められました。

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2020511_3  2日前に恵みの雨が降りましたが、気候変動の真夏日でポット内は乾燥していました。苗木に爽やかな風と水をたっぷりかけ、いのちを吹きこむために苗木場に囲った防風ネットを取り外しました。

2020511_5 2020511_4  休憩タイムでは、コロナ渦の中での自粛疲れ、それによるトレスが蔓延している生活の話が中心となりました。汗と土にまみれた森作業に集中していると、森作業の達成感も感じられ、短時間ではありましたがコロナ渦ストレスが軽くなりました。

2020511_6  3・11に祈念補植した苗木も浜風に負けず生長をしている姿にさらに元気をもらいました。作業後は今年の補植作業と草刈りに力を入れていく事を話し合って本日の作業を終了しました。今日の作業は、岩橋、原田、東城睦子、筆者でした。(報告 東城敏男)

 

花と新緑の中での森作業

本日(5月10日)の足尾は、新緑と花迎えてくれました。

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作業小屋の温度計は、13℃ 雨。今日の作業打ち合わせ、午前中は、苗木の草取り・追肥、午後に民集の杜の枝切りを決めて作業開始。

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清水さん、午後の作業開始前に、松木の杜にシカが入っているので、シカの追い出し・ネット点検をすると2ヶ所に、穴を空けられているのを見つけて修繕しました。(写真なし)下の写真は、枝切りに向かう途中のカラタチの花、ツツジと野鳥たちです。

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2017年植樹の枝切り開始。2時間半で、枝切りを終えることができました。

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Photo_18 木々の成長が楽しみです。本日作業者、鎌田さん、清水さん、小川 (報告小川)

2020年5月 8日 (金)

森づくりで育てるウイルスと向き合う心構え

Photo  緊急事態宣言が月末まで延長されました。“我慢と不便な生活”が続くなかでウイルスの脅威に怯え、明日の希望も見えない、暗く、重い気持ちが続いています。会員の皆様はいかがお過ごしですか。

Photo_2  報道機関からは“新しい生活様式”を考えよう、というニュースが流れてきました。それは。新型コロナウイルスと向き合う心構えのようです。要はマスク着用、手洗いそして「三蜜」等の公衆衛生上の事を生活に定着させることらしいです。それはとても大切な事だと思います。

Photo_3  私は、外出自粛の生活をしながら色々な事を発見しました。それはこれからの暮らしにとってとても大切な事だと感じています。

Photo_4  例えば、健康ジムやプールに行かなくても無料で健康管理ができること、コンビニに頼らなくても食べていけること、家事手伝いで美味しい食事が楽しめること等です。それは、要するに大量生産大量消費の延長線の生活に流されていたことを改めて実感しました。

Photo_5  また、新型コロナウイルス感染のスピード速さに驚き、これは人間社会がつくりだしたということを身体で感じています。さらに、これからの暮らしは公衆衛生上だけの“新しい生活様式”ではなく、“地球の利益と人間の利益のバランスを考えた新しい生活様式とそれを支える政治と経済の仕組み”ではないかと感じています。

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Photo_7  ウイルスは未知の力を秘めています。それと向き合う心構えは、森作業をすすめながら会員の皆様と育てていきたいと思います。改めて森づくり運動を継続していくことの大事な意味を考えさせられました。(理事 髙橋佳夫)

2020年5月 5日 (火)

海風に泳ぐ鯉のぼりに願いを込めて森づくり準備

3  季節は端午の節句らしくなりました。しかし、気持ちは不要不急の外出を自粛しています思いです。重い気持ちを軽くしてくれているのが、庭のつつじや隣の保育園の八重桜です。毎日の重い気持ちを軽くしてくれる初夏を迎えられることを祈っています。

P2  私はライフラインのひとつを仕事としていますので、不特定の人と接する機会が多い職場で仕事しています。毎日が新型コロナウイルス感染拡大の不安を持ちながらの生活です。住まいのある南相馬市は、14名(5/3現在)の感染者が出て福島県内で2番目の多発地域です。感染拡大をなんとか防ぎたいと、家内はミシンで手作りマスクを作っています。近くボランティア団体に贈るそうです。

4  私は、福島県林業会館フォレスト助成金の申請準備をしています。今年の「鎮魂復興市民植樹祭」は10月に延期されましたが、8年間植えた森の防潮堤の木々たちは間もなく草との競争が始まります。全国の植林ボランティアの願いと想いを裏切らないために、助成金が役立ってくれることを期待しています。

P1  若葉が芽吹く新緑を迎えています。天気の様子と鯉のぼりを見ながら、新型コロナウイルス感染に注意しながら森の防潮堤現場に立ちたいと思っています。(理事 岩橋 孝)

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