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2019年7月の27件の記事

2019年7月 8日 (月)

ホトトギスの声に癒されながら足尾・松木沢の森作業

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Photo_2  ホトトギスが朝から夕方まで囀っていた一日。朝はトップ写真の通り、墨で描いた絵のような雰囲気の足尾・松木村跡地でした。

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Photo_7 アジサイの花が楽しみですPhoto_5 草だらけPhoto_6 気分もすっきり

 今日も作業は21日の第1回育樹祭の準備。午前中は、参加者に観てほしい「みちくさ庭」の手入れでした。松村宗雄スタッフが畑に移植していたアジサイを庭に移しました。遠くから庭を見ると、アジサイが庭全体を引き締めてくれました。

Photo_8  庭は全体が草に覆われていますので、植えた野草に太陽のエネルギーを届けようと草を抜きました。草を抜いた後を見ると、気分がすっきりしまた。

Photo_10 熊の仕業か

Photo_9  午後は、「民集の杜」入口と通路の草刈りをしました。草を刈っていると、柵の下に置いてあった腐った板が動かしてありました。この頃、ツキノワグマが出没しているので、多分、熊が蟻を探した跡ではないかと思います。

Photo_11  雨は夕方にポツポツ降った程度でした。連日の草刈で疲れを感じていましたので、15時過ぎには草刈りを終え、環境整備をしました。本日の作業は、仁平スタッフと筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

 

2019年7月 7日 (日)

七夕の短冊に願い込めて森作業

 雨が心配でしたが、雨は夕方まで降りませんでした。今日は七夕、「みちくさ」当番の舎人二人は短冊に書かれた願いを竹の枝に付けた七夕飾りを足尾松木沢に設置していました。

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Photo_2  今日の森作業は昨日の続きで、育樹祭向けの草刈りを行いました。刈り払い機の燃料を満タンにすると、エンジンは約1時間起動します。燃料補充する時はひと休みです。

Photo_3      ホオジロも負けじと囀っていました

Photo_4  エンジン音が消えると、松木川方面から聴こえてきたのはニイニイゼミの鳴き声とカジカガエルの鳴き声でした。また、中倉山北斜面からはトンビの雛の鳴き声も聴こえてきました。

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Photo_6  とても静かなひと時でした。草を刈った後の地面には苔が顔を出します。この苔の色の輝きを見ていると、どうしてここの草地に生きているのか不思議です。この苔を大切にしようと、草と一緒に苔も切らないようしました。

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Photo_8  午後は、刈り払い機による草刈りで疲れが出てきましたので、「みちくさ庭」の除草作業に切り替えました。

Photo_9  夜は雨が降りそうです。帰る頃には、雨雲や冷たい空気の流れを感じましたので、天の川は見えそうもありません。短冊に書いた筆者の願いは、「松木村人に届いてほしい 森びとの心」でした。本日の森作業は仁平スタッフと筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2019年7月 6日 (土)

木陰で心休まる足尾「みちくさテラス」に新顔?

Photo  昨日、毎日新聞を読んでいたら「「温暖化で雨量6.5%増か」という見出しで、「昨年の西日本豪雨は気温上昇がなかった場合に比べ6.5%増えたかもしれない」いうシミュレーション結果(気象庁気象研究所)が報道されていました。3日のブログで「気象庁は命を守るための避難を呼びかけているが、マスコミ報道も“避難”だけの報道が目立っています」と発信していたので、この記事は参考になりました。

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Photo_3  今日の足尾森作業は雨雲の中から少しばかりの青空が顔をだす天気の下で行いました。足元にはネジバナが薄いピンク色の花をネジって天に向かっていました。

Photo_4  育樹祭では昼食と交流会を行う会場になる「森びと広場」と「みちくさテラス」周辺の草刈りをしました。

Photo_7  作業の合間、青空の陽ざしを満喫しようと、お茶タイムをしっかりとりました。「みちくさテラス」のテーブルでコーヒーを飲んでいると、そのテーブルには珍客(上の写真)が来ていました。まだ名前は決まっていませんが、仁平スタッフの弟分でした。

Photo_5  梅雨明けには楽しいひと時を過ごしてもらおうと、「みちくさテラス」周辺にはかかしとこけしの笑顔が訪問者を迎えられそうです。

Photo_6  本日の森作業は、鎌田、小川、仁平そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月 5日 (金)

7/21足尾ふるさとの森づくり・第一回育樹祭の準備を始めました

Photo  今日から第一回育樹祭の準備作業です。午前中は、柳澤スタッフと仁平スタッフが森びと広場にまとめておいた金属物を廃棄するために、不燃物をトラックに積んでくれました。柳澤さんはこの不燃物を高崎まで運ぶため、早めに現地を出発しました。

Photo_2  その後は、「みちくさ庭」の手入れです。昨年秋から始まった庭造りですが、シモツケソウ、コアジサイ、ノカンゾウ等が小さいながらも花を咲かせてくれました。庭は、草地だったところを耕しましたので、雨が降ると土が流れてしまいましたが、草が生えてくれたので土が流れずひと安心です。

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Photo_9  ノカンゾウの茎を見ると、アブラムシと蟻が共生していました。アブラムシはカンゾウやユリが好きらしく、共生している様子が見られます。

Photo_6  松村さんが植えたブラックベリーもしつかりした実を脹らませていました。どんな味がするのか楽しみです。

Photo_7  雨が降る空でしたが、雨は夕方まで降りませんでした。明日からは、草刈りを始めます。

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Photo_10 本日の作業は、柳澤、仁平そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月 4日 (木)

フィリピン・ルボ村で進む“ふるさとの木によるいのちの森づくり”

Photo_3       現地責任者・アリスさん

 フィピン・ルボ村から「足尾スペース」の写真が先月届きました。写真を送ってくれたのは、NPO法人WE21ジャパンの園田さん。「足尾スペース」は、当会とWE21の支援でルボ村村民が行っている“ふるさとの木によるいのちの森づくり”のモデルです。

Photo_4  海外の企業による開発事業で荒廃地となってしまった村人の地を、開発以前の森に蘇らせられないかと、村民が3年前に足尾現地で学んだ森づくりをすすめているところです。

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Photo_6  半年ぶりの現地写真です。「足尾スペース」の様子の説明はありませんので、写真で様子を窺うしかありません。上の写真は、アルノスという木だと思います。ドングリから芽を出して幼木に育てている現地の森の“主役”の木と思われます。

1  半年前と比べて木々の生長度合は分かりませんが、急斜面の荒廃地の土を土留めで止めて、そこに植えた木々が生きている様子が分かります。今年は巨大台風の襲来がないように願いたいものです。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月 3日 (水)

命を守るための避難と温暖化防止策を!

 先月26日から今月2日夕方までに、宮崎県と鹿児島県内で828㍉~566㍉の雨が降りました。今日以降も九州地方では100㍉以上の大雨が降る予報。気象庁は命を守るための避難を呼びかけているが、マスコミ報道も“避難”だけの報道が目立っています。

Photo  命を守るための呼びかけは有難いが、政府・行政そしてマスメディアは、5年以上も続いているこの時季の豪雨の原因のひとつである地球温暖化対策にも光を当ててほしい。

1  当会事務所には「地球温暖化にブレーキをかける要望書」への意見が届きました(1日)。自由民主党・参議院議員の石井準一さんは、「要望書」には「どちらでもない」とし、「わが国では、今世紀後半のできるだけ早期に“脱炭素社会”(実質排出ゼロ)の実現を目指すという長期ビジョンと、吸収源対策を含めた各分野のビジョンと対策・施策の方向性等を盛り込んだ長期戦略を6月11日に決定したところであり、この戦略に基づき取組を進めていくことが重要と考えています」というコメントを送ってくれました。石井さまありがとうございました。

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Photo_3  「2031年~50年に平均気温が1.5上昇した場合」、世界の農作物への被害によって“命を守るために我慢、辛抱してください”という報道にならないように、温暖化防止は“待ったなし!”ではないか。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月 1日 (月)

森を元気にしつつ、地球温暖化防止の声を世界へ拡げたい!

Photo  先月26日、森びと中倉山ブナ保護メンバー3名は、ブナの根を保護しようとガレ場に張付けた草の種が入った植生帯のチェックを行いました。

Photo_2          登山前の3名

 植生帯は4月29日に張付けたので、草の芽が出て、草が生長すると同時に伸びる草の根を見てきました。草の根によってガレ場の痩せ細った土壌が少しでも流れないように張付けた植生帯。現状は写真の通りです。

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Photo_4                草が根づく

 現場を観たメンバーは、「やったー!」という声が上がったそうです。これで本格的な植生帯の貼り付けができるのではないかと、メンバーは気持ちが晴れやかになったそうです。11月3日に予定している「中倉山のブナを元気にする恩送り作業」に弾みが付きました。

Photo_5  下山途中、メンバーは100m先で熊と遭遇しました。大声を出して熊を威嚇しましたので、熊は逃げ去りました。登山者の皆さん、食べ物の残りや、食べ物の匂いがする袋などは絶対に捨てないでください。(報告 小川薫) 

Photo_7  先月28日、事務所には「地球温暖化にブレーキをかける要望書」の賛同意見が立憲民主党・衆議院議員の堀越啓仁さんから届きました。堀越啓仁さんからは、「地球温暖化に伴う気候変動は様々な観点から、人類が全て、全力で取り組まなければならない課題です。最近、SDGsに対する取り組みがさけばれていますが、自然インフラを守るという決意を持つことが重要だと考えられています。共にがんばりましょう」と、コメントも寄せられました。

Photo_8  「G20サミット」では、「パリ協定」以上の新たな進展はありませんでした。今後は、これまで寄せられた国会議員やNPO法人等からの賛同の声を基に、賛同の署名をさらに求めて、9月開催予定の国連の「気候サミット」に届けたいと思います。ありがとうございました。(報告 髙橋佳夫)

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