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2018年3月14日 (水)

春めく足尾の森作業、抜群の技術とチームワークを学びました

    足尾の森作業では先月から若い女性がシニア達の顔を和ませています。森ともの太宰初夏さんが森びとへの仲間入りのために森づくりを学んでいるからです。昨日も太宰が森作業の実習に来てくれました。その彼女から報告が送られてきましたので、紹介します。

 昨日(13日)10時の足尾松木沢の気温は10℃前後、1時間もすると19℃まで上昇しました。昨日は早春を満喫できた快晴の中、色々と学びながらの森作業を体験できました。 

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 午前中は苗木を植える直径20cm程の穴を鍬で掘る作業。穴を掘っていると5割の確率で出てくる釘(ネットを抑えていた金具)に鍬の歯が痛まない様に穴を掘っていると、鍬の留め金が外れてしまいました。近くの石で金具を打ち直し、作業を再開しますが直ぐ外れてしまいました。松村(宗)さんと橋倉さんがその事態に気づき、「鎌田さんに任せてみなさい」と声を掛けて下さいました。鎌田さんは1分も経たずに直してくれました。なんと、私は留め金を逆に取り付けていました。「自己流でやらずに経験者に見習って覚えよう。」と反省しました。

Photo_3  その後、荷揚げした杭(杉の縦杭20本、横杭10本は福原さんが加工して持参してくれました)を使って、下山しながら階段の補修を行いました。段差が大きい箇所や古い杭を見極めながら、手早く補修しました。カケヤを打つ方向、踏み場の固め方を誰もが熟練していて、木材を下ろし、溝を掘り、杭を打ち、平す作業が連携プレーで進みました。 

Photo_4  午後の作業は昼食を食べながら検討し、育樹用のホースを苗床まで引きました。その手際の良さに驚きました。私はツルハシで溝掘りをしましたが、ツルハシを持つ手がしびれる頃には、作業が終わっていました。鍬の取り扱い、長持ちする杭作り、ホースのジョイントの脱着と地中に埋める時の注意点など、手際の良い熟練メンバーの技術、チームワークを学んだ一日でした。

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Photo_6   周りではネコヤナギの芽が膨らみ、センチコガネが歩き始める春の日でした。「みちくさ」では、松木渓谷周辺の空を眺め、写真を撮る男女が楽しんでいる様子でした。自然の恵みを人が受け入れ、その有難さを感じる季節が始まった気がしました。本日のボランティアは、岡安、加賀、鎌田、小井戸、仁平、橋倉、福原、松村(健)、松村(宗)そして新人の太宰でした。太宰さん、お疲れ様でした。(報告 加賀春吾)

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