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2014年9月の17件の記事

2014年9月13日 (土)

爽やかな秋の涼しさを感じて森作業

P9124759 昨日(12日)、足尾に入りました。東武日光線からの車窓からは秋の黄金色の中で稲の収穫をしているのどかな様子が見えました。

 今日の足尾は暫くぶりの青空が爽やかさを私たちに届けてくれました。そんな中、小井土スタッフと仁平スタッフP9134785

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P9134774と筆者は、東屋の屋根を作りました。写真のように明日は波トタンを張れる状態にしました。

P9134778 小井土スタッフは、自分で育てた「江戸崎かぼちゃ」を持ってきてくれました。これは仁平スタッフが大変おいしいこのかぼちゃを昨年紹介してくれた種を蒔いて育てたものです。早速、その美味しいかぼちゃは秋の森作業でご馳走になります。

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P9088571 森びと広場周りでは、葉が色付き、栗はイガグリを大きくしています。(理事 高橋佳夫)

Img_0537 一方、北東北のみちのくでは、9月11日(木)、みちのく事務所の若手スタッフ5名で樹種学習会を開催しました。いつまでも先輩スタッフに頼ってはいけないと思い、自分たちも覚えなくては、との思いで、秋のポット苗づくり用のドングリを拾いながら、樹種を勉強しました。

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Img_0557 拾った樹種は、カシワ・コナラ・朴の木でした。特に、朴の木の実から種を採取するのは戸惑いましたが、慣れてきてからは夢中になって沢山取ることができました。(みちのく事務所  鎌田、佐藤、内藤、中村、金澤)

2014年9月10日 (水)

森びと奮闘!真っ最中

P9100041今日の足尾は、曇り空から時折り青空が顔を出す作業のしやすい一日でした。今日は、多くの森びとの仲間が参加してくれました。(ありがとう!!ございました)

本日の作業は、2班に分かれ『栃木県ファンクラブ』3人で、『民集の杜』の「草刈り」を行いました。背丈ほど伸びた雑草が一面を覆っているなかでの除草作業は草刈り機は、使えず苦労しました。一本一本手作業で草を抜き取る作業は、想像を絶する大変な作業となりました。

P9100051もう一方は(小井土・星野(嬬恋村から遠路はるばるボランティアで参加してくれている)・仁平)は、東屋『あずまや』完成に向けての作業を行いました。そして、写真にもあるように、小井土さんの指導による作業の進め方は私たち素人の2人(星野・仁平)にとって大変参考になりました。「そうじゃないんだよ~」「こうやるんだよ」という具合に。こんな感じで手取り足取り教えてくれました。今日の作業を体験したことは、明日の『東屋』作業に大変役立つのではないかと思いました。

森とものみなさん!手作りの『東屋』を、紅葉の季節との景色を写真に収めに来てくださいネ。(スタッフ 仁平範義)

2014年9月 9日 (火)

間もなく3年半を迎える3/11・命と心の復興を願って森作業

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 今日も青空の下で森作業ができました。本日からスタッフ実習・星野さんが作業に加わってくれました。東屋建設は星野さんの協力無くてここまで来ませんでしたので、彼は屋根ふき作業にも欠かせない方です。

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 作業は昨日に続き軒下の柱と梁を組み立てました。明日からは組み立てた柱と梁をボルト等でしっかり固定していきます。

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 昼食を摂っているとJREU東京の皆さんが苗を運んできました。この苗は南相馬市が進めている復興事業のひとつである森の防潮堤づくり用の苗木です。この苗木は、組合員が家族と共に一人2本の苗木を育て、2年前から10年間で100万本の苗木を育てているほんの一部です。当会は、JREUと森の防潮堤応援を協働しています。

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 トラックで運ばれた苗木は3種(カシワ、コナラ、クヌギ)・2914本でした。苗床に移動した苗木はこれから当会のスタッフが育てます。皆さんは時間内で苗床の草取りをやってくれました。EU東京の皆さん、ありがとうございました。

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 東京に帰ってくると、中秋の満月が見えました。足元のコオロギの鳴き声が初秋の夜のBGMのようでした。(理事 髙橋佳夫)

2014年9月 8日 (月)

久しぶりの青空の下で元気な森の作業に汗を流しまた

P9070001 昨日(9/7)は会津で炭によるナラ枯れ防止調査をしました。先月の調査はどしゃ降りの雨でしたが、昨日は青空の下で調査が出来ました。

P9070002 三年前に炭を撒いた森は写真のように下草が元気に育っています。

P9070010 同じく調査の森に行くまでの山道も草が茂っていたので、斉藤調査員が草刈りをしました。

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P9070016 東城調査員と筆者は調査木プレート付け直し、標準木へのカシナガ穿孔跡の有無、樹液の有無などを調査しました。

P9070012 全体的には大きな変化は見られませんでした。来月は、「炭による樹勢回復実証調査検討委員会」メンバーが現地に入ります。(スタッフ 仁平範義)

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P9084702 足尾では、東屋の屋根ふきです。森びと広場の桜の葉は赤く色づき、草原では緑を背にして白い綿のような花が秋を描いていました。

P9084712 今日は、軒下の屋根組を作りました。直径25㎝ある柱をチェンソーでカットし、降雪の重さに負けない屋根の柱にしました。

P9084724 柳沢スタッフも手伝いに来てくれましたので、何とか軒下のような形になりました。

P9084729 来年は、この東屋で中秋の名月が見られそうです。(理事 高橋佳夫)

 

2014年9月 6日 (土)

足尾・「民衆の杜」の木々はしっかり根を張って元気ですよ!

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 今日はJREU大宮の皆さんが「民衆の杜」の草刈り・草取りをしてくれました。

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 今年の5月に植えた植樹会場は、いのちの森を育てたいと木々を植えてくれた森ともの皆さんの情熱が草にも届き、ご覧のとおりの草が元気に育ち、幼い木々の生長を邪魔していました。

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 重金属が多く含んでいる土壌を耕作し、黒土・腐葉土・バークを混ぜて作った土には、草のいのちも育んでいました。そんな草の勢いを制限し、やがて森の主役になる木々を育むために草には我慢してもらいました。

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 当会からは、稲葉卓夫理事が共に草を刈り取り、未来のいのちを守る木々を元気にさせました。

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 遅い昼過ぎには、加賀、鎌田スタッフの準備に甘えて、参加者のBBQを楽しみました。

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 皆さんは、会食・交流から見上げる臼沢の森の生長を見ながら、地道な森づくりをコツコツと進めていることの大切さを実感してもらえているよようでした。JREU大宮の皆さん!ありがとうございました。

2014年9月 4日 (木)

デング熱感染は蚊からのメッセージ?

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 気象庁は昨日、西日本を中心とした大雨と日照不足について、「30年に一回以下の割合で起きる“異常気象”」(『毎日新聞』9/4)とする見解を出しました。新聞報道によるとその原因は、8日以降、太平洋東部とインド洋東部で海水温が平年より高く、積乱雲が発達し、偏西風が平年よりも下がり、南から湿った空気が入り込んで大気が不安定になったから、ということです。

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 東京では70年ぶりにヒトスジシマカによるデング熱の感染者が増えています。

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 WHO(世界保健機構)は、「地球温暖化に伴う気候変動が現状のまま進行すれば、感染症や熱中症が一層深刻化し、こうした病気による死者が現在より年間で約25万人増加すると予測しました」(『毎日新聞』8/28夕刊)。

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 気象庁・「気候変動監視レポート2013」では、35度以上の猛暑日は10年当たり0.4度の割合で増加しているとし、地球温暖化が一因としています。

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 気候変動に敏感な昆虫のメッセージに、気流の変動・自然の猛威を警告とうけとめて、真剣になって私たちの暮らしの見直しと政治への反映を図っていきたいものです。

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 今日は田中正造さんの101回目の命日です。コオロギの鳴き声を聞きながら、そんな気持ちを強くしたいものです。(理事 髙橋佳夫)

2014年9月 1日 (月)

森づくりとその精神が形になってくることがスタッフのやり甲斐だ!

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 足尾に向かう車窓からは田んぼが黄金色に輝き、稲穂が見えてきました。足尾では朝夕には「チンチロリン」、「リーンリーン」という鳴き声が聞こえてきました。変わらず秋雨は降っていますが、雨が小休止している間には巣にかかったトンボを蜘蛛が食べている風景を見ていると、”ホッと”します。東屋も屋根用の梁が組み立てられ、来週からいよいよ屋根を葺く作業に入ります。

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 これらの作業は強者スタッフと事務局の皆さんが進めています。その皆さんが一昨日(30日)から一泊で、合同ミーティングを開いてきました。

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 今年は森びと設立10年ですが、“足尾にふるさとの木によるふるさとの森”を作ってきた中心はこの方々です。当時60歳の方は70歳を迎えました。

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 10年かけて育てた臼沢の森は林野庁、栃木県、日光市、公社・とちぎ環境・みどり推進機構、連合栃木そして足尾住民の皆さん、当会最高顧問・宮脇昭先生からお褒めの言葉を頂戴することができました。しかし、森づくりはこれからが本番です。

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 自然の猛威に怯えながら暮らしをしていかなければならない世界中の人々が増えている中では、より、“山と心に木を植える”運動が大切な時代になっています。そんな問題意識をもって、足尾に森を育ててきた強者スタッフは、10年間で培った色々なことを後輩に伝言していこうと、意見を出し合いました。伝言は今月発行する『森びと通信』(17号)に一部紹介します。

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 ミーティングの食事では、橋倉さんが旬の落ちアユをご馳走してくれました。また、海水温上昇で漁獲が心配されていたサンマが石巻港に荷揚げされたので、秋の味覚を味わいました。

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 ミーティングには仕事や諸用事で欠席された方もいましたが、10年間の森づくりでは森びとタッフの“強い生き様”を垣間見ることができました。出席してくれました皆さん、ありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

 

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