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2010年4月の12件の記事

2010年4月 3日 (土)

2千袋の黒土・荷揚げ完了!

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 首都圏の公園などでは桜が鮮やかに咲き花見で賑わっているようです。足尾では梅が満開で、桜の花芽は未だ膨らんでいないようです。足尾の花見は後20日程過ぎないとできない感じです。

索道による荷揚げ作業をしている臼沢の森の階段を登っていくと陽の当たる足下にはツクシが顔を見せています。その横で蟻たちが一生懸命になって巣作りをしています。今日は事務局とスタッフ4名が5月の森づくりに向けた準備をしました。

P4030223 先月15日から始まった土のう揚げは今日で終了し、2000袋を揚げることができました。午後は腐葉土の荷揚げを始めました。既に今年用の腐葉土350袋は揚げましたが、来年以降の腐葉土3年分が残っていますのでこの腐葉土を揚げ始めました。午後は3人で144袋の腐葉土を揚げることができました。夕方になると下から吹く風が冷たく、これでは桜の花は開かないなあーと感じました。

下山すると土のう袋を積んでいる単管が曲がっていました。地震で石が転げ落ちて曲がったようです。これからこの場で3年分の土のうと腐葉土を保管していくことを考えると地震による被害を想定しなければと思いました。

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2010年4月 1日 (木)

母島に残した“山と心に木を植える”こころ

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 昨日は母島出港でした。出港時間は10時30分でしたが一昨日の母島丸が欠航しましたのでその分のコンテナを積む時間を要してか、出港が30分ほど遅れました。港には御世話になった観光協会の坂入さん、元観光協会長の山崎さんそして母島のいのちの森を案内してくれた星さんと茂木さんが見送りに来てくれました。年度末の港では東京職員のお別れ式が、小中学校の先生のお別れ式が行われていました。小中学校の先生は島で6年間も児童たちと学んでいたようです。島を離れる先生や職員の顔を見ていると、“お疲れ様でした“という声をかけたくなりました。

 Dsc_2997 短期間の森散策でしたが貴重ないのちの森に遭うことができました。数千万年も前に自然の力で作られた島に台風や漂流物、そして鳥に運ばれてきた小さな生命が進化してきた動植物がつくりだす自然の力。そしてそれは今も島の固有種として生きつづけ豊かな森を形成しています。人間はその恩恵を受けてゆっくり生きていました。その島の人たちに会うことができました。同行した相川さんには天然記念物のメグロを、田岡さんにはザトウクジラの写真を提供していただきました。

 Dsc00136 たった3日間でしたが新潟県からやってきた娘さんはアオウミガメのふ化を助けていましたし、川越出身の茂木さんはいのちの森を守っていまし、茨城県出身の坂入さんはアカギから固有種を守っていました。そして硫黄島生まれの山崎さんは母島の自然保護と観光のために汗していました。いろんな方々の地道な努力がで島の固有種が守られていることが分かりました。

 本日、一行は15時45分竹芝桟橋に着きました。またひとつ“山と心に木を植える”仲間たちの絆が太くなった心の森探訪でした。

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