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2010年1月の14件の記事

2010年1月30日 (土)

約1千㍍地点での森づくりへ、準備開始!

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 足尾・松木沢周辺には残雪がありません。今年からの森づくり会場は約30度の傾斜を200メートル以上も登ったところから始まります。以前にも紹介しましたように今年は、森づくりに欠かせない黒土、腐葉土、そして階段作り材料の3~4年分を一気に運ぶ計画です。この作業は三井物産環境基金様からの助成金を使った索道による運び上げです。腐葉土約1500袋、黒土が入った土嚢約2000袋、間伐材約300本等を運び上げる予定です。

 事務局員二人(小川、柳澤)28日、その事前準備作業を行いました。索道が持ち上げられる重量は150kg。20kgの土嚢を作って、フレコン(大きな土嚢袋)に7袋入れて運び上げるには、黒土入りの土嚢はどの程度の量なのか、さらに土嚢袋、フレコンの強弱などを試してみました。

 これからの作業は安全第一に怪我なく、そして効率的に進めていかなくてはなりません。現場に立って、実際に使う道具を使って、土嚢を作ってみることはとても大切なことです。足尾には残雪はありませんが、松木沢から吹く西北の風はとても冷たく感じました。いよいよ来月から作業開始です。

 明日(31日)は、事務局スタッフが細かな作業の打ち合わせを行います。(小川事務局員発)

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2010年1月28日 (木)

国会にも広げていこう、本物の森づくり

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 昨年の「森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」には国会議員の方が参加してくれました。そのひとりである民主党衆議院議員の山崎誠様が森びらきに出席してくれました。山崎衆議院議員は、「横浜市会議員から昨年衆議院議員になりました。市民の感覚で皆さんと一緒に国会議員をやっていきます。どうぞこき使ってください。私は皆さんの窓口、皆さんの声となって皆さんの活動を根気よく政治に伝えていきます。現在、横国大で環境の研究をしていますが、横国大の森は素晴らしいです。春になると緑の勢いが素晴らしいです。この森を見ていると宮脇先生の理論と実践はずらしい、と思っています。この本物の森を是非、全国に広げていきたいと思っていますので、皆さんの仲間に入れてください。」(編集は事務局)という主旨のあいさつをしました。

 その後の懇親の場でも山崎衆議院議員は、本物の森を広めていくために国会の場で発信していく、と言っていました。山崎誠先生ありがとうございました。

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2010年1月26日 (火)

皆さんと連携して日本の山を何とかしたい!

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 森びらきには国会議員、労働組合、NPO法人などのご来賓の皆さんが出席されました。まず紹介する方は、日本の森を守っている林野庁に働く皆さんを代表して、全国林野関連労働組合(林野労組)の中央執行委員長・河田伸夫さんと書記長・岩崎春良さんです。

 河野委員長は、日本の山を何とかしたい。しかし、全国の森林2520万㌶の内760万㌶が民有林で、その所有者250万人の中には1㌶以下の森林を所有している方が150万人もいます。その所有者の皆さんが高齢化し、その上山村には病院がなく高齢者の不安が増し、山林を守っていく環境は想像以上に厳しいです。また、林野庁に働く者は8万人いた職員が現在では6千人に減ってしまいました。これでは山を守っていくことは困難です。民主党連立政権になって政府は「森林林業再生プロジェクト」を立ち上げ、森の再生と材の利用拡大を目指していく基本政策が今年の夏頃までに策定されるようです。全林野労組はみなさん等から意見をお聞きし、日本の山を守っていくために連携して行動していきたいと思います。(編集は事務局)このような主旨のご挨拶がありました。全林野労組の皆さん、私たちへ勇気を与えてくれましてありがとうございました。

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2010年1月25日 (月)

2010年の森づくりがスタート

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 2010年の森づくりがスタートしました。昨日(24日)は、第4回理事会を開催し、2010年度の事業計画案を審議・決定しました。この案は3月14日に召集される第5回通常総会に提案され、審議されます。事業計画案の骨子は、①5周間で蘇らせたいのちの森に感謝し、つくりだした皆さんと歓びあう年にしていこう。②今年は、今後5年間の森づくりの課題と目標を探っていくための検証の年にしよう③昨年に引き続き、こころに木を植える事業に力をいれよう、ということです。

P1240075  理事会が終了後、15時30分からは「2010年森びらき」を開きました。この集いには、正会員、森びとインストラクター、来賓の皆さん130名が集まりました。集いでは、5周年を記念した記念講演を宮脇昭最高顧問から頂戴し、その後、5年間の「山と心に木を植える」活動を振り返りました。懇親会では各地域の森びとファンクラブの皆さんから今年の抱負を語っていただきました。そして最後には、日本の森を元気にしていこう、と拳をあげていのちの森づくりを世界へ発信していくことを誓い合いました。

 森びらき会場の「シーサイドホテル芝弥生」の皆さんにはご協力・ご支援していただきました。NREの皆さんありがとうございました。

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2010年1月21日 (木)

神奈川県に拡めよういのちの森づくり

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 いよいよ“山と心に木を植える”森づくりが始動します。24日は、「2010年森びらき」が東京都港区で開かれます。この集いには全国の正会員、インストラクター130名が出席し、いのちの森づくりを始めて5周年の森づくりに抱負を語り合います。集いでは、5周年を記念して宮脇昭最高顧問から講演を受けます。
 昨日は、森びと神奈川県ファンクラブの皆さんが「森びき」を開催しました。16時から始まった集いでは、ビデオ上映と今年の県内森づくり活動を14名の会員が学習・討論してきました。19時からは懇親会が始まり、この場には新川眞さん(NPO法人国際ふるさとの森づくり協会事務局長)、当委員会からは千葉美佐子理事、高橋佳夫副理事長が出席しました。
 懇親会でも県内でつくりだす森づくりへ向けた抱負を語り合い、日本の森を元気にしていく森づくりを県民へ拡げていこうと、森びとファンの情熱が伝わってきました。(小林事務局員発)

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2010年1月16日 (土)

今後5年間の森づくりへ準備が進む

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 昨日の足尾は気温2℃、快晴でした。森づくり5周年後の森づくり計画のため、事務局4名は臼沢の森づくりで黒土、腐葉土、間伐材等を植樹会場へ運び上げる索道設置について打ち合わせをしてきました。
 臼沢の森づくりは予定では3年後に終了します。しかし、植樹会場へは登るだけでも大変です。参加者からは「せめて土や腐葉土等だけでも上げてくれないか」という声が出されています。大人も、子どもたちも楽しく植樹してもらうためにはこの声に応えようと、理事会では三井物産環境基金様にお願いをし、快諾された助成金で荷物を上げることになりました。
 索道は素人では事故、怪我のもとになるので、事務局は足尾の森づくりに参加してくれている地元の㈱山田組の山田社長に相談してきました。その結果、索道設置を受け持つ赤川索道(遠藤さん)、山田組(冨岡さん)に現場に立っていただき、昨日、アドバイスを頂きました。遠藤さん、冨岡さん寒い中ありがとうございました。
 Dscf1569 下山後、苗床の倒れたネット支柱の補強を行い、松木の杜の支柱の手直しをして昨日の作業は終了しました。山田組の冨岡さんから、臼沢の森にクマの親子が入り込んでいると言われました。森の中には猿のふんもたくさん落ちていました。第一ゲートから第二ゲートへの坂道にはウサギの足跡がありました。夕方になると松木の杜の隣の茂みに鹿が集まって群れをなしていました。寒く、残雪の中でも様々な動物たちが命をつないでいました。(清水事務局次長発)

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2010年1月13日 (水)

今年も宮脇昭先生と共に、いのちの森づくり!

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 JRの駅に貼ってあるポスターには水仙の花が写っている観光ポスターが目を引きます。今日は宮脇昭最高顧問を訪問しました。国際生態学センターに向かう途中の岡野公園にも水仙の花が太陽に向かって咲いていました。寒い北風でしたが水仙に癒されながら、事務局は宮脇最高顧問を訪問しました。

 P1130047 今月24日は「2010年森びらき」ですが、今年の森びらきはいのちの森づくり5周年です。そこで宮脇昭最高顧問の講演をお願いしました。今日はその打ち合わせのために、事務所を訪問しました。私たちを迎えてくれた宮脇最高顧問はすこぶる元気で、熱く今年の抱負を語ってくれました。

 また、今日の午前中は衆議院議員・山崎誠先生事務所を訪問しました。山崎先生は昨年のキャンパスフォーラムに顔を出してくれた方で、その後も私たちの市民活動にアドバイスをしてくれています。今日は、日本の森を元気にするために18日からはじまる第147回通常国会内外での森づくり活動をするための打ち合わせをしてきました。いよいよ山崎先生の地元・神奈川県からも日本の森を元気にする森づくり(炭撒き)がスタートします。

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2010年1月11日 (月)

群馬県桐生市から“日本の森を元気にする炭撒き”がスタート

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 日本の森を元気にする仲間たちが起ちあがありました。その仲間たちは昨日(10日)、群馬県桐生市・水道山公園に参集し、元気のないモンゴリナラの森を散策しました。そして貴重なモンゴリナラを元気にさせていくために、来月21日炭撒きをやることにしました。
 昨日集まった皆さんは総勢31名(熊森の会群馬県支部、栃木県支部、関東支部、森林の会そして森びと群馬県ファンクラブ)でした。また、散策には大森禎子先生(元東邦大学教授)も同行し、私たちは大森先生から「何故、広葉樹が枯れるのか」の本質を学びました。
 P1100025 公園に生えているモンゴリナラを調査してみると胴ぶき(恐怖の芽)が荒ましく、枯れて伐られた木口を観ると10数年前から悲鳴をあげていることが分かりました。モンゴリナラの悲鳴を目の当たりにした皆さんは、その様子をメモ帳に記録し、デジカメで写真を撮っていました。
 P1100019 散策は15時半頃に終了し、来月の21日は一人が炭を10㎏とスコップを持ちよって炭を撒くことにしました。その後、森びと群馬県ファンクラブの皆さんは高崎市に集まり、ファンクラブとしての取り組みを話し合い、新年会を兼ねたこの場では「日本の森を元気にしていこう!」と気勢をあげていました。熊森の会の皆さん、森林の会の皆さんお疲れ様でした。

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2010年1月 9日 (土)

雪の有り難さに感謝を

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 みちのく事務所から森びとの皆さんへ。新年明けましておめでとうございます。今年のみちのくは、正月元旦から真っ白い雪のお年玉を頂きました。巷では七草粥を食べる今日(7日)ですが、七草は雪の下です。自然の恵みは雪解けを待つことにしましょう。
 温暖化といっても真冬になれば、北東北は寒く、真冬日も何日か記録しました。さらに元旦から今日の朝まで、断続的でしたが雪が降り続きました。毎日、雪との闘いです。悪戦苦闘していますが、普段、あまり身体を使わないので健康にはいいかと思い、頑張っています。
 3 今日も午前中雪掻きを行い、滝沢村内の自然散策をしてきました。岩手山はすっかり雲で覆われて、冬の山そのものでした。付近の野山も雪で覆われミズナラなどの木々はじっと寒さと雪に耐え、来る春をひそかに待っていました。昨年は天気に悩まされましたが、今年は天気に恵まれて納得のいく森づくりができるように近くの神社で祈願しました。(写真は岩手山、手前の山は滝沢村の名山「鞍掛山」です)。仲崎事務局次長発
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2010年1月 6日 (水)

 “21世紀の花咲じいさん”になろう

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 寒波が東北、北海道地方を襲っていますが、東京霞ヶ関も冷え込んでいました。今日の10時、農水省の7F会議室には農水省幹部の皆さんが集合して、赤松農水大臣の新年のあいさつを聞いていました。どんな話なのかは分かりませんが、島田泰助林野庁長官室を訪れた私たちはそんな雰囲気の中で島田長官を待ちました。
 今日10時30分、岸井成格理事長、髙橋佳夫副理事長、宮下正次理事、清水卓事務局次長は島田泰助林野庁長官を表敬訪問し、「日本の森を救う緊急提言」を提出してきました。そこで私たちは、マツやナラ枯れの原因は虫ではなく、土壌の酸性化であり、その土壌を元気にするには炭が効果的であることを説明してきました。そして持参した炭を長官室において頂くために、青森県新郷村産の炭俵をさし上げました。

Dscf1438  新年の忙しい中ではありましたが、島田長官は私たちの意見に耳を傾けてくれました。島田長官との話では、林野庁としても“コンクリート社会から木の社会へ”と言うスローガンの基に新しいプランを創りだしていくので、その流れの中で日本の森を元気にしていきましょう、となりました。
 今日は、“21世紀の花咲じいさん”を先頭にして日本の森を元気にする運動がスタートできるきっかけになったような日でした。林野庁関係者の皆さん、忙しい中で時間を割いていただきありがとうございました。
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