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2009年11月 9日 (月)

自然界に“慣れ”は通用しない

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 松木の杜に植えたユキツバキとヤブツバキの葉が食べられてしまいました。今年、5月30日と10月15日の足尾・ふるさとの森づくりで、松木の杜の防風林として植えた500本が殆ど葉を付けていません。柵の内にあった糞からすると犯人は鹿です。周囲をチェックしてみると3箇所で柵が倒されていました。ツバキの何本かは葉を食べた勢いで根が抜かれていました。
 昨日は、神奈川県から二人の女性が育樹ボランティアに来てくれました。午前中は、梁次インストラクターも加わって食害に遭ったツバキの手入れをしました。午後は3人が臼沢の森に入って、梁次インストラクターのアドバイスで植樹をしました。松木の杜では柵の補強を行いました。
 育樹ボランティアをしてくれた樋口さんと田中さんは、「世界の森が心配なので木を植えなければならないと思い、足尾に来たが来て良かった」と言っていました。それにしても柵を倒して松木の杜に入った鹿は賢い。鹿は柵を支えているポールに体当たりをしてポールを倒し、そこから浸入して全ての葉を食べてしまったようです。しかし、ツバキの細い幹と枝は残っていますので、枯れることはないようです。
 松木の杜での植樹は今年から始めましたので、今後は何が起こるか分かりません。臼沢の森での食害を振り返って食害のチェックを怠らないようにしなければなりません。自然は想定外の事が起こります。油断は禁物です。

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