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2009年6月20日 (土)

全ての生物が生きていける森に変身中?

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 朝8時頃の松木沢ではカジカガエルが軽快に鳴き、9時を過ぎるとエゾハルゼミがそれに負けじと鳴き始める足尾です。もう少し耳を集中させると、ホオジロのさえずりの合間にオオルリの鳴き声も聞こえます。昼頃になるとキジが羽ばたき、その次には雄の存在を表す鳴き声が聞こえます。
 苗床ではインストラクターの森戸さんが連日、ポット内の草を取り除く作業に専念しています。草が生き残るか、それによって苗木が死ぬか、という瀬戸際に生きる苗木の元気の素を与えている森戸さんです。
 明日は、第10回「足尾・ふるさとの森づくり」です。JREU東京の皆さんが臼沢の森づくりを行います。その準備に20数名の若者たちが「森びと広場」に集まり、黒土、腐葉土そして唐鍬、万能等を背負子に背負って植樹会場まで運んでいました。
 運びながら臼沢の森に生きている樹木を観ると、栗の木が花芽を付けていたり、クヌギがドングリの子を付けていました。梢や幹をよーく観ると、蟻や毛虫、蝶などが元気な樹木から恵みを頂いているようです。
一方、人間社会では、一部労組は植樹を行い、もう一方の一部労組は麻生総理大臣に温室効果ガス削減目標を低くしろ、とお願いしています。足尾・松木沢周辺は、ミミズ、昆虫、鳥たちが生きていける環境ができつつあることを実感できるようになりつつあります。明日の天気が心配ですが、若木に生命を吹き込むにはベスト・デーになるようです。
 本日は、親子が、子どもたちが遊び・学べるビオトープ造りにチャレンジしてみました。

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