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2008年8月 2日 (土)

草刈りから教えられる自然の営み

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 昨日(1日)は“暑い”と感じました。草を刈っていると暑いと感じるのは人間ばかりではないことも実感しました。猛暑日は植物も暑苦しいのだなあー、と感じました。勢いよく草が生えている中に顔を突っ込んで草を刈ると、その場は蒸して暑いことに気づきました。たかが70㌢~80㌢程の草の中なのですが、ムーとします。草を刈ってしまうと、松木沢から吹く風が汗をかいた顔に当たり、とても気持ちがよく感じられますが、これは木々も同じであろうと感じます。生きていく環境が良ければ、人間も植物もすくすくと生長できます。
 昨日の草刈りボランティアに参加してくれた皆さんの三分の二は、ノコギリ鎌を使った草刈りがはじめてでした。ですから、どうしてくそ暑い中で草刈りをしなくてはならないのだ、と疑問が残るのも当然でした。
 梅雨が明けたこの期間、光合成で栄養分を生産・吸収し、根からは水分を吸い上げて木々は一気に生長します。昨年の枝先から一気に40~50㌢も伸びます。草刈りは木々が生長するための重要な作業なのです、と皆さんに話をすると、茹だるような猛暑の中での作業でも充実感を得られるそうです。
 29日から始まった草刈りは、昨日で全体の三分の二が終わりました。昨日は参加してくれた皆さんが、それぞれに足尾の現場から、そこで汗して働く人たちから様々なことを教えられている様子がうかがえました。最初は作業をやらされたけれど終わってみるとやり抜いた、という皆さんの気持ちが私に伝わってきた一日でした。ボランティアの皆さん暑い中、ありがとうございました。
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