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2026年11月 8日 (日)

紅葉に包まれた足尾の森。五感で感じた自然の魅力を、訪れる人に伝えたい!

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    赤や黄色に色づいた木々、風に揺れる葉の音、森に響く鳥の声。秋が深まる足尾・松木郷では、森のあちこちに季節の移り変わりを感じることができます。11月7日(土)、朝9時の気温は8℃。最高気温も10℃と、冬の訪れを感じさせる肌寒い一日となりました。それでも、森の中には秋ならではの美しい風景が広がっています。この日は、森を訪れる人たちに森の魅力を伝える案内役を育てる「森の散策サポーター育成ゼミ」の実習を行いました。1年間学んできたことを生かし、実際に森を歩きながら、どのように自然の魅力を伝えるのかを考える一日です。朝のミーティングでは、これまでのゼミを振り返り、案内役として大切にしたい心構えや、見学者に伝えるポイントについて話し合いました。その後、森の入口から実習をスタートしました。
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   最初は、民集の杜北にある「糺す処」の看板設置です。森を訪れる人に、この場所の存在を知ってもらうための大切な作業です。看板を立てた後は、そこに腰を下ろし、目を閉じて五感で森を感じました。風に揺れる木の葉の音、鳥のさえずり、頬に触れる風、そして森のにおい。目を閉じることで、普段は見過ごしてしまいがちな自然の小さな変化にも気づくことができます。参加者からは、それぞれが感じた音や風、森の空気について感想が出されました。寒さの中にも、自然に包まれて心が落ち着くような時間が流れました。森の魅力は、目で見る美しさだけではありません。耳を澄まし、肌で感じ、においを感じることで、自然とのつながりをより深く感じることができます。

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    続いて、民集の杜北の森を歩きながら、案内役になったつもりで、それぞれの場所の魅力や見どころをどのように伝えるかを話し合いました。ふと見上げると、木々の間から広がる青空がとても高く感じられます。秋が深まり、木々の葉が色づく一方で、森の景色にも少しずつ冬の気配が感じられるようになってきました。
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     13時の気温は10℃。午後からは民集の杜東を散策しました。この森では、秋から冬にかけて姿を見せるフユノハナワラビがあちこちに群生しています。足元に目を向けると、緑の葉の間から伸びる独特の姿が目に留まります。さらに目を引いたのが、森の中に広がるモミジの紅葉です。真っ赤に色づいた葉が青空に映え、足元には色とりどりの落ち葉が広がっています。思わず立ち止まり、写真に収めたくなる美しさでした。同じ森の中でも、見上げれば紅葉、足元には草花や落ち葉。それぞれに違った自然の表情があります。こうした小さな発見を、訪れる人たちにも伝えていきたいと思います。

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     最後に訪れたのは民集の杜西です。入口近くのモクレンは、すでに来春に向けて芽を膨らませていました。木々は冬を迎える準備を進めながら、次の季節への命をつないでいます。一方、森の通路では苔が掘り返された跡を発見しました。どうやらイノシシが地面を掘り起こしたようです。人が手入れを続ける森にも、野生動物が暮らし、自然の営みが続いていることを感じさせる光景でした。美しい紅葉だけでなく、植物の冬支度や動物の痕跡も、森の大切な見どころです。

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     森の散策を終えて作業小屋に戻り、一人ひとりが今日の実習で感じたことや、見学者に一番伝えたいことを出し合いました。1年間の学びを通して、森の案内に必要なのは、植物や木々の名前を説明することだけではないと改めて感じました。森の中で何を発見し、何を感じてもらうのか。訪れた人が自然に関心を持ち、もう一度森に来たいと思えるような案内を目指していきたいと思います。私たちが育ててきた森には、木々の成長だけでなく、草花や生きものの営み、季節ごとに変化する風景など、たくさんの魅力があります。その一つひとつを自分たちの言葉で伝え、森と人との新しいつながりをつくっていくことも、森づくりの大切な役割です。

 午後3時を過ぎると、広場には日陰が広がり、気温も8℃まで下がってきました。足尾の森はいよいよ冬支度です。紅葉が美しい今、ぜひ足尾・松木郷の森を歩いてみませんか。木々の色づきはもちろん、足元の草花や鳥の声、森を吹き抜ける風など、訪れてみなければ気づかない自然の魅力が待っています。皆さんのお越しをお待ちしています。

 この日の参加者は、清水、大野、橋倉、ゼミ受講者の鈴木さん、田口さん、そして筆者の永島でした。

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