満開の桜の下で苗木の準備
足尾・松木郷は、8時20分 気温12度快晴。昼頃になると作業小屋の温度計の針は25度を示していました。
今日の責任者は加賀スタッフ。昨日開催された「気候危機に向き合う生活を考えるシンポジウム」について感想を出し合いました。特に、若者気候訴訟原告団をして闘っている時任晴央さんや若い人たちの発言に勇気づけられたことが話されました。また、雪害や豪雨災害、米農家の厳しい現実と温暖化による異常気象によって深刻さが増していることがリアルな報告で見えてきた。大事なことは森は友だち“山と心に木を植える”ことなどが話されました。
4年前に行った「里親植樹」地に植えた幼木がシカやウサギなどの食害に遭いました。調査した所、枯れたり、抜かれたりした幼木は、115本ありました。明日、同じ場所に同種の苗木を植えるので、本日その準備をしました。加賀さんが運んでくれた苗木を車から降ろし、樹種毎にチェックしトレーにまとめました。
それから、臼沢西の森の「里親植樹」地は急斜面なので階段状になっています。その段毎(Q、R、S、T、U、V、W、X、け)に樹種名と番号を書いた札を苗木に付けてまとめました。そして、運びやすいようにネットに入れ水をたっぷりジョウロで上げて、動物に悪戯されないように作業小屋に保管しました。
午後は、少しでも食害から幼木を守るために苗木の樹高に合わせた幹ガードを50枚(大、中、小)を作りました。今回植える幼木が「母なる森」に生長してくれることを願い準備作業を終了しました。「みちくさ」や森びと広場付近の桜の花が満開で、気持ちがいい一日でした。
本日の森作業は、加賀、橋倉、筆者大野でした。
<報告者 大野昭彦>
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