残雪がキラキラ輝く、松木郷の生き物たち
今日は、先月25日に森作業が設定されていましたが、大雪のため中止になりました。そして2月5日から6日にかけて南岸低気圧接近により、関東甲信で大雪が降り、足尾でも25cm以上の積雪ありました。そのため安全を考えて森作業を中止しました。昨年松木郷の樹々たちに施した越冬対策がどうなっているか。また、雪の重みでビニールハウスなどが壊れていないか心配なため点検を含めて観察することにしました。
足尾ダムから松木郷・中倉山方面(上)
9時30分に足尾・ダムゲートに、清水さん、山田さん、橋本さんと待ち合わせして松木に入りました。山田さんと清水さんの車は四駆でないので、以前ヘリポートがあった入口付近に車を止めて歩いて作業小屋に入りました。
上:2005年から育てている松木郷の「臼沢の森」
下:森びと広場から足尾グランドキャニオン方面
朝10時の気温は3℃でした。広場には20cm程の積雪で、日陰の所では25cmの積雪を確認しました。ストーブに火を入れ、暖を取り4人でミーティングを行いました。
今日は、20年間作ってきた松木郷の森の点検と立春を過ぎて、どんな生き物たちが森に寄り添って生き抜いているのかを五感を働かせながらで感じ取る「観察」を行うことにしました。
りんねの森、民集の杜、そして苔テラスやこころの園などを観察しました。
上:芽吹きが楽しみな待つブドウやお茶そしてミカン等
下:春を待つハウス内のユズ、みかん
上:雪虫?
下:温もりを伝えてくれるヤナギの蕾
以上の写真を見ても感じていただけると思いますが、臼沢の森や民集の杜ではシカ、シジュウカラ、トビ、キジ、ヒガラ、エナガ、ヤマガラなど生き物はたちが飛び交う姿を観ることができました。小鳥のさえずりは聞くことが出来ましたが残念にも一枚の写真におさめることはできませんでした
しかし、明らかに、森の中では樹々たちの息吹を五感で感じ、聴く小鳥のさえずりが冬の寒さも峠を越えて”春の兆し“を感じることができ、春を待つ私達にも元気をいただいた一日でした。一緒に観察していただいた、橋本スタッフ、山田スタッフ、清水スタッフお疲れ様でした。
今日の報告は大野昭彦でした。
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