縁遠い?気流に視線を当てた「どんぐりゼミ」
「どんぐりゼミ」が今月19日、スタートしました。一都8県の森びと会員30数名がオンラインゼミに出席してくれました。第一回目は、『気候変動と環境危機』(グレタ・トゥ―ンベリ編著)に書かれている「北極の温暖化とジェット気流」を読んだ感想を出し合い、想定外の異常気象が発生する仕組みとその根源を探るヒントに迫りました。 初回ゼミのテーマは、日常生活から遠くかけ離れた自然界に視点を向けましたが、千葉県のSさんからは、「四季の移り変わりの歯車が今まで通りではなく、歯車の回転が速くなり、歯車の軋みも感じる日常になってきた。今までのような四季の移り変わりに戻れるのかを考えると、生活が不安になる」と言っていました。 米欧ではロシアへの経済制裁のしっぺ返しによって燃料供給が不安定になり、その上、軍事産業の活況とも相まって化石燃料への回帰がみられます。気候危機による日常生活の不安は増すばかりです。
こうした中でスタートした「どんぐりゼミ」。将来世代の日常生活(社会)を描く思考力を高めていくきっかけとなればと思います。受講してくれました皆さんに感謝します。(顧問・高橋佳夫)
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