4年振りの植樹を「りんねの森」で開催しました。
10月1日、今日は足尾では2018年「民集の杜」以来4年ぶりとなる「りんねの森」の植樹の開催日です。朝、いつもより30分早く集合で8:30からミーティングを行いました。ジャンダルムを眺めると雲一つない秋晴れ、気温は15℃ですが、今日は暑くなる予報です。まず、森びと広場に机、椅子を並べて交流会の会場づくり、その後、植える苗木のトレイを保管しておいた苗床から、本日の植樹地(湿地・赤土エリア)に移動させランダムに置いていきました。
準備作業は終了。本日参加する方が集まってきました。参加予定のJR東労組大宮地本OB会は遅れてきますので、9:30から先発隊のオリエンテーリングを大野運営委員の司会で開会し、「りんねの森」の名前の謂れと、50年以上も草しか生えず木がない土地に、その土地に合った木を植え、生長を観察し、植物のサイクル・遷移(移り変わり)を調査して、あらゆる生物の輪廻を感じ取ってもらえることを願って木を植えます。と挨拶があり、加賀スタッフからは、怪我、熱中症対策、蜂対策、食料の保管、貴重品の保管などの注意事項が述べられ、いよいよ植樹となります。入り口で、ひとり一人がスコップと麻ひもを受け取って植樹地に向かい、まずは、このエリアの責任者、済賀さんと福原さんから植樹の仕方のレクチャーを行い、それぞれが一生懸命穴を掘り木を植えていきます。湿地は簡単に掘れます。それでも気温が上がってきて、汗が噴き出してきます。時々休憩をとりながら、丁寧に植えていただきました。
10:30、JR東労組大宮地本OB会と現役の方24名が到着しました。OB会は毎年、草刈りや「里親植樹」に取り組んでくださいいます。早速、エリア責任者の二人が植え方のレクチャーを行い、赤土エリアの植樹を開始しました。しかし、こちらは石ころが埋まっており、穴を掘るのに悪戦苦闘している方も見られました。「今回は山を登らなくて良かった」とか「一人10本位と言っていたが、20本も植えたよ」「天気が良すぎて暑く疲れたな」などの声があり、和気あいあいと楽しい植樹となりました。12:00用意した、苗木は全部植え終わりました。本日植えたのは、湿地エリアは、ハルニレ、シナノキ、松村宗雄さん提供のズミなど6種158本、赤土エリアは、オオモミジ、カスミザクラ、ウリハダカエデ、鎌田さん提供のウワミズザクラなど10種400本、合計558本を植えることができました。
その後は、マルチングですが、昨日集めておいた草刈りをした草をバケツリレーで運び、苗木の周りに置いていきます。この作業は、苗木の保湿を保ち乾燥させないこと、雑草が生えてこないようにすることなどの効果があり大事な作業です。みんな草まみれになりながら、黙々とやり終えました。作業終了後、皆でジャンダルムをバックに集合写真を撮り、達成感が笑顔に表れていました。
昼食は、少々暑かったですが、皆で外で取りました。時折、川から涼しい風が吹いてきます。昼食後は、少し休憩時間を取り、それぞれが、久しぶりの再会や初対面の挨拶や「みちくさの庭」見学など思い思いに過ごしていました。
13:30からは交流会を開催、清水副代表から歓迎のあいさつの後、参加された方から感想をいただきました。「土が硬くて穴を掘るのに苦労した。」「緑が増えてほしい。」「昨日はゴルフ大会だった。木を伐り山を崩したゴルフ場。今日は一転して木を植え森づくり。このギャップに気づき、人間も自然の中の一生き物あると認識できた。」「自分の休日でこの活動をしていることに尊敬する。若い人を連れてきたい。」等々7名の方から感想をいただきました。井上運営委員よりまとめをがあり、今日の日程は全部終了しました。今日の参加者は、JR東労組大宮地本から24名(OB・現役)、森ともの方3名、森びとから14名の合計41名でした。大変お疲れ様でした。最後に、「臼沢の森」をバックに記念写真を撮り解散となりました。
スタッフ・サポーターは後片付け後、ミーティングを行い本日の反省点と明日の打ち合わせを行いました。そこに森ともの唐沢さんからドリンクの差し入れがありました。ありがとうございました。
明日も頑張ろう!
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