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2022年4月の17件の記事

2022年4月15日 (金)

イオン環境財団設立30周年感謝の会に参加しました

  昨日(4/14)、公益財団法人イオン環境財団「設立30周年感謝の会」が開催されました。1990年に「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」というイオンの基本理念のもと「水と緑の世紀」になることを願い、イオン環境財団は設立されました。

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 私たち森びとプロジェクトは、NPO時代を含めてイオン環境財団様より助成金をいただき、“山と心に木を植える”活動を支えていただいています。本当にありがとうございます。

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 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインでの開催でしたので、事務所で『森の木魂』第6号の発送作業を進めながら、参加をしました。20220415_083837

 冒頭の岡田卓也理事長から設立の経緯、活動の紹介や感謝などが語られました。来賓として出席した岸田総理とマハティール・ビン・モハメド元マレーシア首相からの祝辞がありました。続いて、竹内和彦東京大学未来ビジョン研究センター特任教授より「里山の展望~人と自然の共生~」基調講演があり、その後ディスカッションが行われました。また、インドネシアの植樹地や日本各地の植樹地を中継で結び、木々の生長報告や感謝の言葉が語られていました。最後は、6月に退任される岡田卓也理事長から岡田元也副理事長に長年使用されていた鍬を託されました。

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               事務所前の花壇

    30年先を見据えたイオン環境財団の事業には、いのちあふれる美しい地球を、未来の子供たちに健全な状態で引き継ぐために、今を生きる私たちの使命として常に平和を願い、地域に根ざして社会と環境に貢献し続けることが貫かれていると思います。

   森びともイオン環境財団とともに歩んでいけるよう、地道に活動を継続させていきます。

(運営委員・小林敬)

20220412_143057_3事務所近くのハナミズキ

2022年4月11日 (月)

初の夏日を感じた足尾・松木?

    昨日(4月10日)みちくさに8時20分に到着し、天気は快晴、気温は14.5度、風も無く大変さわやかな朝でした。

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    午前中は松村宗雄さんと、湿地の新植樹地の排水の設置された場所に行き、水を集めるのはどうすれば良いか知恵を出し合いました。その後、みちくさ周りの3か所の階段の修繕をマンノウと唐鍬で行いました。この作業が終わると、松村宗雄さんは、みちくさの畑を耕してニラを植えていました。

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    12時過ぎ、みちくさの温度は25度を超え、今年初の夏日になりました。さすがに長袖のシャツの袖をまくりました。

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    本日初めての来舎は、足利市から来られた若い男性と女性です。女性の松木沢に来ての感想を聞くと「パキスタンやアフガニスタンの岩場と同じですね」との返答に驚きました。話を伺うと、その女性はタイの方と分かりました。机のノートには「いいところです」と日本語と英語とタイ語で足あとを記して頂き、ストラップと手ぬぐいをお買い上げいただきました。また、育樹のカンパも頂戴しました。ありがとうございました。

    13時過ぎには、旧ヘリポート跡地でカメラを構えていた笠間市から来られた60歳代の男性です。双眼鏡で空を見ているが、目的のものと出会えなかったと、残念そうでした。

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    その後、川口市から来られた御夫婦は「昨日も夕方にここに来たが、今日もクマの写真が撮れない」「また来てみたい」と、ファイト満々でした。

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    みちくさで多くの皆さんと久しぶりに出会うことができた良い1日でした。来舎された皆さん、またみちくさにお寄り下さい。

Photo    本日の作業者は、松村宗雄さんです。夏日の中の作業お疲れ様でした。

(舎人:済賀正文、放射線量は、0.92μ?/hでした)

 

2022年4月 9日 (土)

1か月ぶりの作業を待ちわびていました

 穏やかな晴天が続き、南相馬市の道の駅周辺には鯉のぼりが青空の中で元気よく泳いでいる様子を見て、私たちを歓迎しているくれているようでした。今日の森作業は1か月振りの苗場作業となり、各スタッフも作業前から張り切っている様子がうかがえました。早速、岩橋恵美スタッフが準備したホットコーヒー、うめ茶を飲みながら打ち合わせとなりました。今日の作業は、ポット内の草取り、噴霧器による除草剤散布、水撒き作業をすることとしました。202249_23

202249_24 今回、新たに購入した噴霧器のメンテナンスと除草剤の注意事項について資料を確認したのち作業にあたりました。松林副代表は「絶対に苗木には散布しないように気を引き締め、無事作業が終わりました」と報告がされました。

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 休憩タイムでは、先日のシンポジウムの感想を出し合いました。初めてのオンライン会議に参加して、講演者の熱意やパネラーの取り組み・活動に共鳴し、危機感が一層自分に伝わりました。今後も「山と心に木を植えること」を継続していきたいと、話されました。

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 作業終了後、今回開催する第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭会場の小高区塚原地内に全員で行くことにしました。北隣には第7回植樹祭会場(2019年6月2日開催)もありますので、併せて苗木の生長と森の散策をすることにしました。

7_5              奥の森は第7回植樹会場10202249_4

 植樹会場は、すでに重機によって盛土づくりが行われていました。北隣には植樹をしてから3年を迎えようとしている第7回植樹会場がありますので、木々の生長と散策を通じて気が付いたことをお互いに出し合いました。木々が2~3メートル生長し、下草もなく環境が良かったのでは。しかし、小動物によって木の根がかじられて一部枯れていた木がありました。また、鳥や風に運ばれて植樹をしていないキリの木が大きく生長ししていました。ヤブツバキの赤の花が可憐に咲いており、心が癒されたとの報告もありました。

202249_31          かなり目立つ桐の木が大きく生長

202249_32  小動物(ネズミ?)に根をかじられ無残に枯れていた

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 第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭(6月5日)の成功に向けて、応援隊は万全な準備体制と全国の植林ボランティアの皆さんと共に成功させていきます。

7202249_3 今日の作業は、渡部代表、松林副代表、小川事務局、山田事務局、岩橋事務局、原田スタッフ、道中内スタッフ、岩橋恵美スタッフ、東城でした。大変お疲れさまでした。(報告・東城敏男)

真夏のような陽気の中で、新植樹地“りんねの森”づくりに汗を流す!

 足尾・松木沢は夏を思わせる陽気で、朝9時の気温が18℃もありました。

 森びと広場の桜も蕾が膨らみ、もうすぐ開花しそうです。松木の杜のスイセンも葉を伸ばし、枯草の中で鮮やかな緑を放っていました。Dscn8098

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 今日、筆者は遊働楽舎(愛称:みちくさ)の舎人担当ですが、森作業には猛者と呼ばれるメンバーが集まっていました。新たな植樹地”りんねの森”づくりの準備をしていました。松木川沿いの植樹地に降りる作業通路用の階段をつくり、獣害防止用の柵を運び入れました。

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 もう一組は、今月29日に行われる中倉山のブナ保護活動の下見に向かいました。下山してきた済賀、坂口スタッフから報告を聞くと、「尾根の一部に雪を残す中倉山の稜線で、厳しい環境の中にあっても元気なブナに会えた」と二人は喜んでいました。

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 今日は、”みちくさ”を訪れる人はいませんでしたが、中倉山のブナに会いに行った人は多かったようです。

 煙害の歴史と足尾の山々の姿を見続けた”無言の語り木”が今、気候変動と向き合っています。いつまでも元気に、足尾の森の回復を見守ってもらえるように、29日は森ともの皆さんと一緒に”孤高のブナ”に恩送りします。

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 今日の森作業は、鎌田、福原、弘永、大野の皆さん。中倉山ブナ保護下見は、済賀、坂口。みちくさ担当は橋倉でした。

(報告 橋倉喜一)





2022年4月 3日 (日)

冬に戻ったような松木の里で森作業に汗流す

 4月3日(日)「みちくさ」オープン2日目、今日の午前中は森作業です。新型コロナウイルス感染症の影響で植樹祭などのイベントが出来ず、木を植えたい方の代わりに森びとスタッフが植樹を代行する「里親植樹」を今年も5月から開催する予定ですので、植樹地である臼沢西の森の土留め作りを行います。

 天気は、小雪がちらつく寒い曇り空。気温は9時現在2℃でした。Img_3150

 甲羅板や鉄筋などの資材は、先日荷揚げをしましたので、万能と大ハンマーだけを持って、いざ現地へ!昨年作った土留めの一部に崩れているところがあるので、手直しと新たな植樹地の土留めを合わせて5段の整備を行いました。前回は、10㎜の太さの鉄筋で石に当たると曲がってしまい苦戦をしましたが、今回は13㎜の太さを使いました。この太さだと少々の石でも砕いて刺さっていくので、スムーズに作ることが出来、ストレスが溜まらずスッキリした気持ちで作業が出来ました。

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 午前中の作業を終えて下山すると雨が降って来ました。作業中に降られず助かりました。雨は冷たく気温も5℃と冷え込んだままです。中倉山も雲が低く垂れこめていました。

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 午後は済賀さんが、29日に開催する「中倉山の無言の語り木(孤高のブナ)保護」活動に使う黒土をビニールハウスの中に広げて乾燥させる作業を行いました。これは、昨年11月の活動時に「(水分が多く)黒土が重たい」との感想を頂いたので少しでも軽くするための対策です。

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 午後から「みちくさ」をオープンしましたが、天気が悪いせいか、松木を訪れる森ともの皆さんの姿はありませんでした。

 本日の担当者は、森作業・済賀、舎人当番・加賀でした。

(報告:森びとスタッフ 加賀春吾)

2022年4月 2日 (土)

心地よい小鳥の囀りが響く中での森作業

 4月2日、足尾の天気は晴天。9時の気温は2℃と肌寒い朝でしたが、12時には気温が12℃に上がり、森作業日よりとなりました。

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 今日は「みちくさ」がオープンする日です。「遊働楽舎(愛称:みちくさ)」を開設してから12年になります。これまで、釣り人やハイカーなど多くの方が“みちくさ”に立ち寄っていただき、交流を深めてきました。今年も新型コロナウイルス感染が続きますが手洗い、換気、消毒などを行い、土曜、日曜のひと時を快く過ごしていただけるようお待ちしています。

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 今日のスタッフ・サポーターは5人です。午前中は、分かれて作業を行いました。

 加賀、済賀、清水の3人は、先日の臼沢の森作業でできなかった、西側の獣害柵の点検・修繕を行いました。鎌田、大野の2人は、午後からのみちくさオープンに向けて、室内の窓拭き、トイレ清掃、食器洗い、ペンキ塗りなどを行いました。その後「りんねの森」の枯れ草刈りと階段づくりを行いました。

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 13時を過ぎても臼沢の森の点検・修繕組が下山してきません。双眼鏡で探すと3人は、まだ山の中腹で作業をしていることが確認できましたので13時30分に先に昼食をとりました。

 14時ごろ降りてきた3人に話を聞くと、西側の中腹から獣害柵の点検を行うと、シカに金網が何か所も破られ、金網の下の土を掘り侵入している場所もあったようです。急斜面で砂地の場所もあり、足を滑らせて滑落しないように神経を使うなど、大変な修繕作業であったことを聞きました。

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 今日の“みちくさ”は、釣り人が通り過ぎただけで、立ち寄る方はいませんでした。

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 “みちくさの庭”のミツマタが黄色い花を咲かせ始めました。足元を確認するとカタクリの紫色の花が可憐に咲き、私たちの目を楽しませてくれました。

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 こぶしは白い花弁が顔を出し始めました。桜はまだ蕾です。これから松木の森は花に包まれます。多くの森ともの皆様の来舎をお待ちしています。

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 本日の森作業は、鎌田、加賀、済賀、清水、そして大野でした。皆さんお疲れ様でした。

(報告 大野昭彦) 

2022年4月 1日 (金)

新年度を迎え、日光板橋城山のこれからを想う!

 今朝、足尾・松木沢の山々は雪に染められていた。冷え込みも厳しく、予報通りの天気でした。

 今日は栃木県ファンクラブのメンバーと、城山の「観桜会」をしに行くことにしました。本当ならば、2年前植樹をしてくれた皆さんや、地域の皆さんと一緒に見たいところですが、新型コロナ感染拡大防止のために諦めました。

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 4人のメンバーは、桜の花に出会える期待を胸に、階段を登って植樹地に着きましたが、ガッカリしてしまいました。早咲きの河津桜は花びらを散らし、それ以外の桜たちは、まだ蕾のままでした。

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 少し気落ちしてしまいましたが、そこは森びと。桜の木の手入れや、まだ小さい広葉樹周辺の手入れ作業を始めました。雪をかぶった日光連山を眺めながら、新鮮な空気を吸い込み、清々しい気分になりました。

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 登山してきた高齢の女性は、「河津桜の咲いてるところを見たわよ! あと4~5年したら綺麗な花を沢山つけてくれるわ!楽しみにしています。それまで生きていなくちゃ!」と笑顔で激励してくれました。

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 この1年、ここ城山で何をしなければいけないのか?県ファンクラブメンバーの頭にいくつか課題が浮かんだ一日でした。草刈りなどの育樹活動、地域の皆さん・子供達との交流、大和木材・福田社長との連携、など温暖化問題を見据えた取り組みが求められます。  

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  「観桜会」が済んだ後、近くの知り合いのレストランで、イノシシ肉入りのカレーランチを食べ、3・26シンポジウムの感想などを出し合いました。途中、線路巡回のJRの皆さんが昼食に立ち寄り、思わぬ出会いもありました。

 今日の参加者は、鎌田、山本、加賀と筆者・橋倉でした。

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