“新松木の杜”の枝伐り作業、雪の花が咲きました。
低気圧の影響で寒の戻りとなった本日3月14日は、朝から雨が降り寒暖計は1℃です。
鎌田さんがナラの薪を持って来てくれたので、ストーブの火力もいつもより強く感じます。暖をとり、コーヒーを飲みながら作業打ち合わせを行いました。午前中参加の加賀さんにポット苗の撒水をお願いし、他のスタッフは“新松木の杜”の枝切りを行うことにしました。
雨に雪が混じるようになり、カッパを着て、ノコギリ、ナタを準備して新松木の杜に向かいました。
“新松木の杜”は東日本大震災が発生した2011年の秋から植樹を開始した場所です。大津波の被害を受けた太平洋沿岸に、「森の防潮堤」づくりを計画していた福島県南相馬市の桜井市長(当時)が植樹に参加していただいた杜です。
足尾での「その土地本来の木による本物の森づくり」は、「南相馬市鎮魂復興市民植樹」へと繋げられ、「いのちを守る森の防潮堤」を目指し南相馬市民の皆さんの育樹活動が行われています。
“新松木の杜”は植えた幼木が7mほどに生長し、葉が茂ると林床に陽が当たりません。草本層が元気になるように、木々の横枝を伐りました。
徐々に雨から雪に変わり、手袋も濡れて冷たくなり、身体も冷えてきます。
枝に雪が積もり、樹氷のようです。紅く色づいたモミジの枝には雪の花が咲き、私たちの目を楽しませてくれます。
昼食休憩で作業小屋に戻り、冷えた身体を温めました。
午後も引き続き新松木の杜の枝切りを行いました。鎌田さんは草刈機で枯れ草払いをしてくれました。
水分を多く含んだ雪のため、積もった雪はシャーベットのようです。
雪の降り続く中での枝切りは“モミジ平”まで進んだところで3時を過ぎ、作業を終了しました。道路を挟んだ北側のカラミの斜面が雪に覆われスキー場のようです。
小屋に戻り道具の後片付けをし、本日の作業を終了しました。
本日の森作業参加者は、鎌田さん、橋倉さん、小川さん、弘永さん、加賀さん(AM)、筆者・清水でした。
(報告:清水 卓)
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