国産大豆で“福は内!”
節分の日、各地で豆まきが行われているが、外国産の大豆をまいて福が来るのかと思ってしまう。日本産の大豆消費量は年間約350万トンと報告されている。このうち国産大豆は約23万トン、他は、アメリカ、ブラジル、カナダ、中国、オーストラリア等から輸入している外国産。遺伝子組換え大豆が化石燃料を大量に排出しながら輸入されている。
明日から余寒を感じながら早春を楽しみたいと思うが今年は違う。本日、今年の梅の開花は観測史上一番早いと報道された。昨年の春、「臼沢の森」で春のぬくもりを満喫していたツキノワグマの親子を思い出すと、暖冬の今年は、熊にとって暮らしのリズムが狂ってしまっているのではないかと思う。
今日は自宅に帰る途中、国産の大豆を探して買い、地球上の全ての生きものたちへ福がくるように豆をまいてみたい。足尾の沢水もタンクに溜まるようになった。わずかな雪が苗木に恵みをくれた。この苗木は足尾・「臼沢西の森」へ植える予定。数年たつと二酸化炭素を吸収してくれる若木に生長する。こんな気持ちをもって“福は内”と叫んでみたい。(理事 大野昭彦)
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