世紀末に生存が不安定にならない“恩送り事業”を若者達と共に!
1週間ぶりに帰宅し、溜めておいた新聞を読むと日本の学生たちも「温暖化の実態を知ってほしい」と、国会議事堂前で集会を開いた記事(写真下)が載っていた。新聞に載せてある写真の看板には、「人からどう思われようが私たちは声をあげる」と書いてあった。
どんな気持ちで温暖化に向き合っているのか、学生たちと話し合ってみたいとおもった。昨日、足尾では久しぶりに雨が降り、乾いた土は雨が吸い込まれていった。足元では、地衣類やネジバナが二酸化炭素を吸い込み、地中からは水分を吸い上げ、その様子はとても嬉しそうであった。
全ての生きものの生存を考える上で避けることが出来ない重要課題は、人は生物社会の一員にすぎないという冷厳な事実から考え、一員以外の生存のために知恵をだすことではないか。「人からどう思われようが私たちは声をあげる」という看板からは、その心が滲んでいる気がする。
今月は当会の通常総会が開かれる。声をあげている学生たちの気持ちに少しでも近づき、地球温暖化にブレーキをかける運動を若者たちと共につくりだしたい。(理事 髙橋佳夫)
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