生物多様な足尾の森作業を次世代の若者たちと行いました
本日の足尾は昨日と変わり、どんよりと曇り空で朝の気温は8℃でした。
今日はJREU八王子の若者10名が臼沢の森作業に来てくれました。前日に当委員会の設立や足尾での植樹の意義について学んでからの現地入りでした。
半数が足尾は初めてとのこと。全員で臼沢に登りました。
10年前に植樹祭に参加した方は、眼下の鮮やかな紅葉に感激する一方、岩だらけの対岸を見て植生の差に驚いていました。
5月に植樹した臼沢の森最上部で、草刈りをし、苗木が大きく生長できるよう、刈った草をマルチングしました。作業中、食害ネットに体長120cmほどの雄鹿が絡まっているのを発見。またキツネや鹿の群れ、猛禽類などを目にして、動物が多くいることに皆さん驚き、感動していました。
紅葉を楽しみながら下山。民集の杜にも行き、植樹年数による生長の違いを見学しました。
昼食では、私のお手製味噌汁で温まっていただきました。そして、栁澤スタッフから森づくりを始めるきっかけから今日までの熱い思いを語っていただき、参加者から感想を出し合いました。
「まさに継続は力なりというように、積み上げてここまで木が大きくなっていることにパワーを感じた」「来年の植樹祭には必ず参加して木を植えたいと思います」など感想をいただきました。
午後は栁澤スタッフともう一度臼沢を登り、鹿が絡まっていたネットへ。鹿の供養をした後、ネットの補修を行いました。鹿が横たわっていた跡には、弱肉強食の生物社会、冬のエネルギーを蓄えるかのごとくたくさんのが小さな生き物が集まっていました。
緑色の魚網を、フェンス向こう側の大きな穴にかぶせて、動物がくぐって入って来ないよう処置をしました。
本日のボランティアは栁澤さんと筆者でした。
事務局・水落一郎
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