想定外の気象から常緑樹の苗を枯らさない森作業
足尾でも台風の進路が頭から離れない数日間です。海水温度が高いということで台風21号は巨大化し、スピードを速めてその進路は日本に上陸するのではないかと報道されています。そんなわけで急きょ、森作業計画の変更と22日の体験植樹の中止を判断しました。その連絡を関係者にしてから森びと広場へ出発。作業小屋の入口に着いてみるとキツネが小屋の番をしていました?
今日の作業は昨日に続き、常緑樹のシラカシ、スダジイ等の苗木をポットに移し替えて、ビニールハウスに移しました。この頃の天気は想定外が多いので、いつ霜が降っておかしくありません。霜で苗を枯らしてしまってはならないと、苗床にある全ての苗をハウスに移動しました。いつもよりもスピードを上げて作業していると、周囲が薄暗くなり、時計を見ると午後4時半を過ぎていました。どうりで雄鹿の遠吠えがあちこちから聴こえてきていました。
台風が連れてくる大雨を予想すると、長屋・「どくだみ荘」の住人は東側斜面のニセアカシヤ林の土壌が崩れるのではないかと心配になります。皿状に張る根の力では大雨の勢いを止められないのではないかと思ってしまいます。ですから対策は“避難する”だけです。よって、森作業は明日で終了することにしました。今日は忙しくも充実した一日でした。
本日のボランティアは仁平と筆者でした。(報告 高橋佳夫)
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