植樹祭の舞台づくり:主役への心配り・・・その①
今年の植樹祭は2カ所で行いました。その1カ所は標高約1千㍍の草地で、2013年には全て植え終わった所。昨年秋にも補植した所ですが、柵を潜って侵入した鹿やウサギ、猿たちの命を育む食堂になってしまった所でした。
「臼沢の森」づくりはこの地でも木々を育てることです。そんなことで今年は、100名の“森とも”に急斜面の階段を611段登って頂きました。ここ3年間、参加者の“森とも”は緩斜面での植樹でしたので、現場のスタッフは、急斜面の階段を苗木10本と移植ゴテ、ポットボトル等を持って登ってもらうことに「申し訳ない」と思っていました。
そこで「できることはやっておこう!」と、穴掘り、草刈り、直前の道具、1千本の苗木等を荷揚げしました。前段には、穴掘りと竹刺し、道具の荷揚げ、そして前日と本番では参加者が登る前に、先発隊が水をたっぷりと吸った苗木400本を揚げました。
スタッフ達は、100名の“森とも”には12年間で育てた「臼沢の森」のトンネルを歩いて少しでも生長した木々を観ていただき、植林地では植える幼木が元気に育つように、丁寧に植えてほしいと願って、主役の“森とも”を迎えました。(報告 髙橋佳夫)
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