標高1千㍍の地に、“森とも”100名が木を植えました
森ともの熱い思いが届き、雲ひとつない晴天に恵まれた植樹祭。 標高約1千㍍の臼沢の森には100名の皆さんが登ってくれました。急傾斜の階段611段を水分が多く含まれた苗木6本と移植ゴテを持って、13年間で育った木々のトンネルをくぐり、登ってくれました。
この地は2013年に植えた所ですが、毎年、鹿、猿、ウサギ、イノシシ等に食べられ、僅かに生き残っている程度になってしまいました。今年から3年間で補植を行い、臼沢の植林に区切りをつけようとしている地です。
この地に100名の“森とも”の森づくりの情熱によって、1千本の苗木を植えられました。
両手に苗木と道具と水を下げ、階段を30分程登ると急斜面の草地。気持ちが良い沢風に当たりながら一休み。
参加者の甲斐犬も苗木運びを手伝ってくれました。
どんな植え方をするのかインストラクターからレクチャーを受けて、足場の悪い地に穴を掘り“頑張って生きろよ!”と声をかけて植えてくれました。
やり終えた“森とも”の皆さんの笑顔はとても輝いている様子で素晴らしく思いました。
実は、植樹祭前日と本番の朝には、400本の苗木等を運び揚げていたスタッフ達がいました。天気予報では雨が降らない日が続くということで、植える前に苗木に水をたっぷりかけてやりました。ひとりで10本の苗木は大変な重さになるため、スタッフは一人20本の苗木や道具を運び揚げていました。
でもその様子は写真のように、晴れ晴れとしていました。天気が異常で熱中症が心配でしたが、看護師さんのアドバイスと“森とも”の注意力で暑さをふっ飛ばしました。
「今度こそは自然の競争に勝ってほしい」(60代男性)、「山を緑することは非常に大変なのですね、疲れましたが良い経験になりました」(30代女性)、など感想をいただきました。
地球温暖化にブレーキをかけ、未来を生きる私たちの命を育む大地に元気を与えられた臼沢の森でした。参加者の皆さん、お疲れ様でした。心から御礼申し上げます。(水落一郎)
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